「来月末の件はわかってるわよね?何かいい案見つかった?!」
3つ年上の姉からの突然の電話。
なぜ連絡をよこさなかったのかとたいそうご立腹だ。
生返事で答えながら何のことだったかと…探りを入れる私。
「お父さん今年60だから!」
誕生日なのは思い出したけどそれでもピンと来ない。
「か・ん・れ・きでしょうが!還暦!」
そういえば、誰を呼ぶだの何をプレゼントするだの、
予約するならどこがいい?とか、
随分と前に相談されていたんだった。
面倒なことは妹にやらせよう!
我が姉ながら変わらないその考え方はわかりやすい…
いやいやまてまて。
還暦といったって、
「赤いちゃんちゃんこ」くらいしかイメージわかないし…
うちの父親は自分でいうのもなんだけど、
同年代の人に比べてまだまだ若いし・・・
少なくとも「ちゃんちゃんこ」が似合うとは思えない。
仕方ない…
姉よ、
今回もあなたの想いにうまく乗せられてあげよう。
なんか無駄に燃えてきたーー!
親が還暦を迎えるが、還暦祝いはいつ誰がすればいいのか?
「還暦」と「干支(十干十二支)」が、
強く結びついているってご存知でしたか?
「干支」といえば、
年賀状には欠かせないあの動物たち(全部で12種類)のことを、
思い浮かべるかたも多いと思います。
還暦に関しての干支とはこの「十二支」に「十干」を加えたもので、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類あります。
甲・乙・丙までならなじみがあるかもしれませんが、
それ以降は読み方すら危ういものばかり…(えっ?!わたしだけ??)
具体的には「①十干」「②十二支」といった組合で、
1年ごとに、
甲子(きのえね)⇒乙丑(きのとうし)⇒丙寅(ひのえとら)と、
いった感じで進んでいき、
1周全部で60通りとなるわけです。
丙午(ひのえうま)という言葉を耳にしたことがないでしょうか?
これも干支のひとつなんですね。
(迷信で災いが起こりやすいとかなんとか… )
60通りの干支を一巡したということで、
生まれ年の暦に還ることから60歳になったことを、
「還暦」として大きな節目をお祝いしましょうとなったようです。
昔は、誕生日という考え方が希薄だったため、
数え年(※)の61歳になる年のお正月から、
節分までの間で行われていました。
現在では、満年齢で数えることが一般的となったため、
誕生日のタイミングでお祝いするケースが増えてきたようです。
(※生まれた年を一歳とし、その後新年のたびに一歳を加えて数える年齢)
今からおよそ100年ほど前(大正時代)の男女の平均寿命はというと、
男性で42.06歳、女性で43.20歳だったそうです。
ところが、
2017年調べでの平均寿命は、
男性で81.09歳、女性で87.26歳
ということは、倍もしくは倍以上の伸びとなっています。
長寿のお祝いは、
古くは、奈良時代から始まったといわれていますが、
こうしてみると長く生きたかたへの想いというのは、
現代とは違うもっと特別なものだったかもしれませんね。
そういう意味では、
一族郎党、人を集めて盛大に当人を囲んでお祝いするというのも、
昔でしたらうなずけます。
ただそこは現代。
家族が主催する場合や勤め先の部下、
先生をされているかたなんかは、生徒さんたちがする場合など、
様々なようです。
還暦と聞くと、 赤いちゃんちゃんこと、赤い帽子のイメージが思い浮かびます。 昔は寿… 還暦祝いのお返しや内祝いは必要か?贈るタイミングや相場はいくら位でどんなもの... - シニアが在宅でブログを書いて稼ぐ おばはんアドセンサー実践記 |
親が還暦を迎えるが、還暦祝いの費用はだれが負担するのか?
ケースにより家族で行う場合は、
兄弟で費用を等分とすることが一般的なようです。
家族の間だけでなく、様々な状況でお祝いをする中では、
当人への想いこそが一番大切です。
参加されるかたたちの中で、
よく話し合われるのが良いと思います。
親が還暦を迎えるが、還暦祝いにだれを呼ぶ?
還暦のお祝いにだれを呼ぶべきなのか?
特段の決まりはないようです。
現在は、
幅広く多様な人との結びつきができるようになりました。
当人にゆかりのある人たちで集まって、
少しでも楽しい時間を過ごせるよう、
祝う側としては考えを巡らせていきたいところです。
一般的には食事会と贈物でしょうか?
還暦の定番といえば、
私でも知っている「赤いちゃんちゃんこ」。
干支が一巡して、赤ちゃんからやり直すという意味がある一方で、
偶然にも、
60歳という年齢(数え年で61歳)は、
実は男女とも「厄年」にあたります。
厄を払う=魔除け=赤い色といったような意味も含め、
還暦のお祝いの席で着ることが定着したようです。
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でもこの「赤いちゃんちゃんこ」、
最近は敬遠されているのだとか。
まぁもらってもその時だけのものですし、
着ること自体が当人にとって“恥ずかしい”というのが、
その理由なのだとか。
60歳といっても元気なかたも大勢いらっしゃいますし、
その気持ちはわかります。
その代わりに、赤い色をモチーフに、
当人にあったものを贈るケースが増えてきているとのこと。
想いのこもった贈物は貰ったほうもきっと嬉しいですよね。
親にはいつまでも元気で居てほしいもの、
脚を乗せるだけで、
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あとがき
さて、いかがだったでしょうか?
還暦の今と昔を比べて、
その時代に合わせて色々と変わってきていることがわかりましたが、
相手に対する想いというところでは変わっていないように感じます。
一方我が家といえば…
お店の予約は、完了!(父のなじみのお店)
お父さんには気づかれないよう、
お母さんには口止めも完了!(うっかりしゃべらないでね)
贈り物は、来週買いにいく予定(ネットでリサーチ済み)
最後に我が姉よ。
ここまでの段取りをした料金をマイナスして、
懐不如意な私の費用負担は、
8:2ぐらいでどうでしょう?
もちろん姉が8のほうで・・・
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