夏野菜を育てるのは楽しいですよ!
丹精込めた野菜たちが育っていくのを、
ワクワクしながら見つめています。
そして実った夏野菜たちを、美味しくいただくのです。
これはもう、お味もひとしお!
ピーマン、ナス、トマト、ゴーヤ、枝豆等です。
中でも、枝豆は育てやすく、たくさんできます。
採れたての野菜は美味しいですよね。
プランターでも育てる事ができますよ。
作って楽しく食べておいしい夏野菜は最高ですね!
プランターで簡単に栽培できる夏野菜の種類は?
まず、どこを利用するかで分かれているので、
そちらから説明します。
野菜は、果実を利用する果菜、葉や花を利用する葉菜、
地下部を利用する根菜に大きく分けられます。
・果菜
果実を利用するものを果菜とよびます。
果菜の中には、イチゴやスイカ、カボチャのように、
完熟した果実を利用する種類と、
キュウリやナス、ニガウリのように未熟な果実を利用するもの、
トウモロコシやインゲン、エダマメのように、
未熟な子実やサヤを利用するものがあります。
収穫までは比較的時間はかかりますが、
育ててみたい野菜の上位にあがる人気野菜が多いグループです。
季節になると植えつけられる状態まで育った野菜苗が、
たくさん出回るので、
それを利用すると手軽です。
・葉菜
葉、茎、花蕾、花を利用する野菜の総称として、
分類されているのが葉菜です。
キャベツや白菜、玉レタスのように、
葉が球形になるものを結球野菜、
コマツナやホウレンソウ、水菜のように、
結球しないものを非結球野菜といいます。
結球野菜は野菜苗として販売されますが、
非結球野菜は、
リーフレタスや水菜、パセリなど
一部の野菜を除いて、種をまいて育てます。
非結球野菜の多くは栽培期間が短く、
早いものでは30日で食べることができます。
・根菜
地下部を利用する根菜は、
ダイコン、カブ、ニンジンのように、
まっすぐに伸びた根を利用する直根類と、
地下茎が肥大したイモ類に分かれます。
直根類は移植ができないので、
種から育て、イモ類は種いもを植えたり、
サツマイモのように芋のツルを植えて育てるのが一般的です。
食べる部分が土の中にあるので、
収穫する瞬間のドキドキ感が味わえるグループです。
■畑とプランター栽培は、こう違う
オクラやトウモロコシのように背の高くなる野菜も、
プランターで育てることができますが、
土の量に制約があるため畑ほどには大きくなりません。
実のなる野菜は、花が咲いた分しか実にならないので、
高さが低くなることは収穫量にも影響します。
それは、イモ類や落花生、ゴボウ、大根のように、
土の中で根が肥大していく野菜も同じ。
土が十分にあれば、
その分だけ根が深く伸びて大きなものが収穫できますが
鉢栽培では肥料の奪い合いになったり、
育つスペースの不足によって数が少なくなったり、
実が小さくなることもあります。
また、トマトやイチゴ、スイカ、カボチャのように、
しっかりと受粉することで実になるものは、
畑では風や虫たちに手伝ってもらう受粉作業を、
人が手助けする必要も出てきます。
プランターには、畑にないメリットがたくさんあります。
■プランター栽培におすすめの夏野菜
夏野菜はお手軽に、
野菜苗を使って育てる野菜を中心にご紹介します。
収穫できるまでは少し時間がかかりますが、
毎日背が少しづつ伸びていき、
花が咲き、実が色づいていく姿を楽しみながら収穫できます。
1.トマト・ミニトマト
家庭菜園を代表する人気野菜です。
下の花房から開花して実になり、苗の生長に合わせて支柱に結んでいき、
最終的には1m50㎝ほどになります。
直径30㎝、深さ50㎝以上の大型プランターに1本、
苗はゴールデンウィーク頃に植えつけます。
2.コマツナ
とても育て易いです。
栽培期間が短く、一年を通して育てられる数少ない野菜で、
真冬を除けばいつでもタネをまけるのでタネを買っても無駄になりません。
3.シシトウ・トウガラシ
ピーマンの仲間では、
とうがらし(鷹の爪)と並んで育てやすい野菜です。
植えつけて1ヶ月で収穫が始まり、
小さな果実が次々となるので楽しいです。
4.ニンジン
涼しげな葉も可愛らしい野菜で、
植わっている姿もとても絵になります。
苗はないので、タネで育てます。
7月まきで11月収穫が一番育てやすい時期。
発芽さえ乗り切れれば後は順調に生育するので、
発芽までは水を切らさないようにしっかり管理します。
5.ワケギ、アサツキ
薬味として植えておくととても重宝です。
一般的なネギと異なり、球根を植えて、
地際から3~4㎝残して刈り取っても、
ひと月もすれば再生するのでとても便利。
味も葉ネギよりマイルドなので合わせる料理を選びません。
6.ナス
インド原産で高温多湿を好み、
日本の夏の気候にもぴったり合うので、
果菜類の中では最も育てやすい野菜の一つです。
どれも、定番の夏野菜ですね。
プランターで簡単に栽培できる夏野菜 初心者におすすめ野菜の種類は?
初心者でも簡単に育てられる、おすすめの夏野菜をご紹介します。
1.トマト・ミニトマト
夏野菜と聞いて、
すぐにトマトを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
緑黄色野菜の中でも特に栄養価が高く、
トマトを赤く色づけている色素成分「リコピン」は、
抗酸化作用があるので、免疫力アップの効果が期待できます。
2.きゅうり
きゅうりはさっぱりとした味が特徴で、
暑い時期に食欲が落ちてもおいしく食べられる野菜です。
日本では江戸時代から野菜として栽培されました。
9割以上が水分なので、
体の熱を外に逃がしてほてりを抑える効果が期待できます。
3.枝豆
枝豆はそのままで食べるのはもちろん、
豆ご飯や和え物、炒め物やスープなど、
いろいろな料理に彩りを添えてくれます。
栄養価が高く、たんぱく質やビタミンA、
アミノ酸がバランスよく含まれている夏野菜です。
4.ゴーヤ
沖縄のイメージが強いゴーヤですが、
家庭菜園でも簡単に栽培できます。
ツルがぐんぐん伸びるので、グリーンカーテンとしても活躍し、
暑い夏に欠かせない野菜です。
ゴーヤは独特の苦みがあり、好き嫌いが分かれてしまいます。
5.オクラ
オクラは暑さに強く、夏によく育つ野菜。
夏バテにも効くと言われており、
茹でて切るだけでオクラの栄養を余すことなく食べられます。
6.ナス
ナスはトマトやきゅうりと並ぶ、夏の定番野菜。
水分、ミネラルが多く、夏バテ予防に最適です。
また、
皮の濃い紫色はナスニンと呼ばれるアントシアニンの一種です。
7.ピーマン
ピーマンのほろ苦い味が、
子どものころ苦手だったという方も多いのではないでしょうか。
ピーマンは1株で40~50個ほど実り、1度にたくさん収穫できます。
また、ビタミンやミネラル、
カロテンなどの栄養価が高いことでも知られており、
健康によいとされています。
8.シソ(大葉)
シソは薬用にも用いられ、
日本では古くから栽培されてきました。
シソに含まれている栄養素はビタミン類、カルシウム、
食物繊維などが豊富に含まれ、
特にβカロチンの含有量は野菜の中でも群を抜いています。
9.ししとう
ししとうは正式名称を「獅子唐辛子」と言い、
辛くない唐辛子のことです。
丈夫な性質を持ち、家庭菜園にも向いています。
普段食べている実はまだ熟する前の緑色の状態ですが、
成熟すると赤色になります。
紹介した野菜は、初心者でも育て易いので挑戦してみてくださいね。
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プランターで簡単に栽培できる夏野菜の育て方は?
プランターで育てる夏野菜の育て方を紹介します。
1.トマト・ミニトマト
・トマトの植付けと収穫時期
植付け期:4月下旬~5月中旬
収穫期:7月~8月
トマトの生育適温は25~30℃なので、
暖かくなってから植付けましょう。
苗は茎がしっかりとしたものを選んでください。
水はけのよい培養土に元肥を混ぜ込みながら植付けます。
肥料を与えると実つきがよくなりますよ。
大きく育ったら脇芽はすべて取り除き、
主枝の先端も摘み取りましょう。
主枝1本にすると果実が大きく育ちます。
生育期間中は定期的に追肥を与え、
尻腐れ症を防ぐため、尻腐れ予防スプレーを使ってください。
2.オクラ
・オクラの植付けと収穫時期
植付け期:5月
収穫期:7月~10月上旬
高温を好む野菜なので、
気温が充分に上がってから植付けしましょう。
プランターで栽培する際は必ず元肥をすき込んで、土作りします。
最初は生長がゆっくりですが、
開花してから実が付き始めると、どんどん大きく育ちます。
肥料を多く必要とするので、
実が付いてきたら追肥を欠かさないようにしてください。
3.ナス(茄子)
・ナスの植付けと収穫時期
植付け期:4月下旬~5月中旬
収穫期:6月~10月
水はけのよい土に元肥を混ぜ込んで土作りしておきます。
苗の根を崩さないよう植付けながら、支柱を添えましょう。
最初の花が咲いたら、
その下の脇芽を2つ残し、後は摘み取ってください。
3本仕立てにし、土の上にワラやビニールを敷いて、
乾燥や雑草が生えるのを防ぎます。
害虫対策に時々、
霧吹きで葉の裏に水を与えながら生育しましょう。
植え付けてから3週間後に固形肥料を追肥として、
1カ月に1回、液体肥料を1週間に1回の目安で与えてください。
実つきをよくするために、肥料をたっぷり施すことが大事です。
4.ピーマン
・ピーマンの植付けと収穫時期
植付け期:4月下旬~5月中旬
収穫期:6月~11月
初心者は簡単に管理しやすいプランター栽培がおすすめです。
苗の植付け前に苦土石灰と堆肥や緩効性化成肥料を混ぜ込んで、
土作りしておきましょう。
この時、有機質肥料をすき込んでおくと、
長期で収穫することができます。
プランターで管理する場合、土も水も限られてしまうため、
収穫期は水やりの代わりに液肥で追肥してください。
根元を時々、ほぐしてあげると通気のよい環境を好むので、
生育がぐんとよくなります。
最初に出てきたわき芽は、
勢いのよい左右2本だけを残してください。
3本仕立てにして、支柱を立てて育てましょう。
夏野菜の育て方、
いかがだったでしょうか?
私の経験からですが、ピーマン、ナスは育て易いですよ。
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◆あとがき
野菜を上手に育てるポイントは3つです。
★日当たりよく
日に当たる時間が一番長い場所に置きましょう。
★風通しよく
フェンスのすき間やベランダの中央付近など、
風が通りやすい場所に置きましょう。
★肥料もしっかりと
元肥も追肥も必要です。
追肥は液体肥料を上手に取り入れて。
ポイントをおさえてイキイキ元気に育てましょう。