冷え性の私にとって寒い冬は大の苦手です。
ことある事に「雪国生まれなのにね…」と、
旦那を含めて周りの人から言われるけれど、
こればかりはしょうがない。
スキーやスノボはその楽しさを知らないけれど、
ストーブやこたつの良さは身に染みて知っている。
そんな中でも、
うちにある電気毛布は、かれこれ5年の付き合いで、
子供のころからのものも入れたら3代目だろうか。
冬の時期、寒さで目覚めることなく、
朝までぐっすりと眠るための必需品なのです。
「電気毛布って電磁波が体に悪いらしいよ…」
おいおい旦那よ、
ふっと現れて何なのその言いぐさは?
今まさに私にとって電気毛布のありがたみを語ったばかりなのに。
そりゃ君は、
昔からずっと暖かい電気毛布は気持ちが悪いとか言って使わずに、
最初だけほかほかな乾燥機派だってことは知ってるけれど…
そういえば、
今使ってる電気毛布もそろそろ買い替え時かな~って思って、
検索してみたら、電磁波の文言があった気がする。
けれど私自身、
何年も使っていて特別体調崩してないしなぁ…
「悪いらしいよ…」
まったくニヤニヤしながらいうことか?!
冗談なのか、嫁の体調が心配なのかどっちなんだー!
電気毛布の電磁波が影響するというのは嘘?
電磁波とは、いくつかのグループにわけることでき、
電気毛布にかかわる部分での電磁波は『電波』と呼ばれる領域となります。
電波以外では、
光や放射線なども電磁波に含まれます。
では、
電波の体への作用はどのようなものがあるのでしょうか?
①刺激作用
電波があたっている金属に触れたり、
電波の影響によって体内で誘導電流が生じた場合に、
『ピリピリ』や『チクチク』と感じることがあります。
これが電波による刺激作用となります。
これは電波の周波数と関連していて、
数十Hzのような非常に低い周波数で感じやすいものとなります。
逆に数百Hz程度となると、
ほとんど感じないものとなります。
低周波治療器などはこの仕組みを応用したものとなります。
②熱作用
電波が人体にあたると、その一部が吸収されます。
吸収された電波のエネルギーは、
熱に変化します。
この熱により体温上昇が起きる生体作用のこと熱作用といいます。
動物実験によりこの熱が一定量を超えると、
体温上昇によるストレスから、
動物の行動パターンに変化が発生することがわかってきました。
この限界値をひとつの目安として、
それを下回る範囲を国内では指針として設け規制の対象としています。
電子レンジはこの仕組みを応用したものですね。
③非熱作用
上記2つに当てはまらない作用のこと。
懸念されている人体への影響には、
次のようなものが挙げられていますが、
電波との因果関係を確実視するほどの成果が出ていないというのが、
現状のようです。
・遺伝子損傷による、突然変異細胞出現やガンの発症
・循環器系への影響で血圧上昇
・神経系への影響 頭痛、睡眠への影響
・ホルモン系への影響 免疫低下、うつ病
・身体機能への影響
電気毛布自体は、
毛布の内部に細くてしなやかな電熱線が埋め込まれていて、
これに電気が流れることで発生する電熱を熱源としています。
使用上、
低周波治療器のようにチクチク感もなければ、
電子レンジのような高周波による昇温もさせません。
残る作用としては、③の非熱作用ということになりますが、
現状ではその影響を示す根拠がとぼしく、
否定も肯定もできない状況であることから、
今後の経過に注目したいですね。
電気毛布の電磁波が影響する症状とは?
電気毛布の電磁波が人体にどのような影響がでるのかについては、
今のところそれを決定づける成果は発表されていません。
電気毛布のように体の近くで使う家電でいえば、
周波数帯は大きく異なりますが、
近年携帯電話が話題となっています。
WHOのがんの研究専門機関であるIARHで2011年5月に、
携帯電話の使用により
『発がん性があるかもしれない(グループ2B)』に分類されました。
はっきりとしていなかった『非熱作用』の立証に光明がさしたようでしたが、
グループ2Bは『人への発がん性を示す証拠が限定的であり、
実験動物への発がん性に対して十分な証拠がない』区分であるため、
こちらについても今後の研究成果に注目したいところです。
ちなみに同じ分類内には鉛やガソリンの他『漬物』があったりします。
漬物に含まれる塩分がその要因のようですが…
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電気毛布の電磁波カット綿なら大丈夫?
電磁波を遮断する素材としては、
主に金属が使われ、
綿がその変わりとなることを実証する文献は見当たりません。
現在発表されている内容を総合すれば、
電気毛布を使用する上では、
電磁波の懸念よりも長時間使用による、
低温火傷などのほうがその実害の程度から注意が必要です。
これらは、
タイマー設定や温度調節を適切に行うことで防ぐことが可能です。
どうしても電磁波が気になるという方には、
発生する電磁波同士を相互にぶつけ合って、
その影響を打ち消し合う仕組みで電磁波軽減を謳った商品も出ています。
あとがき
いかがだったでしょうか?
電磁波(電波)は電気機器を使う以上、
様々なものから発生しています。
電磁波を浴びないよう軽減する早道は、
生活から電気機器をなくせばよいのですが、
近年その範囲は増えることはあっても、
減ることはなかなか考えにくいですよね。
一方で健康に被害をもたらすことが懸念されている非熱作用については、
まだまだその実証に時間が必要なようです。
不安を取り除く意味でも早く良い成果がでることが期待されます。
旦那は電磁波のことが、
全面的に「悪い!」って言い切れないことを、
知ってたからこそニヤニヤしていたのだろうか…
でも、せっかく知り得たことだから、
今度の電気毛布の買い替えは、電磁波を意識してみますか~。