ミシンの初心者におすすめの選び方で必要な機能や使いやすい機種は?

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入園入学の準備をしたり、
バッグやポーチなど小物を作ったり、
ぬいぐるみの服を作ったり。

趣味をきっかけにミシンの購入を考える方もいますよね。

そんな中でも多くの初心者さんを悩ませるのが、
ミシンの選び方だと思います。

初心者の方のミシンの選び方についてお話したいと思います。

  

ミシンの初心者におすすめの選び方は?

ミシン選びで肝心なのは、
何といってもやりたい事を整理することが、
最初の重要なポイントです。

当たり前のことなのですが、
最近はこのスタートで間違える方がおられます。

ミシンを使う人は、
初心者からベテランまで幅広い層がありますし、

作るものも巾着やポーチなどの小物類から、
お洋服やカーテン、趣味のキルトなど多岐に渡ります。

そしてそれらの用途に応じて、
さまざまな種類のミシンが用意されています。

ひと昔まえは、
初心者は先ずミシン屋さんを訪れて、
やりたいことをいろいろ相談しながら、
自分に合ったミシンを選んでいました。

お店にも、
自ら縫製の出来る専門家がちゃんといましたしね。

ところが最近では、スマホで簡単に検索できるため、
いきなり「おすすめミシン」と入力して探す方が増えました。

こうした場合、検索の上位に来るのは、
大抵メーカーやキュレーションサイトばかりです。

メーカーは当然ですが自社のミシンを宣伝しますよね。

商品を勧める人は、収益の高いものを優先して宣伝します。

紹介されるミシンがなぜか、
業界ではあまりメジャーではない某メーカーに偏っているのは、
単純に紹介者とメーカーにとって都合が良いからです。

これは、おススメできませんね。

ミシンにはこの先紹介するように、
いろいろな種類があります。

初心者の頃はテクニックよりも、
選んだミシンによって差が付くことも多いです。

まずはミシンで何を縫いたいのか、
今一度整理して見ましょう。

例えば、とりあえず、入園入学グッズが作りたいとすると

・糸調子合せなどの知識はありますか?
・大きなバッグなども作りますか?
・キルティングなど厚い生地も縫いますか?
・お名前の簡単な刺繍などは不要ですか?
・ズボンの裾上げなどはしませんか?
・この先、お洋服作りやニット服なども縫製しませんか?

作りたい物を絞って検討してみて下さい。

値段だけで比較するのはおススメできません。

もし、試してみようと思われるなら、
レンタルミシンもありますので、
利用してみるのも良いと思います。

ミシンの初心者に必要な機能は?

ミシンの初心者に一番必要な機能ですが

縫い模様数としては、
直線縫い、ジグザグ縫い、たち目かがり、ボタン穴など、
低価格ミシンに内蔵されている10種類位の模様数で十分ですが、

初心者の方が一番不安になるのが上下糸調子の調整です。

現在、販売されている家庭用ミシンのほとんどが、
水平釜仕様なので、
下糸、糸調子の調整は不要ですが、
素材や布地の厚さによって上糸調節が必要な場合もあります。

そのため、
初心者の方には細かい調節が不要な、
自動糸調子タイプをお選びすることをおすすめします。

そして、下記の様な機能があれば心強いですよ。

・上糸通しがさらにスムーズに「ワンタッチ自動糸通し」

針穴への上糸通しがさらに簡単&スピーディに。

レバー操作だけで上糸通しが完了します。

・簡単な操作で上糸が通せる「3ステップ糸通し」

面倒な上糸通しもレバー操作で簡単にできます。

・縫い終わりにミシンが糸をカット「自動糸切り」

縫い終わると、
上糸と下糸を同時にカット。ハサミを使う必要がありません。

・ぬい速度を自由に変える「スピード調節」

低速から高速まで、
ぬい速度は自由自在。

実用模様は縫いながらスピード変更ができます。

・ビギナーに安心。カーブぬいに満足「ゆっくりぬい」

ゆっくり縫えるから、初めての人も安全に使えます。

小さなカーブぬいにも便利。

・縫い始めがゆっくりだから安心「ゆっくりスタート」

設定スピードにかかわらずゆっくりスタートするので、
安心して縫い始められます。

また低速ぬいができるので、
折り返しや細かい部分も落ち着いて縫うことができます。

・文字とイラストで使い方をガイド「ティーチング機能」

画面にタッチするだけで、使い方やぬい方を教えてくれる、
ティーチング機能を採用しました。

・ついうっかりをお知らせする「エラーメッセージ」

押えやボタン穴かがりレバーの下ろし忘れなどを、
液晶画面でお知らせします。

・色でミシンの状態を伝える「スイッチイルミネーション」

ミシンがスタートできる時は緑色、できない時は赤色、
下糸巻きの時はオレンジ色に点灯して知らせます。

・スイッチが手元にあるから便利「手元スイッチ」

スタート/ストップ、返しぬい、
一針ぬいなどのスイッチを手元に配置。

さらに使いやすくなりました。

たくさん紹介しましたが、
これだけの機能があれば安心ですね。

ミシンの初心者に使いやすい機種は?

ここでは、初心者と中・上級者向けに分けて、
おすすめのミシンをピックアップ。

主なミシンの種類と押さえておきたいポイントもご紹介しますので、
ミシン選びの参考にしてみてください。

今主流のミシンの種類は2種類です。

1.電子ミシン

針の動きを電子回路で制御しているミシンのことを、
「電子ミシン」と呼びます。

縫い目を調節するダイヤルが付いているのが特徴で、
子供のお弁当袋や雑巾を作る程度であれば電子ミシンで十分です。

電子ミシンは比較的価格の安いモノが多く、
操作方法がシンプルなため、
気軽に使用できるところがメリット。

また、液晶画面がないので、
画面を設定するのが苦手な方も使いやすいモデルです。

なお、電子ミシンは、
誤った操作を防ぐ機能がないのがデメリット。

誤操作によってはミシンの故障に繋がることもあるので、
使用する際は十分に注意しましょう。

2.コンピューターミシン

縫い目やスピードなどの動きを、
コンピューターで制御するミシンのことを、
「コンピューターミシン」と呼びます。

操作はパネルやボタンを押すことで行い、
誤操作があった際はエラーメッセージが出るため、
初心者にもおすすめのミシンです。

また、設定を画面ですぐに確認できるのもメリット。

ボタン1つで縫い目の模様や、
縫うスピードなどの調節も可能です。

そのほか、電子ミシンと比べると縫える模様の数が多かったり、
ボタンを押すと糸切りができる自動糸切り機能が付いていたりと、
便利な機能が付いているモデルもあります。

■押さえておきたいミシン選びのポイント

・準備がラクなモノを選ぶ

ミシンの使い方に慣れないうちは、
セッティングも面倒になりがちですね。

特に糸かけは難易度が高い作業なので、
糸かけをスムーズにできるガイド機能があると便利です。

順番通りに上糸をかけていくだけなので、
セッティングミスを軽減可能。

レバー操作のみで自動で針穴に糸を通す機能も付いていれば、
わずらわしい糸通しも簡単に行えます。

また、ボビンをセットする際に下糸を引き上げる作業は、
ミシン初心者にとって難しい作業のひとつ。

最近では、
下糸をガイドに沿ってかけていくだけで、
セットできるモデルも発売されています。

しかし、便利な機能がたくさんあると、
かえって使いこなせなかったり、
操作が複雑になったりしてしまいがちです。

基本的な機能はしっかり押さえつつ、
自分にとって必要な機能を考えて選ぶようにしましょう。

・操作が簡単なモノを選ぶ

ミシン初心者にとって、
操作のしやすさはもっとも重要なポイントです。

ソーイングの楽しさをより早く実感したいなら、
直感的に扱えて操作が簡単なモノを選びましょう。

例えば、
縫うスピードをコントロールできる機能があれば、
低速でも安定したソーイングが可能です。

足の裏で操作するフットコントローラー、
足の踏み込み具合で縫うスピードを調節できるので、
椅子に座って縫う方はあわせて検討してみましょう。

また、タッチパネル液晶を搭載したモデルなら、
画面にタッチするだけで模様選びが簡単に行えます。

さらに、
選択している模様や使用する押さえ、
縫い目の長さなどの設定状況がひと目で分かるので、
ミシンを初めて使う方も操作がしやすくおすすめです。

ほかにも、
セッティングのミスをメッセージ表示で知らせてくれるモノや、
使い方を音声ガイダンスしてくれるモノなどもあるので、
使い慣れないうちはサポート機能を活用してみましょう。

・サイズで選ぶ

ミシンには、
「コンパクトサイズ」と「フルサイズ」の2つのサイズがあります。

ミシンを購入するときは、
ミシンで何を作りたいのかを考えてサイズを選ぶのがおすすめ。

例えば、
子供のお弁当袋や巾着袋などの小物を作るのが目的であれば、
コンパクトサイズで十分です。

また、コンパクトサイズのミシンは、
収納や持ち運びに便利なところがメリット。

家のリビングや寝室など、さまざまな場所で使えるのも魅力です。

一方で、
洋服やカーテンなどの大型のモノも作る予定がある方は、
縫うスペースが広く安定感のあるフルサイズのミシンがおすすめ。

厚手の布も縫いやすいというメリットもあります。

ただし、
ミシン本体のサイズが大きく重量もあるため、
収納や持ち運びにはやや不便です。

最初に触れましたが、
作る物を絞ってミシンを選ぶという事は大事ですね。

あとがき

子供の入園・入学準備などで、
初めて購入することも多いミシン。

何度も買い替えるモノではないため、
なるべく慎重に選びたいところです。

価格帯も幅広く、
ほか機能もさまざまなので、
予算に合わせて最適なモデルを選びましょう。