しゃっくりが止まらない原因は何故?簡単に止める方法や止まるおまじないとは?

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しゃっくりは、所嫌わずで、
会食のときなどに、
しゃっくりが出だすと困ってしまいます。

それに、一度しゃっくりになると、
一旦治まっても、次の日に再発してしまう…

クセみたいになる事もあります。

出かけているときは、何とか治めようと、
息を止めてみたり、お水を飲んでみたり
苦労します。

以前、しゃっくりは、
横隔膜がけいれんしているからと聞いた事がありますが、
本当の事なのでしょうか?

気になるしゃっくりについて調べてみました。

  

しゃっくりが止まらない原因は何?

しゃっくりが起きるメカニズムですが…

息をするとき、
わたしたちは、胸(むね)の筋肉(きんにく)も動かしています。

息をすうときは胸の骨がもちあがるように動くはずです。

そのとき、体の中では、
肺の下にある横隔膜(おうかくまく)という膜が、
引き下げられるように動いています。

これは肺をふくらませるためです。

逆に息をはきだすときは、
横隔膜は上がり、肺をちぢめているのです。

息をすったりはいたり、呼吸をするときに、
人間はいつもこういう動きをしています。

そのときに大切な役割をしているのが、横隔膜なのです。

ところが、この横隔膜は、
ときどき何かのはずみでけいれんすることがあります。

しゃっくりとは、横隔膜がけいれんした瞬間に、
息を「ひっく」とすってしまうことをいいます。

ところが、
いったい何が原因でこの横隔膜のけいれんが始まるのか、
その理由はまだよくわかっていないのです。

しゃっくりを早く直したいときは、
冷たい水を飲んだり、
息をすってしばらく止めるといいといわれています。

しゃっくりが出たらためしてみてください。

今のところ、食道や胃に加わる何らかの刺激が、
横隔膜のけいれんを誘発するのだろうと言われていますが、
正確なことは全くわかっていません。

しゃっくりの原因は、まだハッキリしていないようですが、
やはり、横隔膜のけいれんが、しゃっくりのようです。

しゃっくりの警戒すべき徴候ですが…

しゃっくりがみられる場合は、
特定の症状や特徴に注意が必要です。

具体的には以下のものがあります。

神経症状(頭痛、筋力低下、しびれ、平衡感覚の喪失)

・受診のタイミング

しゃっくりが止まらず、警戒すべき徴候がみられる場合は、
直ちに医師の診察を受ける必要があります。

警戒すべき徴候がない人でも、
しゃっくりが2~3日以上続く場合は、
医師の診察を受ける必要があります。

しゃっくりが止まらない時は、
病院を受診した方がよさそうです。

しゃっくりを簡単に止める方法は?

しゃっくりを止める方法を紹介したいと思います。

・しゃっくりを止める方法
その1:鼻をつまみながら水を飲む

しゃっくりを止める方法
その2:コップの水を逆側から飲む
 
これは、私がよくする方法です。

すぐ止まるかと聞かれると???ですが、
やってみる価値はあります。

・しゃっくりを止める方法
その3:限界まで息を止めてから水を飲む
 
息を止めるのは、良く知られていますね。

・しゃっくりを止める方法
その4:10秒かけて息を吸って、止めて、吐く

・しゃっくりを止める方法
その5:ツボを押す
 
みぞおちの辺りにある、ツボを押すと、
しゃっくりが止まると言われています。

しゃっくりを止める方法で、気になったものがありましたか?

是非、試してくださいね。

しゃっくりが止まる方法でおまじないのようなものは?

しゃっくりの止め方ですが…

言い伝えか、迷信か、
おまじないのようですが、
聞いたことのあるものを紹介します。

★耳に指を突っ込む

物を使わない方法の中では、一番効果的だと思います。

①人差し指を耳の穴の中に入れる。

②30秒ぐらいぐっ~と奥に押す。

しゃっくりを止めるには、
喉の奥を刺激するといいと言われています。

耳の奥をちょっと痛いかなあと思うぐらい押すことで、
喉の奥が刺激されて止まります。

爪を短くして、耳を傷つけないこと。

止めたいからといって押しすぎないように注意してください。

★舌を引っ張る

これも先ほどの方法と同じで、喉の奥を刺激する方法です。

①舌を手でつかむ。

②強めに引っ張る。

手には雑菌がいっぱいですから、しっかり手を洗ってから、
ガーゼやハンカチで舌を包むなどしてください。

これは、ちょっと意外だったのですが…

★小さじ一杯の砂糖を食べる。

これも横隔膜を刺激して止める方法です。

横隔膜が砂糖の甘さにより刺激されて止まります。

①砂糖(スプーン1~2杯分)を用意する。

②喉の奥のほうに入れて、ごくっと飲み込む。

甘いものであれば、
砂糖でなくてもハチミツやピーナッツバターでもいいそうです。

ごくっと飲み込むことが重要なので、
おいしくてもゆっくりなめたりしないでください。

また、お年寄りや小さなお子さんは、
のどに詰まらせる可能性があるので、
この方法はおすすめしません。

★漢方薬で良くなることも

しゃっくりで病院を受診した際、
薬を飲むのに抵抗がある患者には、漢方が処方されることもあるほど、
漢方薬はしゃっくりへの効果が期待できるといわれています。

病院に行くほどではないという人や、
短時間でおさまるけれど、よくしゃっくりが出るという人は、
ドラッグストアでも買える漢方薬を飲むのもひとつの方法です。

ドラッグストアで薬剤師さんに相談しましょう!

・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

けいれんを抑えることができるこの漢方は、
こむら返りにもよく用いられるものです。

鎮痛作用もあるため、胃痛や生理痛などにも用いられます。

・半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

かつて吉田茂首相のしゃっくりにも、
用いられたという伝説のあるこの漢方は、
胃腸の調子が悪いときに処方されることもあり、
消化器系が原因となっているしゃっくりや、
ストレス性のしゃっくりにいいかも知れません。

・柿蔕湯(していとう)

柿のヘタを煎じたものがしゃっくりを止めるのによいと、
昔からの言い伝えにありますが、
その柿のヘタを含む生薬がこれです。

市販されているもののパッケージの中には、
しゃっくりに効能があると記載されているものもあります。

※漢方薬を使用する場合ですが、
あくまでも効果があるかもしれないという事なので、
かかりつけ医に相談してみる必要がありますね。

あとがき

しゃっくりは、
医学が進歩し続けている今も完全には原因が解明されていません。

だからこそ、しゃっくりにまつわる迷信や、
おまじないのような止め方が生まれていったのでしょう。

しゃっくりが止まらないときは、
『驚かすといい』なんて聞いたことがあり、
後ろから『わっ!』ってしたことはありませんか?

しゃっくりが出そうなときに、驚かせることで、
意識を『びっくり』の方へもっていくことで紛らわせる方法でしょうか。

多くのしゃっくりは、続くと少し苦しかったり、
真剣な場面においては支障をきたしたりすることもありますが、
健康面で大きな問題があるというものではないようです。

無理に止めようとしなくても、
少しすれば自然におさまります。

どうしても今すぐに止めたい場合は、
ご紹介した対処法を実践するか、
ドラッグストアで薬剤師さんに相談して、
漢方薬を服用してみてください。

それでも、しゃっくりが何日も続くという人は、
思い切って病院を受診してみてはいかがでしょう。

「しゃっくりなんかで病院に行くなんて大げさだし恥ずかしい」
と思うかもしれませんが、
実際に脳神経内科の医師には、
今までにもたくさんのしゃっくりを診てきたという人が大勢います。

病院では薬を処方してもらえるだけでなく、
重大な病気の早期発見につながるかもしれません。

たかが「しゃっくり」されど「しゃっくり」

「しゃっくり」と「しっかり」正しく付き合っていきましょう。