写真を撮るときの掛け声 はいチーズはもう古い?はいチーズという由来と海外の言い方は?

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私が子供のころ、
写真を撮るときは「ハイ!チーズ」って言っていました。

つい最近、
写真を撮ったのですけど「ハイ!笑って~」でした。

元々の「ハイ!チーズ」の意味も知らなかったので調べてみました。

  

写真を撮るときの掛け声『はい、チーズ!』はもう古い?

写真を撮るときの掛け声、
その大定番““はいチーズ””。
ほとんどの人がこの言葉を発したことがあるでしょう。

でも、ちょっと待ってください。

この掛け声、恥ずかしくないですか?

みんな普通に言えるんですか?

という意見も最近多い様ですね、恥ずかしいのだそうです。

世の中の人は“はいチーズ”に対してどのように思っているのか?
恥ずかしいと感じる人はどのくらいいるのかを調べてみました。

71%以上が“はいチーズ”は恥ずかしいという結果が…

何と、7割以上の人が、
“はいチーズ”を言うことに恥じらいを感じたことがあるという結果に…。

これだけ恥ずかしいと感じている人がいるのにも関わらず、
数十年の間、
他の掛け声に取って代わられることなく地位を保っているのもある意味すごいです。

「ハイ!チーズ」は、もう古い、恥ずかしいと言われているんですね。

写真を撮るときの掛け声ではいチーズっていう由来は?

・そもそも“はいチーズ”の由来は?

“はいチーズ”の由来は、
細かく言ってしまえば複数の説が存在するようですが、
基本的には、
アメリカで写真撮る際に使われていた英語の“Say Cheese!”が有力なようです。

日本では、
1963年に放映されていた雪印乳業のCMで使われて広まったと言われています。

何となく想像は出来るでしょうが、
“チー”の発音の時の口が広がりによって笑顔になるから、
ということで一般化したようです。

お気づきの人もいるかもしれませんが、
2つのおかしな点に気付いてしまいました。

“チーズ”の発音、
英語のほんまもんの“cheese”の発音であれば大丈夫ですが、
日本人のチーズの発音であれば必ず最後に“ウ”の口の形になるわけです。

写真を撮る側は、
“チー”の時にシャッターを切らないといけないことになるのですね。

しかし、
そんなことしたら「撮るのが早い」と言われてしまします。

もう一つが、
そもそも日本における“はいチーズ”は、
写真を撮る側の掛け声になってしまっていて、
撮られる側はほとんどの場合“チーズ”と言ってないのではないでしょうか?

観光地で写真撮影を求められたと想像してみてください。

こちらの“はいチーズ”に対して、
相手側が“チーズ”って言うか?・・・まず言わないですよね。

ということから、導き出した一つの結論ですが、
“はいチーズ”は、
日本では意味がないのではないかという事ですね。

ちなみに“はいチーズ”が言えない人は“撮りまーす”、
“いきまーす”と言って撮る人も多いでしょう。

“はいチーズ”が大嫌いな人のアンケートでも上位にランクインしています。

恥ずかしいという理由だけでなく、
マナー的な配慮も影響しているのかもしれませんが、
「これから自分はあなた方を撮ります」という、
当たり前の事実を発するだけのものであって、
掛け声とは言えないかもしれない…のです。

そして、
時と場合によってはノリの悪いやつだと思われてしまうかもしれません。

いろいろ調べてみたのですが、
ここまで「ハイ!チーズ」を否定しなくてもいいと思うんですよね。

「ハイ!チーズ」」の世代としては、なんだかね…。

・“はいチーズ”に代わる掛け声は?

ここで、“はいチーズ”に次いで有名なのが、
“1+1は?”という掛け声。

確かにこれであれば、“2(ニー)”となり口の形は笑顔を引き出しまします。

しかも撮る側が疑問形で投げかけることにより、
撮られる側の“ニー”をうまく引き出せます。

実際、プロのカメラマンから“はいチーズ”を聞いたことはないが、
1+1は?は聞いたことがありますね。

調査結果からは、少数派のユニークな掛け声もあがっています。

・バタ~!(50代男性)
・ふとんが吹っ飛んだ!!(60代男性)
・スパゲッティー(40代女性)
・yeah,ok(20代男性)
・はな、とぅる、せっ(30代女性)

結果、理にかなったものもあれば、そうでないものもありますし、
その場の雰囲気で、
ハッピーな瞬間が撮れればそれでいいのかもしれないですね。

写真を撮るときの掛け声 海外では何て云う?

・英語は「セイ、チーズ!」

まずは、
地球語とも呼ばれる万能な英語からご紹介します。

日本に旅行に来る外国人の人はたくさんいますが、
一見何人かわからないことも多いですよね。

そんなときは、とりあえず英語を使ってみるのがベストです。

英語で「ハイチーズ」は「Say Cheese!」です。

そのままなので覚えやすいですよね。

他にも「3…2…1!」とカウントダウンすることもありますし、
「Smile!」と言ってもOKです。どれも短くて簡単ですね。

写真を撮った後は、
お礼を言われるのが一般的だと思います。

英語のお礼はもちろん「Thank you」や「Thanks」ですよね。

そして、「どういたしまして」は、
「Your welcome」と勉強した方が多いのではないでしょうか。

でも、実際に英語圏の方とお話しすると、
あまり「Your welcome」は使わないような気がします。

私の周りでは「No problem」や「Any time」を使う人が多いです。

是非このような表現にもチェレンジしてみてください。

・中国語は「イー、アール、サン!」

お次は、中国語です。

最近は日本中、中国人旅行客でにぎわっていますよね。

観光地に行くと必ず数人の中国人とすれ違います。

こんなにたくさん中国人が来ているのに、
中国語を話せる日本人は少ないですよね。

中国人にシャッターを頼まれたら、
是非中国語を使ってみましょう。喜んでもらえること間違いなしです。

中国語では、シャッターを押すときに、「3…2…1!」ではなく、
「1…2…3!」と言うのが一般的です。

英語と逆なのでちょっとややこしいですね。

中国語の発音は「イー、アール、サン」です。

「いち」は「イー」、「に」は「アール」、「さん」は「サン」です。

1の音は日本語とよく似ていますし、
3はそのままなので覚えやすいと思います。

2だけちょっと難しいですね。

「アール」の発音は英語で「R」と言うときの発音に近いです。

「ル」ははっきりとは言わず、
下を巻くようなイメージで発音すると良いと思います。

そして、中国語の「ありがとう」ですが、
こちらはみなさんご存知の通り「シエシエ」です。

他の言い方はあまり使いません。

使うとしたら「シエシエニー」か「シエシエニン」くらいだと思います。

「ニー」は「あなた」の意味で、「ニン」は「あなた」の丁寧な言い方です。

では、お礼を言われたらどう答えたら良いのでしょうか。

こちらもいろいろな言い方がありますが、
一番簡単な言い方をご紹介します。

それは、「ブーヨンシエ」です。

漢字で書くと、「不要謝」。

つまり、「お礼はいりません」という意味です。

「ブーヨン」は「ふよう(不要)」なので、日本語の音と似ていますね。

・韓国語は「ハナ、トゥー、セ!」

お次はお隣、韓国語です。

韓国は距離が近いので、やはり観光客も多いですよね。

日本から韓国に旅行する方も多く、人気の国だと思います。

そんな韓国では、
どんな「ハイチーズ」が使われているのでしょうか?

少し前は、
なんと「チャーキムチ!(ハイ、キムチ!)」という言葉が使われていたそうです。

たしかに「キムチ」の「チ」は口を横に広げて発音するので、
「ハイチーズ」と同じような効果が期待できそうですが、
なんだかおもしろい掛け声ですよね。

日本だったら、「ハイ、納豆!」と言っているような感覚なのでしょうか。

写真を撮る時にそんなことを言われたら思わず笑ってしまいそうです。

残念ながら、今では「キムチ」を使うことは少なく、
中国語と同じように「1…2…3!」と言う方が多いようです。

その方が写真を撮られる側も心の準備ができて良いかもしれません…。

韓国語で「1…2…3!」は「ハナ、トゥー、セ!」です。

「いち」は「ハナ」、「に」は「トゥー」、「さん」は「セ」ですね。

お隣の国ですが、日本語とはかなり違います。

でも、2の発音は英語と似ているので親しみやすいですね。

韓国語で、
「ありがとう」が「カムサハムニダ」であることは日本でも有名ですね。

韓流スターが言っているのも耳にします。

「カムサハムニダ」が「ありがとう」であるのに対し、
「どういたしまして」は「チョンマネヨ」と言います。

けれど、ちょっと堅苦しい返事になってしまうので、
ちょっとラフな「どういたしまして」も覚えておきましょう。

・タイ語は「ヌーン、ソーン、サーム!」

世界第二の観光地といえばタイのバンコクですよね。

他にも、
日本人に大人気の綺麗なビーチのあるプーケットやサムイ島もタイにあって、
日本人のタイ人気は不動のものとなっています。

さらに最近はタイ人が日本に観光に行くことも増えてきました。

特に冬には、
雪を見るために日本に行くタイ人が多いようです。

では、タイ語の「ハイチーズ」は何でしょうか?

実は中国語や韓国語と同じで「1…2…3!」と言います。

こうやって見ると、
「3…2…1!」という英語の方が少数派なのかもしれませんね。

「1…2…3!」は、タイ語の発音では、
「ヌーン、ソーン、サーム」と言います。

「いち」は「ヌーン」、「に」は「ソーン」、「さん」は「サーム」です。

日本語と全然違うじゃないかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、
実はタイ語の「サーム」の発音は日本人が聞くと「さーん」に聞こえます。

「ム」は「mu」ではなく、「m」の音です。

口を閉じて「ん」と言うと近い発音になります。

なので、日本人には「さーん」と聞こえるのです。

タイ語の「ありがとう」は性別によって違います。

男性は「コップンクラップ」、女性は「コップンカー」と言います。

「クラップ」と「カー」はそれぞれ「です」の意味ですが、
これが性別によって違うのです。どうぞご注意ください。

「どういたしまして」も同じく、男性と女性で違います。

男性は「マイペンライクラップ」、女性は「マイペンライカー」です。

難しかったら「マイペンライ」だけでも大丈夫ですよ。

「マイペンライ」は、タイ人の合言葉のような言葉で、
「大丈夫!」という意味です。

お礼を言われたときだけではなく、謝られたときにも使えます。

いろいろな場面で使える万能な一言なので覚えておいて損はありません。

「微笑みの国タイ」と言われる通り、
タイ人はいつも笑顔!

タイ人とお話しするときは、笑顔で接してくださいね。

あとがき

旅行をしていると、
どこの国でもつい英語を使ってしまいますが、
是非現地の言葉も使ってみてください。

きっとその国の人と仲良くなれると思います。

また、日本に来ている外国人の観光客の方にも、
彼らの国の言葉で話してみてください。

みなさんの「おもてなし」の心に感動してもらえるのではないかと思います。

そおして、素敵な笑顔の一枚を、記念写真に納めましょう!