ちりめんじゃことしらすの違いは何?塩分や栄養の違いとおいしい食べ方は?

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ちりめんじゃことしらすの違いをご存じですか?

また、ちりめんじゃこやしらすの塩分や栄養価の違いについて、
おいしい食べ方とともにまとめました。

私は、某牛丼屋さんの「しらすおろし定食」が大好きで、
毎週食べていましたが、

春が終わった頃、
しらすが、ちりめんじゃこに変わっていたんです。

しらすと、ちりめんじゃこは食感が違いますよね。

同じ仲間なのかなと思った事があります。

ご飯がいくらでも進んでしまう、
しらすとちりめんじゃこについて紹介したいと思います。

  

ちりめんじゃことしらすの違いは何?

しらすとちりめんじゃこの違いは、
食感だと思うのですが実際はどうなのでしょうか?

調べてみました。

塩茹でしたしらすで水分量8割ほどのものを「釜揚げしらす」、
干して7割程度の水分量にしたものを「しらす干し」、
5割以下になったものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。

しらすはカタクチイワシやマイワシ、ウルメイワシの稚魚の総称で、
地域や乾燥度合によっていろいろな名前で親しまれています。

関西では「ちりめんじゃこ」関東では「しらす」が主流です。

・釜揚げしらす

塩茹でしたしらすの中でも水分量が8割ほどのものです。

・しらす干し

干して7割程度の水分量になったものです。

・ちりめんじゃこ

干して5割程度の水分量になったものです。

釜揚げしらす、しらす干しに比べて食感が硬めです。

釜上げしらす→しらす干し→ちりめんじゃこ
乾燥の度合いが違うんですね。

乾燥の状態で、食感も変わってくるのがよく分かります。

生しらすが旬な時期と食べ頃はいつ?美味しい食べ方と獲れる産地はどこ?
生しらすは、誰もが知っているある魚の稚魚なのですが、何の魚の稚魚だかご存知でしょうか?実は、しらすはイワシの稚魚なんです。水中では、イワシの稚魚らしく、銀色に輝きながら泳いでいます。イワシの中でも、カタクチイワシやマイワシ、ウルメイワシの稚魚がしらすと呼ばれています。しらすと呼ばれるのは、体長が2㎝に満たない大きさのものです。その後は、成長段階によって、「おかずなご」→「イワシ」という商品名に変わります。基本的には、春が旬と言われるしらすですが、身の大きい秋しらすも、春しらすに負けないくらい美味しいです。

ちりめんじゃことしらすの塩分や栄養の違いは?

しらすやちりめんじゃこと聞くと、
カルシウムが豊富で栄養がある食材というイメージを、
持っている方も多いのではないでしょうか?

実際のところ、小さい魚が集まっているので栄養価が高く、
わたしたちの体の健康を維持してくれる、
カルシウムやビタミンが豊富なようですね。

・カルシウム

しらすとちりめんじゃこの一番の魅力といえば、
なんといっても日本人に不足しがちなカルシウムを、
骨ごとたっぷり摂取できるということです。

しらすに含まれるカルシウム成分は、牛乳の2.5倍に当たり、
100gしらすを食べると、
約500mgのカルシウムを摂取することができます。

成人に必要な1日のカルシウム量は約500gと言われているので、
100g摂取するだけで楽々クリアできてしまいます。

カルシウムの効果効能として、骨や歯を丈夫にしたり、
筋肉の働きを促進したり、いらいらを解消したり、
肩こり予防にも効果があるので、
老若男女問わず積極的に摂取したい栄養成分です。

特に成長期の子供の身長を伸ばすのに、
非常に効果的な栄養成分なので、

背を伸ばしたいと思っているなら、
カルシウムを1日に800mg目安に摂取するようにするとより効果的です。

・ビタミンD

しらすやちりめんじゃこには、
カルシウムが豊富に含まれていることが、
お分かりいただけたと思いますが、

実はカルシウムは、吸収率が低い栄養成分で、
ただひたすらにカルシウムを摂取しても、
体に届きにくい成分です。

でも、
カルシウムの栄養成分の吸収を促進するビタミンDを摂取すると、
カルシウムを効果的に吸収することができます。

ビタミンDを多く含む食材には、
あんこうのきもやいわし、すじこ、いくらなどがありますが、
しらす・ちりめんじゃこにもビタミンDが豊富に含まれています。

しらすに含まれるビタミンDは、
100gあたり約46mgと高い数値となっています。

豊富なカルシウムと、
さらにカルシウムの吸収率を高める、
ビタミンDが含まれているしらす・ちりめんじゃこは、
最強の栄養フードといっても過言ではありません。

・DHA

魚に含まれる栄養成分といえば、DHAやEPAが有名ですが、
しらすやちりめんじゃこにも、
当然DHAやEPAが豊富に含まれています。

DHAの効能といえば、脳細胞に働きかけ、
記憶力の向上、認知症などの老化防止効果があるほか、

痩せるホルモンに働きかけ、
中性脂肪や体内の悪玉コレステロールを下げる効果もあります。

しらすやちりめんじゃこに含まれるDHAの成分含有量は、
生か乾燥かによって多少の違いはありますが、
100g中250~570mg摂取することができます。

・EPA

しらすやちりめんじゃこには、
EPAという栄養成分も豊富に含まれています。

EPAはコレステロール値を下げ、血液をサラサラに保ったり、
高血圧や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などの、
生活習慣病を予防する効能があります。

普段からコレステロール値が高いと言われている方は、
特に積極的に摂取するとよいでしょう。

ところでこのDHAとEPAという栄養成分は、
不飽和脂肪酸にカテゴライズされていて、
体にとても有効な栄養成分なのですが、
人間の体内で作り出すことができないため、
食べ物から取らなくてはなりません。

しらすやちりめんじゃこに含まれるEPAの成分含有量も、
生か乾燥かで違いはありますが、
100g中90~200mg摂取することができます。

・タウリン

しらすとちりめんじゃこに含まれる栄養成分、
最後に紹介するのはタウリンです。

栄養ドリンクのCMでもお馴染みのタウリンは、
コレステロールと結びついて体外にコレステロールを排出したり、
肝臓の働きをよくする効能があります。

・エラスチン

美肌に効能がある栄養成分エラスチンは、
膚の真皮や血管に存在しているのですが、

コラーゲンに絡みついて、
お肌のハリと弾力を維持するタンパク質なんです。

美肌を維持するために欠かせない栄養成分であるエラスチンは、
年ともに減少していき、
シワやたるみの原因となってしまいます。

・メチオニン

しらすやちりめんじゃこに含まれる、
必須アミノ酸のひとつであるメチオニンも、
美肌効果に効能があります。

メチオニンはお肌の細胞を作るタンパク質ケラチンを形成し、
美肌に役立つ成分です。

肝臓内で毒素や老廃物を排出する働きもあるため、
デトックス効果があり、美肌づくりには欠かせません。

抜け毛対策も期待できるということなので、
美肌、美髪をキープしたい方は、
しらすやちりめんじゃこはとても有効ということです。

エラスチンも、メチオニンも、
体内で生成できず代用できないため、
食事から摂ることが必要です。

しらすやちりめんじゃこが栄養豊富なのがよくわかりますね。

ですが、
気になる塩分はどうなのでしょうか?

大さじ1杯のしらすは10kcal コレステロール15mg塩分0.3gです。

そして、ちりめんじゃこはちりめんじゃこ10g(大サジ2)で0.7gです。

双方とも、塩分はやや高めですね。

食事制限、特に塩分の制限のある方は、
気を付けて摂取した方がよさそうです。

ちりめんじゃことしらすのおいしい食べ方は?

しらす、ちりめんじゃこの美味しい食べ方を紹介します。

簡単に作れるので是非試してみてください。

■カリカリもっちり新じゃがとしらすのチーズガレット

材料2人分

新じゃがいも  200g(3〜4個)
しらす干し   30g
青じそ     4枚

Aシュレッドチーズ 40g

Aマヨネーズ 大さじ2

A牛乳  大さじ2

A片栗粉 大さじ2

サラダ油・バター 各大さじ1

粗挽き黒こしょう  適量

作り方

下準備 

*新じゃがいもは皮付きのまませんきりにする。
*青じそはせん切り。

①ボウルにじゃがいも、しらす干し、青じそを入れて、
Aの シュレッドチーズ 40g、
マヨネーズ 大さじ2、
牛乳 大さじ2、
片栗粉 大さじ2を加えて全体に混ぜる。

②フライパンにサラダ油・バターを薄く敷いて、
生地を直径5cm くらいに広げて両面こんがりと焼く。

③お好みで粗挽き黒こしょうをふる。

■キャベツのごまじゃこサラダ

材料4人分

キャベツ  1/4個
きゅうり  1本
塩     小さじ1/2

Aさとう  小さじ1

A塩少々

A酢    大さじ2

Aしょうゆ 小さじ2

Aごま油  大さじ1

A白すりごま 大さじ2

Aちりめんじゃこ(しらすでもOK)

作り方

①キャベツは細切り、
きゅうりは2mmの薄切りにしてザルに入れ、
塩をふって混ぜ15分置く。

Aの
さとう 小さじ1、
塩 少々、
酢 大さじ2、
しょうゆ 小さじ2、
ごま油 大さじ1、
白すりごま 大さじ2、
ちりめんじゃこ(しらすでもOK) 25gを合わせておく。

②キャベツときゅうりを軽く水洗いし、
水分をしっかりきる。合わせたAと和える。

あとがき

しらすは栄養価の高い食材ですが、
尿酸値の高い方は注意しなくてはなりません。

しらすはプリン体がとても高い食材なので、
特に痛風の方はしらすを控えたほうが良いです。

ただしプリン体は水に溶けやすいので、
下茹でしたり水に浸すなどの調理で、
プリン体を減らすことができます。

尿酸値の高い方は、
しらすのプリン体を減らして上手に摂取してください。