布団干しをする時間の目安と時間帯は?羽毛布団は干してはいけない?

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「うひょ~!やっぱり干したあとは気持ちいいなぁ!」

布団の上でころころ転がっている旦那の様子はまるで三歳児。

君は今年でいくつだっけか?

布団のサイズが二人用で大きいため、
干すのはもっぱら旦那の仕事。

自分でやった布団干しの成果を確認するかのごとく、
いつものこととはいえ、このはしゃぎぶりである。

「この『ふかふか』な感じって長く干せば干すほどいいのかなあ…」

旦那よ。
『ふかふか』の上をさらに目指すの?

たしかにちょっとした工夫でまださらに上の『ふかふか』があじわえるのなら、
私だってあやかりたいぞー

  

布団を干すときの時間の目安はどれくらい?

布団を干す目的はそもそもなにか?

それは一にも二にも布団を乾燥させることにあります。

このことさえしっかり押さえておけば、
あとにつづくお話もすんなり耳に入ってくることと思います。

まずは、布団を湿らせる原因はというと、それは寝ている間に掻く汗。
つまり寝汗です。

この寝汗、
平均的な大人の人で寝ている間にコップで1杯~2杯分といわれています。

これが寝るたびに毎日繰り返されているということは、
布団の中の湿気が、一定の量で保たれてしまっているということですね。

この湿った状態が、布団にどんな影響を及ぼすかといえば・・・

・湿り気により中の素材が密着しやすくなる(布団のふかふかが損なわれる)

・体臭や汗、カビなどの嫌な臭いを発生させる

・適度な湿気によりダニや雑菌、カビなどが繁殖する

いかがでしょう?

たかが布団の湿気とあなどれないこの内容。

ちょっとびっくりです。

では、
この湿ってしまった布団をしっかりと乾燥させるためには、
どれくらいの時間、布団を干すとよいのでしょうか?

素材別に見ていきましょう。

綿の場合:
湿気を吸収しやすい反面、乾きにくいという特徴があります。

片面1時間程度を目安とし
週に1回以上天日干しをしましょう。

羽毛の場合:
湿気を吸いやすくまた放出しやすい特徴を持ちます。

また傷みやすいという点にも注意が必要です。

そのため日光には直接当てず、部屋干しをしましょう。

週に一回の頻度で、時間としては片面30分程度です。

殺菌目的で天日干しをする場合は、
1ヶ月に1回の頻度で1~2時間程度でよいでしょう。

羊毛の場合:
こちらも羽毛同様湿気を吸いやすくまた放出しやすい特徴を持ちます。

羽毛同様日光には直接当てずに部屋干しをしましょう。

週に一回の頻度で時間としては片面1時間程度です。

殺菌目的で天日干しをする場合は、
2週間に1回の頻度で1~2時間程度でよいでしょう。

ポリエステルの場合:
湿気を吸いにくいという特徴から干さなくてもいいと思われがちですが、
かさが減ると、保温性が下がってしまうので干すようにしましょう。

週に1回の頻度で片面1時間程度が目安です。

布団干しをする時間帯はいつがいい?

布団干しをする頻度や、干す時間の長さがわかったところで、
お勧めの時間帯はいつなのかということですが、

これは季節によって少し異なります。

夏場は、10時~12時まで、
冬場は、10時~14時までの間に干すのがよいでしょう。

外に干す場合は晴れている日というのは当然ですが、
注意したいのが前日の夜が雨だった場合です。

当日は晴れているため、干したいとこですが、
どうしても湿度が高くなるので、ここはグッとがまんです。

無理に干さずに別な日を選ぶようにしましょう。

布団を干す目的は、布団の湿気を取ることにあるので、
たとえ冬場で曇りの日であったとしても、
湿度が40%以下であれば干すことができます。

羽根布団を干してはいけないの?

羽毛布団の特徴として、優れた吸湿性と湿気の発散性があります。

他の素材に比べて、
そういった理由から干す頻度自体は少なくてもよいでしょう。

ただ、日干しする際に注意したいのが側生地の扱いです。

色褪せや傷みがでやすいので、気になる方は注意したいところです。

また、
布団を叩くことをついやりがちですが、
羽毛や側生地をかえって傷めてしまう要因になるため、
表面のほこりを払う意識程度にとどめ、強く叩かないようにしましょう。

布団干しが終わった後は、
すぐに押し入れにしまうと、逆に湿気の原因となります。

取り込んだ後は、熱が取れるまでしばらく広げておいてください。

最近は、
外で布団を干すにも花粉やPM2.5など気になることが増えてきました。

外で干すのに抵抗があるというかたは、
布団干し用のカバーが販売されているので、お勧めです。

あとがき

いかがだったでしょうか?

布団干しのポイントは、湿気を充分にとること。

布団を干すには素材ごとに干す時間や方法があること。

季節により干すのに適した時間帯があることがわかりました。

また、
今までついやってしまいがちだった長く干しておくことは、
せっかく乾いた布団に湿気を取り込むことにつながり、
取り込む際に強く叩くことは、
布団を傷めたりダニなどを広げることにつながり、
逆効果ということもわかりました。

我が家でもこれを機に、
さらなる『ふかふかの布団』を目指して精進したいと思います。

だんなー!たのんだぞー!