広島風お好み焼きと関西風お好み焼きの違いは?生地や作り方はどう違う?
お好み焼きには、広島焼きと関西焼きがあります。広島風、関西風というと、論争が起きそうなので、ここからは、広島焼き、関西焼きとさせて頂きます。まず、お好み焼きの歴史から見ていきたいと思います。お好み焼きのはじまりは、小麦粉を水に溶いて平らに焼いたものでした。その後日本に渡り、千利休が茶菓子として確立させて、人々に食べられるようになったのです。茶菓子からたこ焼きの原型とも言われるちょぼ焼き、明治時代にはもんじゃ焼きと変っていったと言われています。戦後の昭和初期にアメリカから小麦粉が支給され、米不足に陥っていた中で重宝されながら、関西でも広島でも主流として使われてきたという歴史があります。広島焼きの場合は、水で溶いた小麦粉の上にネギを乗せて焼いた「一銭洋食」がはじまり。ネギよりも安価でボリュームアップができるキャベツを使うようになり、さらに大人のお腹を満たせるようにと、麺を入れるようになって、今の広島風お好み焼きが誕生しました。時代によって変化を遂げ、今のお好み焼きに至ると言われています。お好み焼きの歴史は、戦後の一銭洋食からだと思っていましたが、千利休の時代までさかのぼるんですね。