高校の卒業式で保護者代表が挨拶する内容は?スピーチの文例や注意することは?

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人前で話す事が苦手なので、
保護者代表でスピーチするという事はありませんでした。

卒業式は毎年あることですから、
前年に保護者代表でご挨拶された方に訊いてみると良いですね。

それをお手本にして、
少しアレンジすると良いのではないでしょうか。

内容や、例文などを紹介したいと思います。

  

高校の卒業式で保護者代表が挨拶する内容は?

内容というワードに、ちょっと戸惑っていますが…

こういう文章で挨拶をしましたという内容の物を紹介したいと思います。

・春の息吹が感じられます今日この頃、
卒業生に対しましてこんなにも心のこもった温かい式を開いていただき、
親子共々感謝の気持ちでいっぱいでございます。

振り返れば〇〇学園高等部ならではの、
季節感あふれる多種多様な趣向を凝らしました行事や、
イベントがたくさんございました。

事前のご準備、
計画等さぞかし大変だったことと推察いたします。

私ども家庭では連れていけないような場所にまで足を運んでいただき、
貴重な体験活動をたくさんさせていただいたこと、
あふれる笑顔いっぱいの子どもたちの写真を見るたび感激しておりました。

卒業後も写真をめくるたび様々な楽しい思い出がよみがえってきて、
きっと元気が出てくると思います。

さて、在校生の皆さん、
いつも一緒に学んだり遊んだりとまるで兄弟のようでしたね。
どんなときも助け合って、
励まし合った皆さんのおかげで、
とっても楽しい毎日をおくることができました。

卒業生のお二人は、とても照れ屋さんだから、
うまく言葉にするのがほんの少し恥ずかしい様子ですけれども、
皆さんと過ごしたかけがえのない日々は、
生涯忘れる事の出来ない大切な宝物となりました。

本当にありがとうございます。

〇〇先生はじめ諸先生方の、日々親以上の温かい眼差しと、
真っ直ぐな情熱を、
根気よく子どもの心に寄り添いながら、
たくさんの愛情を降り注いでくださいましたこと、
本当にお礼の申し上げようもございません。

私や福島にいる祖父母が、
学校はどうかと息子に尋ねますと、
息子は必ず、
「○○の先生はいい、
やたらに怒らない、褒めてくれる、だからやる気が出る、一緒に遊んでくれるよ。
あれが本当の先生だ。良い学校だよ。心配いらない」
と力説しております。

子どもは正直です。

その言葉に嘘はございません。

〇〇学園高等部でお世話になって本当に良かったと親子共々感じております。

心より感謝申し上げます。

縁という言葉がございます。

振り返ればこれまで様々な出来事がありましたが、
〇〇学園高等部に入学して、
ここにいらっしゃる皆様にめぐり合うためのものではなかったのかと、
今改めて感じております。

〇〇学園高等部で学ばせていただきました事が、
今後の子どもたちの大きな自信と心の支えになると確信しております。

温かい造りのこの校舎、豊かな自然、素敵な友達、
そして素晴らしい先生方がいらっしゃるこの〇〇学園高等部が、
一番の母校でございます。

勝手なお願いではございますが、
卒業後も元気がなくなったり、迷ったりそういった場合には、
フラっとおじゃまさせていただくこともございます。

今後とも温かいご支援を頂戴できれば大変うれしく存じます。

約1年間という短い期間ではございましたが、
人を成長させるのは時間ではなく、
その時その時お一人お一人が一生懸命本気で関わってくださったという事を、
子どもの成長を通して教えていただきました。

このような穏やかな気持ちで卒業できます事は感無量でございます。

こういった感じではないかと思います。

高校の卒業式で保護者代表が挨拶するスピーチの文例は?

卒業式は、
生徒たちが小学校から高校までの間に経験する、
もっとも盛大な式典であり、しかもおごそかな儀式です。

そのため、
式辞・祝辞など大人たちによるスピーチの多いことが特徴となっています。

そして、
その最後を飾るスピーチが、保護者代表による謝辞です。

保護者代表の謝辞は、
小中高校の卒業式にあってもっとも卒業式らしいスピーチと言えます。

儀式・式典でのスピーチに不慣れな保護者が多いと思われますが、
それにもかかわらず、
たくまずして感動的なスピーチになることが珍しくないようです。

スピーチする人の強い思い入れが、そうさせるのでしょう。

そういう点から、
保護者代表の謝辞は、その方の心の赴くままに話せばよいと思われます。

ただし、謝辞に関する常識的なマナーやルールがありますので、
そのような改まった言葉遣いのサンプルとして謝辞の例文を紹介します。

「僭越(せんえつ)とは存じますが、卒業生の保護者を代表いたしまして、
ひと言お礼の言葉を申し述べさせていただきます。

本日は、子供たちのために立派な卒業式を催していただき、
誠にありがとうございました。
校長先生をはじめといたしまして諸先生方、ご来賓の皆様に、
心より御礼申し上げます。

さて、新入生のころから今日に至るまで、
担任の先生方より子供たち一人ひとりに対して親身のご指導を賜りました。

お蔭様にて、子供たちは豊かな社会性を育み、
それぞれの能力と個性を伸ばして、
大人への成長の階段をまた一段のぼろうとしております。

これもひとえに皆様の献身的なるご尽力と、
ご指導の賜物と深く感謝申し上げます。

子供たちは今日この学校を巣立ちますが、
心は同窓生として永くここに留まることでしょう。

諸先生方には、
今後とも折に触れて子供たちにお叱りと励ましを与えていただけますよう、
勝手ながらお願い申し上げます。

最後になりますが、
□□学校のご発展とご臨席の皆様のご健勝をお祈りいたしまして、
私からのお礼の言葉とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。」

文例として、紹介させて頂きました。

高校の卒業式で保護者代表が挨拶する内容で注意することは?

・文章の構成はどうなっている?

こういった挨拶などは、
ある程度パターンにそって文章を作るとやりやすいです。

大まかな構成を書いておきます。

導入文
本文1
本文2
本文3
結びの文

いくつかパターンがありますが、このパターンを覚えておくと、
今後もいろいろと役に立つと思います。

構成の次に、
内容のパターンをいくつか書き上げてみます。

・保護者代表としての挨拶
・時候の挨拶
・先生へのお礼
・来賓の方へのお礼
・学校で行われたイベントや行事の思い出
・子どもたちが成長したことへの喜び
・子どもたちの未来への思い
・先生たちが子どもたちにどのように接してきてくれたか?
・今日の日付と自分の名前

この内容を、よく使われている言い回しで作って、
先ほどの構成のパターンに当てはめていくと作りやすいです。

謝辞や挨拶といったものは、何かを伝える作業です。

その時に大切なこととされていることがあります。

それは、4W1Hというものです。

いつ (when)
どこで(where)
誰が (who)
何を (what)
どうする(how)

これをはっきりさせるのが、まずは大切です。

特に、誰に何を伝えるかはとても重要です。

文章ができたら最後に見なおして、
修正を行って完成になります。

その時の注意事項です。

・身体に関する言葉を使わない
・両親に関する言葉を使わない

公的な場所なので、それなりの配慮が必要です。

大勢の前でスピーチする場合に共通の内容ですが、
体に関することは触れないほうが無難です。

また、子どもたちの前でもあるので、
父親や母親という言葉は極力控えることと、されています。

代わりに保護者と言い換えます。

これは、当たり前のマナーとされていることですね。

それ以外の注意点は、
できるだけコンパクトにまとめることです。

話す時間にして3~4分ほどです。

あとがき

フォーマルな場所でのスピーチなので、
あまり砕けた内容は、ふさわしくないこともあります。

そこで、できるだけ個性的な文章を作りながらも、
卒業式という公的な催しにふさわしい文章の作り方をご紹介してみました。

かわいい子どもたちの卒業式です。

心のこもった謝辞を作れるよう、祈念しております。