雷はなぜ高いところに落ちるのか?稲妻や稲光との違いと漢字の由来は?

雷と聞くと、怖いと思う人も多いと思います。

私も、雷は苦手ですね。

雷の、大きな音より、あの光、
稲妻が嫌いなんです。

ピカッと光るのが怖くて、ドキドキするんですよね。

私の近くで雷は落ちた事は無いのですけど、
近くに雷が落ちたのを見た人は、
すごく怖くて、
もうあんな思いはしたくないと言っていましたね。

身近な、雷について調べてみました。

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雷はなぜ高いところに落ちるのか?

★雷とはどのような環境になると起こるのでしょうか?

気温が高くなると、地上で熱せられた空気が、
上昇気流となって高空に雲をつくります、
それが入道雲です。

この雲の中では、急激に空気が膨張し、温度が下がるため、
内部に氷の結晶ができます。

この氷の毛布をこすり合わせた結果として、
プラスとマイナスのそれぞれの静電気がたまるのです。

この電気の放電が雷で、多くは雲の合間で放電されます。

地上との間に電位差が大きくなると、地上と雲の間に放電がおこり、
これが落雷なのです。

★雷に打たれないために どこが一番安全?

雷から見て目立たないようにすれば大丈夫です。

目立つこととは、
高いところに居る、傘などをさして外にいるなどのことです。

車の中は安全ですが、
狭いところにいて不安になるかもしれません。

家の中は安全です。

近くに電柱やビルがあればもっと安全です。

落ちた時は家電製品などが身代わりになって壊れてくれますから、
電化製品からは少し離れたところで過ごしましょう。

屋外で雷に会った時は、木の下に避難することが多いと思いますが、
木から2~3m離れているのが安全です。

木に落雷したときに近すぎると感電することがあるからです。

では、雷は何故、高いところに落ちるのでしょうか?

雷は、放電ですから、実際に電子やイオンが流れます。

電場の強いところに流れやすく、
地面から高いところにある塔や建物と雲との間の方が、
地面と雲の間より距離が近いので電場が強く、
そのため高いところに落ちやすくなります。

空気かモノかはさておいても、
電場が強いところへ流れて行くわけです。

建物に落ちやすいので、
へそを取りに降りてくるという伝説が生まれました。

平らな広い野原で雷の危険があるとき立っていると、
直撃の確率を上げてしまいます。

雷が、高いところに落ちるというより、
雷と距離が近いと落ちやすいという事です。

ですが、
雷が発生した時は、高いところは避けて、屋内に逃げるのが良いそうです。

雷と稲妻や稲光との違いは何?

「かみなり いかつち いなずま」
現代では、雷の事をこう呼ぶことがおおいですね。

「かみなり」「いかずち」はどちらも雷の字を当てます。

語源が異なるふたつの言葉が、
同じ自然現象を表すのは不思議ですね。

「かみなり、いかずち、いなずま」についてお話したいと思います。

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★「かみなり」は、「神鳴り」が語源です。

昔、雷は神が鳴らすものと信じられていたため、
「神鳴り」の名前で呼ばれていたのです。

★「いかずち」は「厳つ霊、いかつち」が語源です。

「いか」は、猛々しい、荒々しい、
立派などを意味する形容詞「厳し、いかし」からきています。

「ち」は、みずち(水霊)やおろち(大蛇)の「ち」とおなじで、
命や霊的な力を持つものを表す言葉です。

★「いなずま」は、稲の夫(つま)が語源です。

古代では、稲穂が実る時に雷が多いことから、
稲妻が稲を実らせると信じてきました。

「夫、つま」は古くから、
夫婦や恋人がお互いに相手を呼ぶ言葉で
男女関係なく、妻も夫も「つま」と読む為、稲妻になりました。

まとめると…

「雷(かみなり)」雲と雲との間、あるいは雲と地雷の間に起きる放電現象。

「雷(いかずち)」雷と同じ。

「稲妻(いなずま)」空中電気の放電によって生じる電光、雷で起きる光の事。

分かりやすく言うと、
雷が音で、稲妻が光ということです。

雷や稲妻と稲光 漢字の由来は?

漢字の由来については、先ほども触れましたが、
昔から神様が鳴らす音とされていたのは、
ご存知だと思います。

「いかずち」とか「なるかみ」とも呼ばれていましたが、
鎌倉時代以降に「かみなり」という呼び方が一般化したと言われています。

漢字の「雷」の「田」の字は田んぼの「田」ではなく、
古代文字の「畾」が変化したもので、
大きな音を出す太鼓の形が元になっているのです。

ただ、稲妻の「稲」に関してはそのままお米の稲を表しています。

農作が主だった昔の日本では、
お米の豊作を願って様々な行事が行われてきました。

旧暦9月9日の重陽の節句しかり、
十五夜のお供えしかり、
盂蘭盆しかり、

すべてそういった伝統行事は豊作を願い、
厄災から逃れるために昔から行われてきたものです。

すべて稲穂は神様の依り代(よりしろ)という考えからです。

そんなふうに神聖なものとされていた稲ですが、
雷が多い年には豊作になると言われていました。

雷が多い年は日照時間が平年よりも長く、
降水量も多いということもあるそうなのですが、
昔の人たちは、
「稲妻の光が稲に子供を作らせる」=「たくさんの実をならせる」
という考えを持っていたのです。

実際、
近年に稲妻の強電力が空中窒素を固定させて、
それを稲が取り込むことによって窒素肥料の役目を果たし、
豊作に繋がるという説が実証されているようです。

昔の人は自らの経験でそれを知っていたのですね。

その時代、稲妻は「稲光」(いなびかり)、
「稲魂」(いなたま)、
そんな考えから稲妻は、
「稲の夫(つま)」=「稲夫」(いなづま)という名が一般的になりました。

「稲妻」という言葉は、豊作につながるものだったようですね。

あとがき

神様が鳴らすと考えられていた「雷」、
稲に子供を作らせる=豊作を望むことから生まれた「稲妻」の文字、
雷や稲妻、それを連れてくる「夕立」にも、
様々な語源な由来があったのです。

ちなみに「稲妻」という名前のお菓子をご存知ですか?

みなさんご存知の「エクレア」がそれです。

フランス語で稲妻を意味する「エクレール」の英語読みが「エイクレアー」。
それが伝わったものです。

では、こちらはなんで稲妻なのか。

これには様々な説があって、
シュー生地を焼いたときにできるひびや割れ目が稲妻のようだから、
というものや、
上にかけられたチョコなどが光って稲妻のように見えるから、
というもの。

中のクリームや表面のチョコレートなどが溶け出さないうちに、
稲妻の光のように素早く食べなくてはいけないから、などと言われています。

雷も稲妻も夕立も、
実際には怖かったり被害を出したりする嫌なものですけれど、
夏の風情を感じさせてくれるものでもあるのです。

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