バナナは冷蔵庫に入れると、すぐ黒くなるんですね。
冷蔵庫に入れなくても、
時間が経つと黒くなるのと同じ現象なのでしょうか?
バナナはすぐに黒くなってしまいますが、
どれくらい黒いと腐っているのかわかりにくいですね。
腐ったバナナと、腐っていないバナナの見分け方について、
どの状態のバナナが、いちばんおいしく食べられるかなどを、
まとめてみました。
バナナを美味しく食べるときの参考にして下さい!
バナナが冷蔵庫で黒くなるのはなぜ?その原因は?
購入してきたバナナを、
そのまま冷蔵庫で保管していると、
いつの間にか黒くなってしまったという経験をした方は多いでしょう。
そもそもバナナを冷蔵庫で保管する際に、
黒く変色してしまうのはなぜかという点ですが、
実はバナナからは自身の成熟を促すガスが出ているのです。
そのガスは、バナナの1本1本から出ているため、
房のままになっている購入したままのバナナは、
お互いに追熟のガスを出し合って黒く変色してしまいます。
特に、
バナナを冷蔵庫に入れると、より追熟が進んでしまう傾向にあるので、
冷蔵庫でバナナの保管をすると黒く変色しやすくなってしまうのです。
・バナナを冷蔵庫に入れても黒くならないようにするには
冷蔵庫でバナナを保存するときに、
黒く変色するのを防ぐ方法があるのかと悩む方は多いですが、
実は変色を防ぐ方法はあります。
その方法は様々ですが、
買ってきたバナナをそのまま冷蔵庫に入れることはやめましょう。
上記でも記載してある通り、
追熟するガスがバナナ1本1本から出ているので、
まずは、
しっかりとバナナを1本1本切り離しましょう。
そして、
お互いの発しているガスを冷蔵庫内に充満させないように、
気を付けて保存をすると黒く変色しにくくなります。
・バナナの栄養や効能は冷蔵庫に入れると変わってしまう?
★バナナの栄養
バナナの実には豊富に栄養が含まれており、
コスパが良いので手軽に積極的に取りやすい食材といえます。
バナナは食物繊維やビタミン、ミネラルを含んでおり、
美容にも一役買ってくれる食材のひとつです。
また、
バナナは果物の中では意外にもカロリーが低く、
1本当たり約ごはん茶碗半分ほどのカロリーなんです。
含まれている果糖、ショ糖、ブドウ糖などは、
体に吸収されるスピードがそれぞれ異なるので、
血糖値が緩やかに上昇し、吸収されるので、
ダイエットにも強い味方といえます。
食事にはバランスが大切ですが、
アスリートなどはバナナを主食にする方もいるほど、
その栄養価は高く、注目されています。
★バナナの効能
バナナに含まれる糖質は何種類かあり、
その糖質それぞれが吸収される時間が異なります。
そのため、長い時間エネルギーを補給してくれるので、
アスリート、特に長い時間エネルギーを必要とするマラソン選手などが、
試合前に食べるとよいとされています。
また、バナナは免疫活性力が強い食品なので、
がんや生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。
バナナは、ビタミンやミネラルも含んでいるので美容効果もあり、
さらにはカリウムも多く含んでいるので高血圧にも効果があるといわれ、
果物を選んで食べるならばバナナがおすすめです。
・バナナを冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存する方法
バナナを冷蔵庫で保存する方法①:ラップに包んで保存
バナナは購入してきてから、
しっかりと1本ずつに分けて房から外しておきましょう。
そして、この方法では、
1本ずつしっかりとラップに包んでから冷蔵庫で保存をします。
ラップに包むことで、
自身から発する追熟を促すガスの影響を受けにくくなるうえに、
房から外してあるので、他のバナナからの影響を受けません。
そして、ラップでしっかりと包んでいるので、
冷蔵庫内に追熟を促すガスが充満することなく、
ほかの食品に易経を与えず、
さらにバナナ自体の保存も長くできるのでおすすめです。
また、臭いもかなり抑えながら保存することができます。
バナナを冷蔵庫で保存する方法②:お湯につけてからポリ袋で保存
こちらの方法は、少し驚く方も多かったのですが、
実はメディアでも取り上げられたバナナの保存方法で、
しっかりと実証されているんです。
このバナナの冷蔵庫保存方法のポイントは、
お湯の温度に気を付けて行うことです。
お湯の温度は約50度ほどで、
熱過ぎるお湯を使用してしまうと黒く皮が変色してしまうので、
温度に気を付けて行いましょう。
お湯につける時間は約5分ほどでOKなので、
つけている間はほかのことができますが、
長くつけすぎないように気を付けて行いましょう。
その後、軽く冷ましてからポリ袋にいれて冷蔵庫に保存すると、
変色を防ぎつつ、美味しさが長持ちします。
バナナを冷蔵庫で保存する方法③:切ってからフリーザーバッグに入れて保存
バナナを切ってからフリーザーバッグに入れて保存する方法もありますが、
こちらは皮をむいて切った状態なので、
2~3日で食べきるときに使用しましょう。
保存方法としてはシンプルで、
切ったバナナを並べてフリーザーバッグに入れるだけなので簡単です。
切った状態で冷蔵庫で保存しておくと、
そのままヨーグルトなどのトッピングに使用できますし、
そのままお菓子作りにも使用できるのでおすすめです。
切った分、冷蔵庫での保存期間が短いのが難点ですが、
短期間で食べきるのがわかっているときには便利な方法です。
バナナを冷凍庫で保存する方法④:1本づつラップに包むもしくは切ってからフリーザーバッグで保存
バナナを冷蔵庫で保存する方法とほぼ同じですが、
上記のラップに包んで冷蔵庫保存や、
切ってからフリーザーバッグに入れて冷蔵庫保存と同じ手順でOKです。
保存するときに冷凍庫に入れると保存できます。
冷凍庫に保存することで、
解凍する時間がかかってしまうなどのことはありますが、
そのままシャーベットとしても食べられますし、
フローズンヨーグルトに使っても美味しいですよ。
保存期間はぐんと伸びて、約1か月から2か月ほど持ちます。
バナナは冷蔵庫で黒くなっても食べられるのか?
・皮が黒いバナナ
まずは、皮が黒いバナナについて、お話しします。
皮に黒い斑点が出ているバナナは、
熟して食べごろだと考えられます。
ですから、
皮をむいてみて実に問題がなければ、美味しく食べられると予想できます。
また、皮全体が真っ黒になっているバナナの場合も、
まずは皮をむいてみましょう。
実に問題がなければ、食べることができそうですが、
黒い部分の程度にもよるため、慎重に判断することをおすすめします。
・実が黒いバナナ
続いて、実が黒いバナナを食べても問題ないかどうかですが…。
バナナの実が黒い場合も、
多少であれば食べても問題ないと言われています。
おかしな臭いがしたり、
実の形が変形するほどまで黒くなっている場合は、
注意する必要がありますが、
それらの異常がなく多少黒いだけならなら、食べられると考えられそうです。
しかし、バナナの黒い実は、
食感や風味が通常のものとは異なるため、苦手な方は注意しましょう。
バナナが腐ったときの見分け方は?
黒いバナナの中でも、
食べられるバナナと食べられないバナナの違いや、
食べられないバナナの見極め方などについて、お話しします。
★酸っぱい
実や皮がある程度黒いバナナも、程度によっては食べられますが、
かじってみて酸っぱい味がした場合は、
腐っている危険性があります。
ですから、
食べられないバナナだと言えるでしょう。
酸っぱいかどうかは、食べてみないとわからないこともありますが、
明らかに見た目が真っ黒になっていたり、
バナナの実の形が崩れていたりするケースもあります。
上記のような見た目のバナナを食べる際は、
慎重に判断することをおすすめします。
★異臭がする
バナナは特有の香りがすることもあるフルーツですが、
一般的なバナナの香りとは異なる、異臭と言えるような臭いがする場合は、
食べないようにすることをおすすめします。
臭かったり、明らかに異臭がしていたりするバナナは、
酸っぱいバナナと同様に、腐っている危険性があります。
そのため、異臭がしているバナナを無理に食べようとすると、
健康にも影響が出る可能性もありそうです。
★実が溶けている
バナナの実は柔らかいため、変形しやすくなっています。
多少の変形ならば問題ないケースもありますが、
実が黒い上に溶けて変形しているバナナなどは、
食べられないと判断した方が良いでしょう。
実が黒い上に、溶けてびちょびちょになっていたり、
変形したりしているバナナは、
腐ったり傷んだりしている危険性があると言えそうです。
★カビが生えている
バナナの皮や実は、黒くなるだけでなく、
カビが生えることもあります。
カビが生えているバナナは、
皮や実が黒くなっていなかったとしても、食べることはやめましょう。
カビが生えたバナナは、
食べると健康に影響が出る危険性があります。
ですから、
カビが生えた時点で、そのバナナは食べないようにし、
さらに腐ったりカビが広がったりする前に、
処分することをおすすめします。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は「黒いバナナ」をテーマにして、
バナナが黒くなる原因やおすすめのバナナの保存方法、
黒いバナナが食べられるかどうかといった点についてご紹介しました。
バナナの黒い部分は、程度や種類によっては問題がなく、
むしろ熟して美味しく食べられる証拠である可能性があります。
熟したバナナは美味しく食べられるので、
黒いバナナの種類や程度を把握して、
美味しく食べられるようにしましょう。