天ぷらは大好物です。
サクサクな食感とジューシーな味わいに加えて食べ方も様々。
どんぶり物から麺類はもとより、
大人から子供まで、みんな大好きな御馳走メニューです。
季節の野菜から旬のお魚など、
そのレパートリーにことかきません。
でも、天ぷらをいっぱい食べたくて作ったのはいいけれど、
残ってしまうこともしばしば・・・
せっかく作った天ぷらだからこそ、
残ったものも少し間をあけておいしく食べたいですよね。
今回は、そんな天ぷら好きなみなさんに、
残った天ぷらでもおいしく食べられるアイディアをご紹介したいと思います。
冷凍の天ぷらを解凍する方法のおすすめは?
天ぷらは揚げた瞬間から、
その美味しさがどんどん失われてしまう食べ物です。
美味しさを損なってしまう理由は、
揚げた油が回ってしまうからです。
あんなにサクサクだった衣は、
いつの間にか柔らかく、
さらに時間がたてばべちゃべちゃになってしまうこともあります。
揚げたてをその日のうちに全部食べきってしまいたいところですが、
お腹に収まる量には限界が・・・
そんな時は、
残ってしまった天ぷらを冷凍保存することをお勧めします。
揚げ油が回ってしまう状態(酸化)を、
保存するときの温度を低くすることで、その進行を遅らせることができるのです。
おいしく天ぷらを冷凍するためのポイントはというと…
①揚げた天ぷらを良く冷ます。
密閉した際に水分が出てしまってせっかく冷凍したのに、
食べる際にべちゃべちゃになる原因となります。
②余分な揚げ油を吸収できるようにクッキングペーパーでひとつずつ包みます。
キッチンペーパーで包んだ方が油をよく吸ってくれそうですが、
衣とくっついてしまって取れなくなることもあるので、
つきにくいクッキングペーパーがお勧めです。
③フリーザーバッグに入れて、できるだけ空気を抜いて保存します。
空気に触れることで油の酸化は進みます。
それを防ぐため、
保存する際は、密閉できる環境でなるべく空気を抜きましょう。
④冷凍庫に入れる際は金属製のトレーを活用する。
できるだけ早く温度を下げるため、
冷凍庫に入れる際は、
熱伝導率の高い金属製のトレー(アルミ製など)を使いましょう。
一方、冷凍したからには、食べるためには解凍が必要ですよね。
電子レンジなどには、
冷凍された食品を解凍するための機能が付いたものがあります。
急いでいる時には便利なのですが、
食品の大きさによっては、解凍ムラがどうしてもできやすいところも。
お肉やお魚でしたら流水解凍という方法もありますが、
天ぷらには不向きです。
解凍ムラが気になる場合や、解凍の時間もたっぷりあるという方には、
冷凍庫から冷蔵庫へ食品を移しての解凍方法をお勧めします。
冷凍の天ぷらを解凍するには自然解凍する?
解凍は、常温での解凍ではなく、
冷蔵庫に移しての解凍をお勧めします。
時間はどうしてもかかってしまいますが、
冷蔵庫内の温度は一定に保たれており、
食品への負担も常温に比べて少ないのが特徴です。
天ぷら食べたい!
と思った日の前日くらいに、
冷凍庫から冷蔵庫に移すのはどうでしょうか?
冷凍の天ぷらの温め方はスチコンとどっちが美味しい?
温め方も色々な方法がありますね。
①油で揚げ直す
揚げる前に天ぷらを水で少し濡らしてから揚げるのがポイントです。
これをするだけで揚げたあとの食感が驚くほどに違います。
②オーブントースターで温める
こちらは油を使いません。
アルミホイルを一度クシャクシャにして軽く伸ばしたものを用意します。
これをお皿の代わりとして、天ぷらをのせて温めます。
凹凸の付いたアルミホイルに余分油が落ちてカリッと仕上がります。
③スチコンで温める
スチコンとは、『スチームコンベクションオーブン』の略語です。
ファンによって熱風を対流させる機能に加えて、
蒸気発生装置によりスチーム機能を搭載したものです。
プロ仕様として有名レストランなどで使われるお店が増えている中、
家電用でも徐々にその製品が増えているようです。
温める際に油をつかわず、
対流ファンにより高温で短時間で温めるため、体にも優しいといえますね。
あとがき
天ぷらを食べるなら、
揚げたてが一番!
というのは間違いのないところではありますが、
食べきれなかった天ぷらも、
今回ご紹介した、ちょっとした工夫の中で、
おいしく食べていただければと思います。