ゴシップの意味や語源は何?英語の名付け親と初めて日本語訳されたのはいつ?

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ゴシップと聞くと、スキャンダル記事と答えるくらい、
週刊誌に関連している言葉だと思います。

私は、間違ったという意味だと思っていましたが、
本当は、どういう意味なんでしょうか?

聞きなれている、言葉ですが、
意味をよく分からずに使っている事もあるので、
どういう意味なのか、紹介したいと思います。

  

ゴシップの意味や語源は?

「ゴシップ」の意味は?っですが…

「ゴシップ」とは、英語で「gossip」と書き、
意味は「おしゃべり、うわさ、風聞、伝言」などです。

一般的にはうわさ話の意味で使われています。

どのようなうわさ話かというと、
風聞のように風のたよりに乗ってきたうわさとか、
本当か嘘かわからない内容まであります。

ゴシップは、うわさ話の意味ですが、
そのうわさは100%本当のことというわけではありません。

ゴシップの内容としては、
あまり人に知られたくないようなこと、
後ろめたいことなどの内容がほとんどです。

世間の人たちが楽しんでうわさしたり、
話題として盛り上がるからでしょう。

このことから、ゴシップは良いうわさ話ではなく、
本人からすれば後ろめたいような内容のうわさ話、
でたらめなうわさ話なども含めたことを意味します。

「ゴシップ」の意味の語源は?ですが…

もともとゴシップという言葉は「ゴッド(神)」と、
「シブ(親族)」というふたつの単語でした。

これらの単語を合わせて「名付け親」という意味になります。

そして、名付け親が話すうわさ話というように意味が変わり、
さらに陰口という意味までも含まれていきます。

そこから、
現在の「ゴシップ」のような悪いうわさ話の意味になりました。

「ゴシップ」の意味の類語ですが…

★チャット

チャットという言葉が使われているのをみることが多くなりましたが、
「チャット」は、英語で「chat」と書き、
意味は「 歓談する、 話し、お喋り、世間話」などです。

チャットは、人と人がペラペラお喋りをするようすを意味しています。

ただ人と人が話すというより、チャットが意味するお喋りのようすは、
お互いがうちとけていて楽しくお喋りしているとき、
うわべだけの内容ではなく心を割ってお喋りしているときなどです。

このことからチャットは、
家族、友達、恋人、
なんでも話せる同僚や上司などの仲の良い人たち同士が、
楽しく世間話や自分自身のことを話していることを、
意味したいときに用いましょう。

★スキャンダル

「スキャンダル」は英語で「scandal」と書き、
意味は「 不祥事、陰口」などです。

新聞やニュースなどでよくスキャンダルという言葉が使われているので、
聞いたことがあるでしょう。

そのスキャンダルの内容とは、名誉を汚すような事件の意味です。

スキャンダルは、ゴシップのように悪ふざけや嘘の意味はありませんが、
うわさのようなものもあります。

ですが実際に起こってしまった事がらなどが多くあります。

スキャンダルは、好ましくない事件の中でも名誉を汚してしまい、
恥になるような内容のことです。

有名人や公職の人たちに使われているところをよく見ます。

ですが、私たちも職場や知人の多い地元では、
スキャンダルが出てくることがあるでしょう。

スキャンダルを起こすと、
今後の自分の損でしかないので気をつけましょう。

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ゴシップ 英語の名付け親という意味は?

先ほどもお伝えしました様に、
元々は、名づけ親という意味だったようです。

そして、ゴシップの意味は、
個人的な事情についての、興味本位のうわさ話とお伝えしましたが、
元々は、違う意味だった様です。

再度、説明すると…

英語gossipからの外来語。

英語では、「god(神)+sibb(親族)」を語源とし、
本来は名付け親の意味で使われたようです。

それがやがて、名付け親がするようなうわさ話という意になり、
さらにかげ口という悪いニュアンスを伴うようになったという事です。

最初は洗礼の時の名付け親(立会い人のようなもの)の意味だったのです。

また 名付け親と本人は近い間柄なので、
それが 親しい友の意となり、
友達同士で 知人の消息などを語り合うことから、
うわさ話しの意味も生まれたと言われています。

一説には 16世紀頃から おしゃべりの意も生まれ、
19世紀以後 無駄話などを指すようになったともいわれています。

ゴシップが日本語に初めて訳されたのはいつ?

ゴシップと言う言葉が 日本に入ってきたのは江戸末期頃らしく、
『英和対訳袖珍辞書』1862年には「多言する女 多言」との訳で出ています。

また 大正時代の『外来語辞典』1914年では、
「閑話 無駄話」となっており、
この頃 ゴシップは雑誌や世間話を指していたようで
阿部次郎の『三太郎の日記』には、
「雑談する(ゴシップする)」ともあります。

人の噂話、特に悪口や陰口を言うことは、
イケナイコトとは分かっていながらも ついつい調子に乗って言ってしまう…

人間の性とでも言うのでしょうか、
自分の事も 悪口や陰口をどこかで言われているかも知れないのですから。

兎も有れ 人の噂話は、程々にしておいたほうが良いようですね。

あとがき

ゴシップの意味は、お喋りや噂などの意味があり、
あまり人に知られたくないようなこと、後ろめたいことなどの内容、
でたらめなことなどでした。

ニュースのように報道されることもあるゴシップですが、
ニュースと違うのは、世間の人たちが楽しんでうわさしたり、
話題として盛り上がることをメインに作られている意味があることです。

ゴシップは好き・嫌いが分かれますが、
すべて鵜呑みにせず、
娯楽として楽しむくらいがちょうど良いのではないでしょうか。