狭い部屋を広く見せるコツと言っても、
賃貸の場合だったりすると、
増築することや、壁をぶち抜くなんて言うことはできません。
そうではなくて、ちょっとしたアイデアで、
部屋を広く見せる方法をあれこれ考えていると、
ちょっと楽しくなります。
でも、広さには限りがあるので、
結局は同じことなのですね。
『よし!ベッドはこっちにおいて、テレビはこの辺に…』
なんて、一生懸命重たいものを動かした結果、
大して広く感じなかったことってよくあります。
それでも、少しでも快適に暮らせるような部屋にしようと、
知恵をふり絞ります。
そんなときのヒントにしていただければ嬉しいです!
狭い部屋を広く見せるコツと工夫は?
一人暮らしの部屋といえばワンルームや6畳の1Kが主流。
そして一人暮らしのインテリアで多い悩みといえば、
「部屋が狭い」「収納が少ない」です。
そこで狭い部屋を広く見せるコツのひとつが、
「背の低い家具でまとめる」です。
背の低い家具をレイアウトすることで、
部屋に視線の抜けを作り、狭い空間を広々と見せてくれます。
ですが、6畳1Kの間取りでは収納スペースには限りがあるものです。
実際、背の低い家具はクローゼットなど、
部屋の収納スペースが大きい方や、
収納する物の量が少ない方におすすめで、
物の量が多い方には現実的ではなく難しいものです。
背の低い本棚やチェストは収納できる量も減り、
入りきらずに部屋が散らかってしまうもとですね。
そこで今回は悩める一人暮らしの狭い部屋を、
すっきりと広く見せるレイアウトや収納のコツを紹介します。
6畳の1K、
ワンルームでレイアウトや収納にお悩みの方は参考にしてみてください。
・部屋の色使いを工夫する
部屋の中の色数を減らす
狭い部屋ではないのに部屋が狭く見える理由には、
物が多くごちゃごちゃしている場合もあります。
その場合、
部屋の中に占める色の数を統一して減らしてみましょう。
家具の色を統一する、
ラグやカーテンの色を統一する、
本や雑誌はBOXで隠すなど、
色数を減らすと部屋がすっきり見えますよ。
・選ぶ家具で工夫する
ミラーの効果を利用する
商業施設などでも、よく取り入れられているのが、
ミラーを使って奥行を出す方法。
奥にまだお店があると思ったらミラーだった、
などと騙された経験のある方も多いと思います。
少し大きめのスタンドミラーは、
部屋に奥行感を出してくれるので取り入れてみましょう。
・収納の工夫ですっきりさせる
やっぱり困りものなのが収納です。
本や洋服があふれて散乱していては、
部屋が広く見えるどころか、
ごちゃごちゃしてスッキリしない部屋になってしまいます。
でも、実際に収納するスペースは限られているので、
部屋の中で収納できる場所を工夫して作ることをおすすめします。
そこでスッキリと収納場所が作れるコツをいくつかご紹介します。
ベッドや棚の下を活用する
ベッドやテレビ台など、脚を高く細めのものにすると、
下に収納するスペースが増えます。
また収納付きのベッドもおすすめです。
ベッド下などぴったりと納めればすっきりした印象になります。
狭い部屋を広く見せる家具の配置は?
・家具のレイアウトで視線の抜けをつくる
部屋の中で、一番視線の抜けるところといえば窓です。
リビングダイニングの窓から見える風景で、
部屋を選ぶという方もいらっしゃいませんか?
この視線をコントロールすることが、
部屋を広く見せるポイントになります。
遠近法の効果を利用する
遠近法の効果を活かすには、
部屋の中で、入り口から窓を奥にして見たとき、
入り口側から順に、背の高い家具から低い家具へと配置していきます。
すると奥行感が出るため、
狭い部屋が広く見える効果があります。
背の高い収納家具は入り口側に、
TV台などの背の低い家具は奥の窓側に置くと、
背の高い家具が見えないので、視線の先が広がります。
・家具をまとめて床を広くみせる
次に、複数ある家具の奥行を揃えると、
より部屋が広々と見えます。
また、家具をバラバラに配置するのではなく、
まとめて配置させます。
家具の置いていないスペースをまとめて作り、
床の面積を広くみせるのがコツです。
・視線の抜けを感じる家具を選ぶ
家具選びでも、部屋の印象は変わります。
視線の抜けがよい家具を選ぶと軽やかに見え、
部屋を広く見せる効果があります。
脚の細いデザインの家具を選ぶ
流行りのアイアンなど、
脚の細いデザインの家具は視線の抜けがよくなり、
部屋を広くみせる効果があります。
・ロータイプのソファを選ぶ
部屋の主役ともいえるソファは、
ロータイプを選ぶと広く見えます。
背もたれの高さが75㎝以下を目安に選びましょう。
ただし、
くつろぎ度重視の方は背もたれが低いと物足りないこともあるので、
よく考えて選びましょう。
・壁やピクチャーレールを活用する
家具を増やすと、どうしても部屋は狭くなってしまいます。
そこで壁を有効活用すると、
場所をとらずに収納スペースを増やせます。
壁につけた棚は、ちょっとした本棚になりますし、
フックはハンガーラックになります。
賃貸でも穴が目立ちにくいタイプもありますので、
空いたスペースを有効活用してみてください。
・ガラスやアクリルの透明感を利用する
ガラスやアクリルも、
ミラーと同じように部屋に広がりを持たせてくれるアイテムです。
ガラスは透き通っているので、
向こう側が見えることで抜け感がうまれます。
よくあるのは、ガラス天板のテーブルです。
部屋の中央にくるようなローテーブルを、
ガラス天板にするとお部屋の圧迫感を抑えられます。
アクリルも透明感のあるものは同じような役割を持ってくれますよ。
狭い部屋を広く見せるコツはカーテンや壁紙の色使いで変わる!
・部屋が明るく見える淡い色を取り入れる
狭い部屋を広く見せるには、
まずは部屋の中の色使いを工夫しましょう。
部屋の中で大きい面積を占める、
壁やカーテン、ラグを淡い色でまとめます。
色は淡い色の代表である白やベージュ、
ライトグレーなどでまとめると開放感がうまれます。
さらに、
家具も白やナチュラルカラーでまとめるとより広く見せられます。
ただし、淡い色だけにするとぼやけた部屋になるので、
クッションや観葉植物などでアクセント色を取り入れるのがおすすめです。
部屋の床がもともと濃いという方も、
明るめのラグで床全体をおおってしまうという方法があります。
部屋が広く見えるワザには色をうまく使う方法があります。
天井に向かって、床・壁・天井の順に明るい色にしていくと、
広く見える効果があるので、
床が濃いからといって諦めないようにしましょう。
あとがき
食事をするテーブルと、
勉強または仕事をするデスク。
どちらも置いているとやはり部屋は狭くなってしまいます。
ノートパソコンなら移動できるからいいものの、
デスクトップパソコンは簡単に動かせません。
そこでテーブルとデスクを兼用にしてしまう方法がおすすめ。
少し大き目で高めのローテーブルなら、
デスクトップパソコンを置くスペースもあり、
ソファに座って作業ができます。
またダイニングテーブルをデスクとして使うのもひとつの方法ですね。
部屋を広く見せる方法、参考にしてみて下さい。