動物の年齢を人間の年齢に換算すると?ペットのイヌやネコの寿命はどれくらい?

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よく動物の年齢を、
「人間でいうなら〇歳くらい」などという言い方をします。

動物園で「このゾウガメは今、100さいなんですよー。」
って言われても、なかなかピンと来ない。

もちろん、充分長生きなのはわかるのですが、
はたしてゾウガメの一生からしたら、どのぐらいに当たるのか、
イメージがわきません。

そんな時、
「人間でいうと40歳くらい、壮年期ですね!」
と言われれば、確かにわかりやすいです。

動物の年齢を、人間の年齢に例えるには、
その動物が子供を作れるようになる『性成熟年齢』と『死亡年齢』を、
ヒトの場合と対比して算出するわけです。

  

動物の年齢を人間の年齢に換算すると?

ヒトの場合は、およその性成熟年齢を15歳、
平均寿命を80歳として算出します。

そうすると、
例えばある動物が生後1年で繁殖ができるようになって、
平均5年 生きるとしたら、
その動物の1歳は『人間の15歳』5歳は『人間の80歳』となるわけです。

2~4歳は、15と80の間の65年分を、
4で均等割りにすれば求められますから、
2歳は「およそ人間の31歳」3歳は「およそ人間の48歳」
そして4歳は、
「およそ人間の64歳」に相当するということになるわけなのです。

こういう風に説明すると、いたって簡単なようですが、
実際にはそんなに簡単なものではありません。

というのも、
動物の年齢を人間に例えるためには、
その動物の寿命がわからないといけないからなんです。

しかし、野生動物の寿命は、
人間以上に環境に作用されるからなのです。

エサがたくさんあれば長生きできますが、
エサが少なかったら飢え死にして、短い寿命となってしまうからです。

生息地の気候や環境などによっても、
大きく変わってきます。

動物園での状況にしても、
個体数が少なければ、その個体が生きた年数はわかっても、
種としての平均寿命を割り出すことはできないのです。

また、動物の中には、魚のようにたくさんの子供を産んでも、
小さいうちにほかの動物に食べられてしまい、
成体になる数はわずかなものもいるのです。

すると平均寿命が1歳にもならないなんてことなってしまうのです。

そんなわけで、動物の平均寿命は調べることが難しく、
はっきりとしたデータがある動物は少ないのが現状なのです。

動物の年齢を人間の年齢に例えるのは、
動物に親しむためには目安になるのですが、
そのためにも、
その動物について詳しく知る必要があるということになるのです。

生後2年の犬と猫、人間に換算すると25歳だって!

野生動物の場合は、
寿命がはっきりとわかっていない動物も多いのですが、
ペットして人間の暮らしに溶け込んでいるイヌやネコについては、
およその寿命や年の重ね方は良く知られています。

ペットのイヌやネコの平均寿命は?

ここで、彼らがどのようにして、どんな風に年を取るのか、
ご紹介しましょう。

種類や性別などによっても差はあるのですが、
イヌやネコの場合は、
はじめの1年で、人間でいうところの20歳になり、
その後は、1年に5歳ずつ年を取っていく感じです。

厳密に言うと、もう少し細かく見る必要があるのですが、
それがおおよその目安となります。

野良ネコの場合、平均寿命は約5年といわれていますが、
ペットはネコもイヌも最近は長生きになってきて、
寿命はだいたい15年くらいといわれています。

人間で言うと90歳くらいまで生きられるようになってきました。

ペットのイヌやネコの年齢を人間に換算すると?

そこに至るまでを見ていくと、
生まれて初めの1年で大人になっているのですから、
生後1年は月を追ってグングン成長することになります。

まず、生後3週間くらいで人間の生後5か月から半年、
ミルクから離乳食に切り替わり、
1か月半で人間の1歳、自力で排泄ができるようになります。

3か月経てば、
人間の4歳くらいでイタズラ盛りというところです。

6か月も経てば早くも人間の12歳まで成長し、
性成熟の時期を迎えます。

そして、8か月は人間の15歳、
10か月では18歳に相当し、
生後1年で人間の20歳となり、大人の仲間入りを果たすのです。

大人になってからは、イヌ・ネコの2歳は、人間で言うと25歳。

人間に飼われているイヌやネコの場合は、
『食べて、寝て、遊ぶ』のが仕事のようなものですから、
まだ、やんちゃに楽しく遊んですごしています。

2歳6か月にもなれば人間でいう28歳くらいです。

食べる量は増えていないのに、
なんとなくお腹周りが“おや?”という感じになってきます。

7歳にもなれば、人間の50歳くらいなので、
だんだん老化を意識したほうがいい時期になります。

そのため、
市販されているペットフードも、1~6歳はアダルト用ですが、
7歳以上は『高齢用』となっていて、
この年齢で切り替えるのです。

そして、8歳は人間の55歳
9歳は人間の60歳、10歳は人間の65歳という具合に、
一年に人間の5歳の割で年齢を重ねていくのです。

中型犬や大型犬の場合は、
寿命がもう少し短いといわれているので、
中型犬は寿命を13年として、
9歳以降は一年で人間の10歳分、
大型犬は寿命を10年と考えて、
6歳以降は人間の10歳分、
それぞれ年を取ると考えればいいのですね。

あとがき

ワンちゃんやネコちゃんは、今やもう、家族同然!

いえ、家族以上に心のよりどころになる存在かも知れません。

話すことはできないけど、
私の気持ちを一番よくわかってくれていると感じます。

いつまでも一緒に暮らしたいと思うけど、
私がいなくなったらどうなるかと思うと、
心配でたまりません。

いつまでもそばにいてほしい大切な存在の年齢は、
知っておきたいですよね。