両家の顔合わせで相手の実家を訪問するとき手土産なしは失礼か?おすすめの手土産で気を付けることは?

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両家の顔合わせで食事会を開いたり、
相手の実家を訪問するというのは、
結婚前提でという事ですよね?

人生で一番、緊張する場面ですよね。

両家の顔合わせや相手の実家にお伺いする時、
手土産を持っていくべきかどうか、
また、どんな手土産を持っていけばいいのかなど、
とても気を使ってしまいます。

お土産を持って行かないのが失礼かどうかは分かりませんが、
持って行って失礼ということはないと思いますが、
実際のマナーはどうなのでしょうか、まとめてみました。

  

両家の顔合わせで相手の実家を訪問するとき手土産なしは失礼か?

そもそも手土産って必要?

手土産を用意するかどうかは、自由です。

顔合わせの食事会自体にルールがないので、
手土産にも決まりはないです。

「これからお互いお世話になるんだし・・・」ということで、
用意する人は多いようですが、
「荷物になるからやめておこう」という判断もアリです。

ただ、自由だからこそ、
前もって両家で話し合って「こうしよう」と決めておくのが大切です。

話し合いをしていなくて、顔合わせ当日、
「両家のうち、片方だけ手土産を持ってきていた」
なんてことになったら気まずいですよね。

二人からそれぞれ自分の両親に、
「手土産はどうしようか?」と聞いてみて、
意見を合わせておきましょう。

「手土産については自由」と言いましたが、
「顔合わせの会場が実家である場合」は例外です。

「改まった実家への訪問」ですから、
訪問する側は、手土産を用意するのが礼儀です。

そして、
訪問される側は用意してもしなくてもOKです。

両家の顔合わせで相手の実家を訪問するときの手土産 おすすめは?

相手の実家を訪問するときの手土産を選ぶ前に…

手土産を用意することになった場合、
品選びの前にしておきたいのが、
「お互いの家族についての情報収集」ですね。

まずは「両親の食べ物の好き嫌い」をチェック。

手土産は喜んでもらえるものを贈るのが基本ですからね。

それから、家族全員で手土産を楽しんでもらうことを考えて、
「家族が何人いるか」を確認。コレ、必須です!

また、家族の体調によっては、
「糖分や塩分の高い食べ物はNG」という人もいるかもしれないので、
そこも聞いておきましょう。

・おすすめの品物

手土産におすすめの品物には、次のような条件があります。

・両親の好みに合っている
・縁起が良い
・みんなで分けられる
・日持ちする
・持ち運びしやすい

では、これらの条件を満たす品物とは、具体的に何なのでしょうか?

★菓子折り

手土産の大定番ともいえる菓子折り。

個別包装の焼き菓子などは、みんなで分けられて、日持ちしますし、
軽くて持ち運びもしやすいので、特におすすめです。

★縁起の良いもの

たとえば、バームクーヘン。

切り口が木の「年輪」のようで、
末永い幸せを感じさせるので、おめでたい物です。

お祝いごとにぴったりの「縁起の良い食べ物」だと言われています。

他には「もなか」や「どら焼き」なども、

「2枚の生地が『合わさって』できているので、
『両家の結びつき』につながる」ということでオススメです。

★地元の特産品

二人の地元が離れている場合は、
それぞれの地元の特産品を手土産にするのもGOOD。

顔合わせ当日、両家で歓談をするときに、
地元の特産品からそれぞれの地元トークへ話が広がることも期待できますね。

★お茶

両親が糖分や塩分を気にしている場合は、
食べ物より飲み物が良いかもしれません。

少しお高い緑茶や紅茶であれば、
健康的で、ほどよく高級感もありますね。

両家の顔合わせで相手の実家を訪問するときの手土産で気を付けることは?

まず、避けたい品物ですが…

手土産に向かない品物は。

・縁起の悪い意味があるもの
・日持ちしない生もの
・持ち運びしにくい重いもの、かさばるものなど。

たとえば、羊羹は食べるときに「切り分ける」ので、
「夫婦の別れ」をイメージさせ、縁起が悪いと言われています。

ただ、縁起については、
両親がそこまで気にしないのであれば、大丈夫かもしれません。

・手土産の相場はいくら?

手土産の相場は、3,000~5,000円が目安です。

ここでも大切なのはやはり、両家で認識をそろえておくことです。

でないと、
「相手方は1万円の品なのに、こちらは3,000円 なんだか申し訳ないなあ」
なんてことになってしまうかも。

何万円といった品になると、お互い出費がかさむので、
1万円以内には収めるのが無難です。

・「のし」はどうする?

お祝い事で贈り物をするとき、
包み紙に「のし(熨斗)」という飾りや、
「水引(みずひき)」という紐をつけることがあります。

結婚式のご祝儀袋などでは一般的な、これらの飾りですが・・・

顔合わせの手土産では、
「のしまでつけると堅苦しいから」といった理由で、
つけない人の方が多いようです。

ただ、ここも地域や家の考え方によって違うので、
まずは両親に確認をした方がよさそうです。

のしをつけることになった場合ですが…

水引には決まった結び方があって、
代表的なのは「結び切り」と「蝶結び」。

「結び切り」は、結び目が固く、ほどけにくいのが特徴で、
「人生で一度『切り』のお祝い事」という意味があります。

一方「蝶結び」は、ほどいたり、結び直したりしやすいので、
「人生で何回あっても良いお祝い事」という意味が。

顔合わせなど結婚に関することは、
「一度切りのお祝い事」であってほしいということで、
「結び切り」を使うのが基本と言われています。

ただ、
地域や家によっては「蝶結び」を使うこともあるそうなので、
両親に聞いてみた方が安心です。

ちなみに、のしや水引は、
手土産を買うお店でつけてもらえることも多いようです。

自分でつけるのが不安な場合は、
お店にお願いした方が良いかもしれません。

・風呂敷で包んだ方がいい?

手土産を入れるものといえば、
「紙袋」を思い浮かべるかもしれませんが、
他に「風呂敷」で包むという選択肢もあります。

格式が高いのは紙袋より風呂敷なので、
きちんと感を出したければ、風呂敷を使うと良いですね。

ただ、「ちょっと堅苦しいんじゃないかな?」
「紙袋の方が、持ち運びはしやすそう」

と考えるご両親もいるようなので、
やはりここも、事前確認しておくのがベターです。

・渡すタイミングは?

食事会当日の、手土産を渡すタイミングについて、
会場が「お店の場合」「実家の場合」に分けて見ていきましょう。

・お店の場合

料亭やレストランなどのお店で顔合わせする場合。

手土産を渡すタイミングとして一番おすすめなのは、
会の「はじまりの挨拶」と、
「お互いの家族紹介」が終わった後。

お店へ入る前に渡すのはマナー違反なので、
ちゃんと中へ入って、挨拶を済ませてからにしましょう。

ただ、場合によっては、
「挨拶もそこそこ話が弾んで、渡すタイミングがつかめない・・・」
なんてこともありえます。

こんなときは、「早く渡さないと!」と焦って話を中断するより、
最後の結びの挨拶まで待ってから渡す方が、スムーズですよ。

・相手の顔合わせが実家の場合

実家でも、手土産はすぐに渡すのではなく、
食事会をする部屋で挨拶が済んでから渡すのが基本です。

ただ、生ものなどの場合は、
「冷蔵庫へ入れていただけますか」などと言って、
早めに渡した方が良さそうです。

・渡し方のマナー

食事会当日、
手土産を相手方へ渡すときの流れがこちらです。

1. 紙袋や風呂敷から手土産を取り出す。
このとき、手土産の正面が自分の方へ来るようにする。

2. 手土産に汚れなどがついていないか、確認してから、
相手の方へ回転させ、相手側へ正面が来るようにして、渡す。

このときですが
「心ばかりですが・・・」
「こちら、地元で評判の品で・・・」
「○○がお好きだと伺いましたので・・・」
などと言葉を添える。

3. 相手が手土産を受けとったら、
「もし良ければお使いください」と言って、紙袋を差し出す。

手土産は、紙袋や風呂敷から「取り出して渡す」のがマナーです。

紙袋や風呂敷は、
本来「埃をよけるためのもの」なので、
そのまま渡すのはマナー違反です。

なので、いったん手土産を受けとってもらった後、
「お持ち帰り用」として紙袋を渡すのがスムーズなんですね。

また、手土産を渡すときには、
「つまらないものですが」とつい言ってしまいがちですが・・・ですが、

謙遜とはいえ、
大切な顔合わせの場に「つまらないもの」は良くないので、
別の言葉にしてくださいね。

あとがき

ハッキリしたルールがない顔合わせ食事会だからこそ、
手土産については、両家で歩調を合わせるのが大切なんですね。

品物選び、渡し方、タイミングなど、
両親と相談しつつ、
二人がうまく両家の架け橋となって準備していけると良いですね。