発酵あずき
発酵あんこは砂糖を一切使っていないのに、
発酵の力で小豆本来の甘みを引き出した、
やさしい味わいが特徴です。
「発酵あんこ」
料理好きの間では、とても人気です。
今話題の発酵あんこの作り方やアレンジレシピもご紹介しています。
あっさりしていて美味しいのでいくらでも食べてしまうのですが、
お砂糖を使っていない発酵あんこには、
ダイエット効果があるのでしょうか?
普通のあんこに比べてカロリーはどうなのか?
発酵あんこを食べる量のカロリーや糖質はどのくらい?
発酵あんこについて、気になることをまとめてみました。
発酵あんこにダイエット効果はあるの?
料理好きの間で、
じわじわと知名度を上げている「発酵あんこ」
砂糖を一切使わずに、
米麹の発酵力で小豆を甘く仕上げたあんこのことで、
実際は「小豆麹」や「小豆甘酒」と呼ばれています。
小豆を発酵させるので、
麹の酵素、乳酸菌、アミノ酸がたっぷり。
むずかしい手順はなく、
やわらかく煮た小豆に、米麹を加えて温めるだけで作る事ができます。
■発酵あんこはこんな人におススメ
・甘いものがやめられない
・便秘がなおらない
・老化がきになる
麹の甘さを活かし、
砂糖を使わずに作った「発酵あんこ」は、
血糖値を急激に上げないのでダイエット中のおやつに最適といえます。
食事をして食べたものが、体に吸収されると血糖値が上がります。
そうすると上がった血糖値を下げるために、
すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンが分泌されると、
血糖値を下げる過程で、血中の糖分を脂肪に変えて、
からだに貯め込んでしまうため、肥満つながるのです。
小豆には不溶性食物繊維が豊富に含まれ、
腸のぜん動運動を活発にし、便秘解消の味方になります。
さらに小豆には、
抗酸化作用の高いポリフェノールがたっぷり含まれ、
肥満防止やアンチエイジング効果も抜群なのです。
■小豆の栄養
・良質なたんぱく質
たんぱく質は体を作るもとであり、
痩せるためには欠かせない栄養素です。
・サポニン
抗酸化作用があり、
コレステロール値や中性脂肪の低下にも効きます。
・カリウム
摂りすぎた塩分の排出をサポートし、
むくみの解消に繋がります。
・亜鉛
亜鉛が不足すると、
太りやすくなると言われています。
・カルシウム
骨の健康に欠かせない栄養素です。
不足すると太りやすくなると言われています。
・鉄分
鉄分は貧血を予防します。
不足すると代謝が悪くなると言われています。
・ビタミンB1
糖の代謝をサポートします。
美肌、疲労回復効果があります。
・ビタミンB2
脂質の代謝をサポートします。
肌や粘膜の健康を維持します。
小豆の、これらの栄養を見ると、
ダイエット効果が期待できますね。
あずき茶をご存じですか?あずき茶の効果が凄いんです!小豆といえば、お赤飯や和菓子に使われているあんこなどで、日本人にはなじみの深い食べ物ですが、実はとっても優れた健康食品なのです。小豆の原産地は、東南アジアといわれていて、日本へは3世紀ごろ、中国から朝鮮半島を経て伝わってきたということです。8世紀に書かれた『古事記』や『日本書紀』にも、小豆について書かれていますし、宮中の儀式や年中行事に使われ、日本では古くから親しまれてきた食材です。おめでたい日にはお赤飯を炊くという風習が残っているくらい、小... あずき茶の効果が凄いと聞いて作ってみた!残ったあずきも工夫次第で美味しく食べ... - 雑学の壺 |
発酵あんこを食べる量はどれくらい?
小豆の摂取量は、
50gで成人の1日の摂取量の半分と言われています。
これを、目安に摂取してみてはいかがでしょうか?
カロリーが少ない発酵小豆ですが、
食べ過ぎは禁物です。
ネット通販で、購入できますが、
簡単に作る事ができますので、自宅で作ってみましょう。
材料
・小豆(乾燥) 200g
・米麹 200g
・水 600㏄
作り方
①あずきを水で洗い、水気を切った後、
鍋にあずきが十分浸かる程度の水(分量外)を入れて火にかけ、
アク取りを行う。
沸騰させたまま約2分あずきを茹でます。
火を止めてザルでこす。
②①のあずきと水600mlを炊飯器の釜に入れ、
お粥炊きモードで炊飯する。
炊き上がりは全体を700~750gにし、60℃前後になるまで冷ます。
(水が飛びすぎた場合は加水。生麹使用の場合は50~60g煮汁を捨てる)
③②に米麹を加え、あずきとよく混ぜ合わせ、
もう一度炊飯器に入れる。
④炊飯器の蓋を開けたまま濡れ布巾を1枚被せて、
炊飯器の保温モードのスイッチを入れる。
その後、2~3時間おきに1回よく混ぜ合わせながら、
8~12時間発酵させる。
⑤総量が約800gになれば出来上がり。
麹の白い粒が気になる場合は、フードプロセッサーにかける。
■発酵あんこのアレンジレシピ
・発酵あんこコーヒー
ホットコーヒーに、
発酵あんこ(大さじ1)を加えて混ぜながら飲みます。
発酵あんこは、甘味が少ないので、
アイスクリームやフルーツなどの
甘みのある素材にトッピングするのもおすすめです。
・トーストにのせる
朝ごはんに食べるなら、トーストにのせて食べましょう。
バターで食べるよりも小豆でタンパク質や食物繊維も補給できます。
そして、甘さでお腹も心も満たされます。
お手軽で、パンに乗せるだけですので、
朝ごはんを作る手間もそんなに掛かりません。
・アイスにのせる
発酵あんこを、冷凍してアイスにしてみましょう。
通常のアイスと比べて、糖質は半分ですみます。
また、自然の甘味で、血糖値の上昇も抑えられます。
発酵あんこのカロリーや糖質はどれくらいあるの?
まず、発酵あんこの糖質とカロリーは下記の通りです。
ゆで小豆 143kcal
米麹 286kcal
…発酵あんこ(100g)のカロリー 429kcal
糖質 83.4g
ゆで小豆 143kcal
砂糖 384kcal
…通常のあんこ(100g)のカロリー 527kcal
糖質 123.4g
発酵あんこは、
糖質とカロリーが、カットされているのが分かりますね。
|
あとがき
発酵あんこだけではなく、
その他の発酵食品
(納豆・ヨーグルト・チーズ・みそなど)にも言える事ですが、
発酵させることで、得られるメリットは、
・栄養価のアップ
加齢とともに減ってしまう酵素を補うことは、
体内にある酵素を手助けしてくれます。
・保存期間が長くなる
微生物の働きによって長期保存を可能にしている。
・美味しくなる
発酵させることでグルタミン酸という旨味成分が増えるため、
美味しくなるとも言われている。
などが、挙げられます。
メディアにも、取り上げられている
「発酵あんこ」取り入れてみては如何でしょうか。