どこの家庭にも必ず一つはあるフライパン。
料理で使わない日はありません。
テフロン、鉄、アルミなど、素材も様々で、
価格も安いものから、高価なものまで、種類はたくさんあります。
そんなフライパンの中でも、最も普及しているのが、
「フッ素(テフロン)加工フライパン」です。
焦げ付きにくい使い勝手の良さと、
安価な価格から、絶大な人気を誇っています。
しかし、
時にはうっかりフライパンを焦がしてしまうこともあります。
そんな時は、どうすれば焦げが落ちるのでしょうか?
力任せにこすると、逆にフライパンを傷めてしまいそうで、
どうすればいいかわからない時、
焦げの取り方が分からなくて困ってしまった時、
是非、紹介する方法を試してみてください。
テフロンフライパンを焦がしちゃった!焦げ付きの落とし方は?
1、天日干し
まず、フライパンをきれいに洗い、
一日天日干しにしましょう。
翌日、焦げ付きをよく濡らし、
もう一日天日干ししたら、木のヘラや割りばしで、
表面を軽くこすってください。
このときに、金属のヘラでこするとキズがつくので注意しましょう。
2、水を沸騰させる⇒一晩放置
①テフロンのフライパンに焦げたところが浸るまで水を入れて、
火にかける(中火。強火は厳禁)
②しばらく沸騰させたら、一晩つけ置きにする。
③翌日にやわらかいスポンジでなでる。
テフロン加工が施されているフライパンなどは、
高温に弱く、強くこするとテフロン加工の効果がなくなってしまいます。
水を入れて沸騰させたら、火を止めて、
一晩置いておきます。
翌日、やわらかいスポンジでなでるようにやさしくこすってみましょう。
テフロンフライパンの焦げは、重曹で落ちる?
フライパンの焦げは、重曹できれいにできます。
洗浄用の重曹を入れて、水を沸騰させます。
冷めてから、重曹の入った水を使って、
焦げをそっとこすってみましょう。
重曹を水に溶かして加熱すると、
より強いアルカリ性を持った「炭酸ソーダ(炭酸塩)」に変化します。
重曹より強いアルカリ性を持ち、洗浄効果も高い
「セスキ炭酸ソーダ」も、加熱すれば炭酸ソーダになります。
一般的に「汚れ」は酸性の性質を持っていますが、
重曹は「アルカリ性」であることで、
この酸性を中和させる働きがあります。
重曹がない時は、酢でも代用できます。
中和作用により、
こびりついた頑固な汚れも浮かせて落とすことができます。
これらの方法を試しても、焦げが落ちない時は、
フライパンのテフロン加工などがはがれてしまっている可能性があります。
テフロンが一部だけはがれていると、
熱の伝わり方がムラになって、焦げやすくなります。
この場合は、新しいフライパンに買い替えた方がいいですね。
テフロンフライパンの焦げ付きがベタベタ。どうする?
どうしても落ちない油汚れを、
なるべくフライパンにダメージを与えずに落とすには、
スチームクリーナーがあります。
テフロン加工は、
温度が高すぎると、剥がれてしまう心配がありますが、
スチームクリーナーなら、
100℃くらいの蒸気で汚れを落とすことができます。
テフロン加工へのダメージを最小限に抑えながら、
ベタベタの油汚れをピンポイントで落とすことができます。
毎日使うものだからこそ、
長くきれいに使いたいですよね。
フライパンに焦げ付きが発生する前に、
焦げ付きの予防も覚えておくとよいでしょう。
テフロンフライパンは、
なるべくテフロン加工が剥がれないように気をつける事が重要です。
テフロンは高温に弱いため、強火で加熱しない」ことや、
急激な温度変化でもテフロン加工は剥がれてしまうので、
「急激に水で冷やさない」ことです。
また、料理がテフロン加工を侵食しないように、
「料理したものをフライパンに入れっぱなしにしない」など、
工夫して使用するように心がけましょう。
あとがき
テフロンのフライパンは、
油を使わずに調理することもできますが、
少量の油を使う事で加熱するスピードを上げる事ができます。
油を上手に使って、なるべくダメージを少なくしましょう。
調理道具にも傷をつけないように優しく接していると、
きっともっとおいしい料理ができあがるはずです。
少し知識が増えるだけで、
イライラが少なくなったり、ストレスが減ったりするものです。
食事が美味しくなると、
毎日の食卓が、少し明るくなりそうですね。