春に植える花で多年草は?苗からプランターで簡単に育てられるのは?

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毎年花が咲く多年草は、
ガーデニングには必要不可欠な草花ですね。

今回は、春に植える多年草や、
苗からプランターで簡単に育てられる多年草について
紹介したいと思います。

春に植える花で多年草は?

多年草は、
一度植え付けると、
数年にわたって成長する植物を指します。

冬でも茎や葉が常緑のまま残り、
翌年も花を咲かせます。

春は植物の芽吹きを強く感じられる季節です。

暖かな日差しを浴びながら
ガーデニングを楽しみましょう。

初心者の人は、
育て方がかんたんで
手入れのいらない多年草や宿根草を、
小さな花壇に寄せ植えしてみましょう。

■春に植える花 多年草

・アスチルベ

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開花時期 5月~7月
草丈  20~80cm
花色  白、赤、ピンク、紫

アスチルベは、
初夏に淡い小花を円錐形に咲かせる花です。

半日陰でも丈夫に育ち、
ジメジメした湿った日本の気候にあっている宿根草です。

はかなげな風情がありますが、
梅雨の長雨にも耐える強さをもっています。

苗は3月~4月に植え付けましょう。

株が横に広がるため広い庭がおすすめです。

・シラン(紫蘭)

開花時期 5月~6月
草丈  40~70cm
花色  紫、白、ピンク

シラン(紫蘭)は、
地植えでも鉢植えでも丈夫に育つランです。

元々、日当たりのよい
草原などに自生していた野生の植物のため、
夏の暑さや乾燥にも強い特徴があり
初心者にも育てやすい多年草です。

苗は3月~4月の暖かい日に植え付けましょう。

美しく可憐なシランは、
雨に濡れた姿にとても趣があり、
日本の美を感じさせてくれるため
和風の庭におすすめです。

・チョコレートコスモス

開花時期 5月~11月
草丈  30~70cm
花色  黒、茶、赤

チョコレートコスモスは、
カカオのような香りを漂わせる
落ち着いた色の多年草です。

珍しい花色のため近年人気があります。

夏の暑さに強く、
春から秋まで長く咲くことが特徴です。

苗は4月~5月に植え付けましょう。

深みのある花色は
どのような花ともあわせやすく、
おしゃれで洗練された雰囲気のある花壇に仕上がります。

・ローズマリー

開花時期 11月~5月
草丈  30~200cm
花色  白、青、ピンク、薄紫

料理の香り付けなどに使われるローズマリーは、
コンパクトに育つため地植えにも鉢植えにもできます。

細くすっきりした葉には可憐な雰囲気があり、
華やかな花と組み合わせた寄せ植えにも向いています。

苗は4月~5月に植え付けましょう。
常緑性があり、
暑さ寒さに強いため、
グランドカバーやハンキングにもおすすめです。

・芝桜

開花時期 4月~5月
草丈  20~100cm
花色  ピンク、白、青、紫

芝桜は、
桜のような小花を芝のように広げて咲かせます。

地植えの場合は、
どんどん増えるため
花の絨毯が敷かれているように見えます。

苗は3月下旬~6月下旬に、
20~30cm間隔で植え付けましょう。

茎が傷つくと枯れてしまうため、
人が踏まない場所に植えます。

また花壇の縁取りや石垣などに植えると、
土の流失を防いでくれます。

・アジュガ

開花時期 4月~6月上旬
草丈  10~30cm
花色  ピンク、青紫

アジュガは洋風の花壇に人気の多年草です。

寒さに強い特徴がありますが、
暑さに弱いため
日陰に地植えするほうが元気に育ちます。

苗は3月上旬~6月上旬に植え付けましょう。

ほふく性のある茎を横に大きく伸ばします。

根が浅く乾燥に弱いため
直射日光の当たらない場所や、
家や他の樹木の陰になる場所に植えましょう。

・ジャスミン

開花時期 3月~5月、7~11月(品種による)
草丈  1~3m
花色  白、黄、ピンク

甘い香りが人気のジャスミンは、可憐な花を咲かせる植物です。南国原産のため、暑さに強く寒さに弱い特徴があります。

苗の植え付けは3月下旬~4月下旬、朝霜が降りないくらい暖かくなったころ行いましょう。

日当たりのよい場所を好み繁殖力も強いため、庭に植えたものはほったらかしでもどんどん広がり毎年美しい花を咲かせます。

常緑性のため花後は伸びすぎた枝を剪定して樹形を整えましょう。

・ヒメツルソバ

開花時期 4月~11月
草丈  10~20cm
花色  ピンク

ヒメツルソバは、
金平糖のような小花を咲かせる多年草です。

ピンク色のかわいらしい見た目に反し、
とても強い繁殖力をもち
ツルを伸ばして横に広く育つため、
コンテナ栽培より地植えがおすすめです。

苗は3月~4月に植え付けましょう。

暑さと乾燥にも強く、どんどん増えるため
苗の間隔は30cmほど空けたほうがよいです。

伸びすぎた部分は
花後に剪定をして見た目を整えましょう。

他には
「マツバギク」
「マツバギク」
「グラジオラス」
「ダリア」なども、
おススメの春に植える多年草です。

春に植える花で苗から簡単に育てられるのは?

春に植える多年草の苗で、
簡単に育てられる花を紹介します。

■ラベンダー

ラベンダーといえば、
北海道富良野で有名な花で
梅雨入りする前に開花時期を迎える花です。

花が咲くのは
5月半ばから6月の半ばぐらいまでの一ヶ月ほどで
植え付け時期は
3月下旬から4月上旬ぐらいとなっています。

またラベンダーとえいば、
紫の鮮やかな花です。

実はハーブとして使えるので、
ソフトクリームに使われたり
精油として使われたりと万能に使える植物で
育て方は品種によりますが難しくはありません。

青空と紫のグラデーションが綺麗で
初夏の爽やか季節を感じられる植物です。

・ラベンダーの育てかた

育て方自体は比較的簡単ですが
土質が少しむずかしく水はけ、
保水力、肥料持ちのよい土を好みます。

腐葉土と赤玉土中粒をメインに
パーライトなどブレンドすることをおすすめします。

開花時期は短いため
そんなに肥料は必要ではありませんが
開花時期を含めた成長期には
緩効性化成肥料を追肥します。

水やりは土が乾いたらたっぷり与え
日当たりがよく風通しのいい場所で育てます。

品種によりますが
季節によっては
西日を避けたほうが良い品種もあるので
苗を購入する時は注意してください。

■ネモフィラ

ネモフィラの開花時期は4月・5月で
植え付け時期が
2月半ばから4月なのですぐに開花します。

ネモフィラは
小さな背丈と澄んだ青い小さな花が特徴で
自然に枝分かれし広がるようにして咲くので、
鉢やプランターの縁から広がるようにして咲きます。

一年草で北アメリカ原産のため
暑さには比較的弱めですが
育て方はそこまで難しいことはなく
ガーデニングでも
グランドカバーとして利用できる植物です。

春に咲く青い花はたくさんありますが
その中でかなり小型の種類になります。

・ネモフィラの育てかた

水やりの過多になると根を傷めるので
土の表面がしっかり乾いてから与えるようにして
施肥は露地や大きな花壇では必要ありませんが
容器栽培の場合は生育状況や開花時期などを考えて
液体肥料を与えるようにします。

■ナデシコ

ナデシコといえば
日本人女性の美しさを表現する言葉として、
大和撫子、
女子サッカーのなでしこJAPAN
などを聞いたことがあると思います。

なぜこのような言葉や扱いにされているかと言うと、
ナデシコには、
日本だけにしか自生してない固有種があるからです。

開花時期は4月~8月で
品種によっては四季咲きのものもあります。

植え付け時期は3月~5月と9月、10月になります。

季節に関係なく花を楽しむことができるのと
寒さに強いのでガーデニング初心者でもおすすめです。

・ナデシコの育てかた

日当たりのいい場所で
風通しの良く水はけの良い土を好み、
植え付ける前に少量の苦土石灰を混ぜておきます。

どの植物も基本的には水はけの良い土好みます。

乾燥には比較的強いですが
品種によっては少し弱いものもあり
土の表面が乾くと与えるようにしましょう。

施肥は真夏と真冬以外は
月に一回追肥をするか
液肥を10日に一回のペースで与えるようにして
断続的に肥料の成分が行き渡るようにします。

開花する前に水切れを起こすと
開花しにくくなるので注意が必要です。

春に植える花でプランターで簡単に育てられるのは?

春にガーデニングをするなら
暖かい季節らしい
カラフルな花を見ていたいのではないでしょうか。

春らしい、カラフルなお色で、
鉢植えや、
プランターで簡単に育てられる花を紹介します。

■ペチュニア

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ラッパのような形の花が特徴のペチュニア。

品種改良が盛んに行われていることから、
花色や見た目、草丈は品種によって様々です。

自分好みの花を選んで、育てる楽しみがあります。

開花時期が長いことから、
春のガーデニングに定番の植物としても知られています。

いくつかの
違う品種のペチュニアを寄せ植えにするだけでも、
華やかな庭やプランターを演出できます。

また、
シルバーリーフやカラーリーフを
ペチュニア同士の間に添えると、ボリュームがでます。

■ベルフラワー(オトメギキョウ)

ベルフラワーは、
シベリアを原産とする耐寒性の高い常緑性の多年草です。

一度植え付けると、
毎年紫や白色をした、
釣鐘型のかわいらしい花をたくさん咲かせます。

草丈は10~20cmで、
根元から枝分かれして
直径30~40cmほどに広がって生長します。

庭に植え付けるときは、
草丈が低く、広がって生長する性質を利用して、
草丈の高い黄色や白の花と並べて植えると、
互いを引き立て合うことができます。

■オステオスペルマム

オステオスペルマムは、
南アフリカを原産とするキク科の多年草です。

花びらは軽やかな色をしているのに対して、
中心が濃く色づく姿が特徴敵で、
1つだけでもインパクトがあります。

特に寒さに強く、
-6度ほどまで枯れる心配がないことから、
庭に植え付けるのも安心。

花も3~5cmほどと小さいので、
丸い姿に仕立てて、花壇や鉢植えで楽しみましょう。

カラフルな花壇にしたいなら、
ぜひ取り入れたい花です。

■ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)

ポーチュラカは、
春らしい明るい色合いの花をたくさん咲かせる多年草です。

1つ1つの花の寿命は1日と短いですが、
次々と新しい花を咲かせ、
春~秋までの長い間楽しむことができます。

また、
葉っぱが多肉質で水や栄養をためこむことから、
暑さや乾燥に強いことも、
ガーデニングに利用しやすいポイントとなっています。

あとがき

春は、
ガーデニングを本格的に始める季節なので
何を植えるか迷います。

その中でも、
マリーゴールドやネモフィラなど
小さな花は植えやすいのでおすすめです。

また花言葉が良いマーガレットやナデシコなども
育てるのも良いかもしれません。

春に植える植物は
花以外にもスイカやオクラなど
野菜を植える時は
マリーゴールドと一緒に植えると
病害虫を予防してくれるのでおすすめです。