チューリップの花が終わって、
なんとなくそのままにしていたら翌年も出てきた…
ということはありませんか?
もちろん、
そのままにしていても翌年もきれいな花を咲かせてくれることがあります。
しかし、適切な保存方法をすると、
もっと元気できれいな花を咲かせてくれるのです!
ここでは、花が終わってしまった後のチューリップの処理方法と、
より長期間球根を保存できる方法を紹介します。
手順に沿ってチューリップの球根を保存すれば、
毎年のチューリップ畑が一段ときれいになるかもしれません!
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チューリップの育て方で花が終わったらもうおしまい?
🌷花が終わってもまた咲きます!
かわいらしく咲いたチューリップ。
花が終わってしまって、
また来年新しい球根を買って植えなくては…と思っていませんか?
また買わなくても、
今年咲いたチューリップから球根がとれるんです!
適切なとり方・保存方法を覚えて来年にも花を咲かせたいですよね。
🌷そのままにしていても花は咲く
球根植物は多年草なので、
原則はそのままにしていても花が咲きます。
しかし、そのままにしていると、
その年に栄養を使い切っていまし、
翌年の成長に影響してしまう可能性があります。
翌年もきれいな花を咲かせたければ、
しっかりとチューリップの球根を処理することが重要です。
チューリップを来年も咲かせたいとき 球根の保存方法は?
🌷まず花がらを摘む
花が枯れ始める前の6月頃に、
花を摘んでしまいましょう。
もったいないような気がするのですが、
これは花がタネに栄養をわけてしまわないために必要なことなのです。
花がきれいなうちに摘み取ると、
その分、球根に栄養をたくさんやることができます。
葉はすべて残し、花の下で茎を折りましょう。
光合成のために葉は必要なのです。
球根に栄養がいきわたるようにするため、
この状態のまま1週間に1度ほど、液体肥料を与えます。
🌷球根を掘り起こす
葉が枯れ始めたら、球根を掘り起こしましょう。
掘り起こす時期があまりに遅くなると、
球根が腐ってしまったり、病気になってしまったりする可能性があります。
葉が枯れ始めた段階で、
試しに一部掘り起こしてみてください。
球根が大きく育っていたらもう大丈夫です。
🌷球根を保存する
球根のすぐ上で茎をカットし、
球根をそれぞれに分けます。
小さすぎるものや、肌が汚くなっているものは、
花を咲かせられない可能性があるため、破棄しましょう。
掘り起こした球根は水洗いをして土を落とします。
汚い皮は向いてしまっても大丈夫です。
ネットなどの風通しのよい袋に入れて、
日陰につるして乾燥させます。
次に植えるときに分かりやすいよう、
品種別、色別で分けておくとわかりやすくていいですね。
🌷日陰で保存
この記事では冷蔵庫での保存もおすすめしていますが、
翌年に咲かせるのであれば、日陰での保存も可能です。
ネットなどの袋に入れた球根を、
秋の植え付けまで風通しの良いところで保管します。
このときに、球根が傷ついてしまうと、
芽が出にくくなってしまうことがあるため、傷がつかないようにしてください。
チューリップは、春の花壇を彩る代表的な花ですね。日本には、江戸時代に入ってきたと言われていて、当時はとても高価でした。日本で球根栽培が始まって、普及し始めたのは大正時代以降です。昭和初期より童謡にも歌われたことから、いまでは子どもから大人まで、誰もが知っている馴染み深い花となりました。チューリップの球根の植え方、プランターの場合についてまとめました。チューリップの球根の植え方でプランターの場合は?チューリップは秋植えの球根植物で、多種多様の品種があります。その数は5000種を超えると言われていま... チューリップの球根の植え方でプランターの場合は?植える時期や寒冷地での対策は? - 雑学の壺 |
チューリップの球根を保存するときは冷蔵庫か冷凍庫どっち?
🌷長期保存には冷蔵保存!
翌年以降に植えるのであれば、
冷蔵保存がおすすめです。
また、冷蔵庫の寒さに当てることで、
春化処理ができます。
春化処理というのは、
寒さを経験させると、球根が冬と勘違いし、
芽をだしやすくなる現象です。
これは水栽培のときにより有効です。
🌷冷凍の場合は過剰に冷えすぎないようにして
より長期で保存したい場合は、冷凍庫に入れましょう。
球根が直接寒さに当たってしまわないように、
新聞紙などで包んで保存するといいと思います。
🌷間違って食べてしまわないよう注意
球根は、にんにくなど食用のものと似ているため、
食べられそうに見えてしまうかもしれません。
しかし、毒を持ったものもあるため、
食べるのは非常に危険です。
チューリップの球根だと分かるようにして冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
あとがき
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チューリップの球根の保存方法をみてきましたが、
いかがでしたか。
球根を保存するには、
花がきれいなうちに処理をし、
球根に栄養を蓄えさせるということが分かりました。
保存も日陰だけではなく、
冷蔵庫や冷凍庫を使うと長期保存ができるんですね。
適切な保存をして、翌年もきれいな花を咲かせましょう。