暑い季節になると、
食べたくなるのがそうめんやひやむぎですね。
そうめんやひやむぎ、同じように見えますが、
違いは説明できますか?
パッと思い浮かばない方はきっと多いと思います。
私もその一人でした。
つるっとのど越し良く食べられるので、
ついたくさん食べたくなってしまい、カロリーも気になります。
ここでは、そうめんとひやむぎの違いと、カロリーの違いを調べました。
また、
うどんやそばとも比較して、
何が一番ダイエットに向いているか考えてみましょう。
そうめんとひやむぎはどう違うのか?
・太さで区分されている
そうめんとひやむぎの違いはずばり、太さの違いにあります。
JAS規格(日本農林規格)の乾めん類品質表示基準で、
そうめんは1.3mm未満
ひやむぎは1.3mm以上1.7mm未満
うどんは1.7㎜以上
というように、それぞれの麺の直径で区別されています。
しかしこの区分は機械製造の場合に限られています。
・手延べの場合は区別できないのです。
手延べ麺の場合は1.7㎜未満であれば、
そうめんでもひやむぎでもいいことになっています。
これは、手延べでは、
機械のように細かく太さを調整するのが難しいためだと言われています。
JAS規格でそうめんとひやむぎが区分されるようになったのは、
機械で麺が作られるようになって、
細いひやむぎや太いそうめんが出回り、区別が難しくなったためのようです。
・色付きの麺の由来も
スーパーなどで売られているそうめんやひやむぎに、
色付き麺が入っているのをみたことがあると思います。
自分のお皿に入っているとあたりを引いたような、
ちょっとラッキーな気分になりませんか?
これはもともと、
そうめんかひやむぎかを目で見てすぐわかるように、
ひやむぎにだけ色付き麺を入れていたようです。
いまではそうめんにも色付き麺が入っていたり、
あえて色付き麺だけを売っていたりするところもあるみたいですね。
そうめんとひやむぎではどっちがカロリーが高い?
・機械製麺か手延べ麺かで違いがある
上記でも機械製麺と手延べ麺が出てきましたが、
カロリーも機械製麺と手延べ麺で違いがあるのです。
そうめんとひやむぎのカロリーは?
そうめんとひやむぎのカロリーはそれぞれ、
機械製そうめん約370kcl
機械製ひやむぎ約340kcl
手延べ製そうめん約335kcl
手延べ製ひやむぎ約330kcl
というデータがあります。
その一方で、ゆでてしまえば違いはない、
そうめんとひやむぎは成分が同じなので違いはない、
とするデータもあり、大きな違いはないように見えますね。
・乾燥麺と手延べ麺の違いは?
機械製麺とはその名の通り、機械で製造されているものです。
大量生産が可能なため、安価で出回っているものが多いです。
手延べ麺は人の手によって作られています。
従来は油などを混ぜて作られていて、カロリーが高くなっていましたが、
技術の進歩により油などのカロリーが高くなる原因になるものを、
混ぜなくても作れるようになったため、ほとんど違いがなくなったそうです。
職人さんの技術に感謝ですね!
そうめんやひやむぎに比べてうどんやそばのカロリーは?
・カロリーが一番高いのはうどん?
うどん、そば、そうめんとひやむぎのカロリーを比べると、
そうめん・ひやむぎ 356kcl
そば 263kcl
うどん 263kcl
と、意外にもそうめんとひやむぎが一番高いという結果になりました。
・カロリーだけではないダイエット要因
そうめんやひやむぎのカロリーが高いにもかかわらず、
ダイエットにおすすめされることがある理由を調べてみました。
そうめんやひやむぎは、
薬味と一緒に食べることによってダイエット効果が期待されるようです。
また、薬味やトッピングを変えたいろいろな食べ方ができるため、
継続して食べやすいため、ダイエットが続きやすいという効果もあるようです。
うどんやそばを食べる場合は、
かき揚げなど高カロリーなものも一緒にとりたくなる一方で、
そうめんは鶏肉などヘルシーなものと一緒にとることが多いのも、
ダイエット効果が期待される要因でしょうか。
・飽きずにバランスよくとれるもの
うどんやそばがワンパターンになりがちなのに比べて、
そうめんは食べ方にいろいろなパターンがあります。
最近はとくに、そうめんに食べ飽きてしまった方へ…
というようなレシピがたくさんでてきています!
何を食べるにしても、
食べ過ぎないことやバランス良く続けられることが大事ですね。
あとがき
そうめんとひやむぎは製法の違いで、
明確に区分されていることが分かりました。
材料は同じ小麦粉なので、
カロリーもほとんど変わりないようですね。
うどんやそばと比べても、
食べ続けられることが利点だと分かったので、
アレンジを楽しみましょう。
食べすぎには注意です!