デマとガセの違いとは何か?語源の由来や使い方と類義語は?

ネット社会が進んだ昨今。
情報が多方面で豊富になった一方で、
その真偽を確かめるのが難しくなってきていますよね。

とくに内容が誤って伝わってしまっていたのに、
他人の情報に追従する形で情報発信してしまった場合などがあります。

安易な行動が相手を深く傷つけた上に、
損害賠償されてしまうなんてことも、
身近に起こりうる時代になってきました。

こういった誤った情報を示す言葉としてよく使われるものに、
『デマ』や『ガセ』という言葉があります。

今回は、この似ているようで、
実は違いがある二つの言葉についてご紹介したいと思います。

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デマとガセの違いとは何なのでしょうか?

デマとガセにはどのような違いがあるのでしょうか?

まずは二つの言葉の意味から見ていきましょう。

デマ:

①政治的な目的で、意図的に流す扇動的かつ虚偽の情報。
   
②事実に反するうわさ。流言飛語

ガセ:

にせものや、まやかしものなどをいう俗語

いかがでしょう?その違いがわかるでしょうか?

細かく見ていくと、デマのほうは…

・意図的に誤った情報を広めようとしていること。
・その行為は他人を陥れる目的を持って行われているということ。

一方ガセのほうは…
・何らかの目的があってというわけでなく、
単純な勘違いや思い違いから言ってしまったこと。

違いはお分かりいただけたでしょうか?

区別のポイントは、
その行為に悪意があるかどうかということになります。

『デマ』で、たいへん悲劇に終わった物語と言えば、
シェークスピアの『オセロ』でしょう。

部下のイヤーゴの悪だくみにのせられて、
清純で美しい妻 デスデモーナを絞め殺してしまうオセロ。

デマと真実は、なかなか見分けがつかないものなのです。

冷静な目をもって物事に対処していきたいものですね。

デマとガセ 語源の由来は何か?

デマは、
『身に覚えのないデマを飛ばされて、非常に迷惑している』
などと使われます。

デマの語源は、
ドイツ語の『Demagogie(デマゴギー)』を略したものといわれています。

1670年ドイツの哲学者 ライプニッツが使って以来の言葉です。

このデマゴギーの意味は、
扇動的なこと、民衆扇動ということですが、

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これは、ギリシャ語にあるデマゴーゴスからきたもので、
デモクラシーの語源にもなっている、
デモス(民衆)とアゴゴス(指導)の結合語です。

もともとは、煽動的民衆指導者のことをさし、
その指導者が意図した方向へ民衆を導くことを示したもので、
日本でいうところの嘘偽りという部分は含まれていなかったようです。

それが真実を知らない一般市民につけ込んで、
誤ったほうへ引きずり込むという悪い意味へ転じてしまいました。

このような民衆扇動家・政治家を、
ドイツ語では、デマゴーグといいます。

その後、ありもしないでたらめなことを言いふらして、
他人の名誉や地位を傷つけるとか、
中傷や悪口の意味を指すようになりました。

一方でガセの語源はというと、
こちらは『お騒がせ』のがせ=ガセ。

本物ではないのに人騒がせなものということで、
誤った情報という意味になったと思われます。

一説には、テキ屋の隠語ともいわれています。

こうして語源を見ていっても、
似ているようで違いのあることがわかりますね。

デマとガセの使い方と類義語は?

★デマとガセはどのような使い方となるのか見ていきましょう。

・デマの場合

① ○○社の家電製品に問題があるとデマを流してやろう

② ○○さんが不正を働いているなんて、デマに違いない

・ガセの場合

① この内容では、ガセかどうか判断できない

② ○○社の株が上がるなんてガセじゃないだろうか

★デマやガセに似た言葉をご紹介しましょう。

ブラフ:語源は英語の『bluff』。

意味としては自身を大きく見せて相手を下に置き、
自分の意図する方向へ状況を持っていこうとする行為。

虚勢やはったり。

フェイク:語源は英語の『fake』。

偽物や模造品。
意図している行動を覚られないようにするトリックプレー。

ゴシップ:語源は英語の『gossip』。

巷で伝聞される興味本位の噂話ですので、
情報の真偽は問いません。

ゴシップと聞くと、スキャンダル記事と答えるくらい、週刊誌に関連している言葉だと思います。私は、間違ったという意味だと思っていましたが、本当はどういう意味なんでしょうか?聞きなれている、言葉ですが、意味をよく分からずに使っている事もあるので、どういう意味なのか、紹介したいと思います。

あとがき

いかがだったでしょうか?

普段から何気なく使っている言葉でも、
調べてみると微妙な意味合いの違いがあるものですね。

デマとガセはよく似ていますが、
今後はそれぞれ本来の意味にあった使い方を、
心がけたいものです。

言葉は使われていく中で、
その時代によって意味合いが変化していくものです。

もともとの意味と現在使われている意味が真逆になっているものとして、
『役不足』という言葉もあったりします。

もともとの意味は、
『本人の力量に対して、与えられた役が不足していること。』

つまり本人の状況ではなく、
役のほうが釣り合ってない状況を示す言葉だったのですが、
今は『与えられた役割が大きすぎて本人の力量が足りていない。』
という意味で使われていることが増えているのだとか。

本来の言葉の意味とは真逆になっていますね。

この場合『役不足』ではなく『力不足』とするのが正しい使い方。

知らずに誤った意味で使ってしまうと、
とんだうぬぼれやと思われてしまいますね。

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