だだちゃ豆は食べたことがありますが、
とても美味しくて驚きました。
見た目は、枝豆と良く似ていますが、
栄養価が高いのはどっちなのでしょうか?
枝豆は、そこまで好きではないのですが、
だだちゃ豆は、完食しました。
それほど美味しいだだちゃ豆。
だだちゃ豆と枝豆の違いについてお話ししたいと思います。
簡単なずんだ餅の作り方もまとめました。
だだちゃ豆と枝豆の違いで栄養価が高いのはどっち?
★だだちゃ豆と枝豆の違いは?
そもそも、「だだちゃ豆」と「枝豆」って違うのでしょうか?
だだちゃ豆と枝豆、違うとしたら、どう違うのでしょうか?
さっそく、「だだちゃ豆」と「枝豆」の違いを見ていきましょう。
「枝豆」とは、大豆が熟成する前に収穫したものの総称です。
一般的な「枝豆」は、「黄大豆」という品種です。
「黄大豆」は、黄色っぽい色をしていて、
緑色の「枝豆」を熟成後に乾燥させると、
黄色っぽい大豆の色になります。
また、
「枝豆」は、枝のままで販売されていることが多いですよね。
これは、栄養価の低下を防ぐためです。
「枝豆」には「黄大豆」の他に、
「黒枝豆」と「茶豆」といった品種があります。
「黒枝豆」は、豆がさやの中で成熟すると、
黒色になります。
一般的な枝豆よりも深い甘味とコクがあります。
「茶豆」は、見た目は普通の枝豆ですが、
さやの中の薄皮が茶色です。
香りが豊かで、
特にゆでた時の甘い香りが特徴です。
実は、「だだちゃ豆」は、
この「茶豆」の仲間です。
ということは、
「枝豆」のなかの一品種となります。
ですが、「だだちゃ豆」は、産地が限定されます。
山形県庄内地方・鶴岡市で栽培されて、
出荷されるものが「だだちゃ豆」なのです。
見た目の違いとしては、
一般的な「枝豆」は、さやも豆も鮮やかなグリーンです。
一方、「だだちゃ豆」は、
さやはちょっぴり茶色っぽいグリーンで、
豆も茶色っぽいです。
これは、さやの産毛と薄皮が茶色いためです。
だだちゃ豆には、もうひとつ特徴があります。
それは、さやが小ぶりで、
さやの中の豆が2粒なのです。
一般的な「枝豆」は、
さやの中の豆が3粒のものも多いですよね。
このように、「だだちゃ豆」は、
一般的な「枝豆」よりもちょっと小ぶりで、
色も地味な見た目となります。
ちなみに、だだちゃ豆の「だだちゃ」は、
山形県 庄内地方の方言で、
「お父さん」「親父(おやじ)」を意味します。
そして、「だだちゃ豆」と「枝豆」には、
栄養成分や味にも違いがあります。
まずは、栄養成分での違いを見ていきましょう。
一般的な「枝豆」は、
大豆と同様の良質の『タンパク質』などを含み、
栄養豊富です。
女性に嬉しい成分である『大豆イソフラボン』も豊富で、
その他、
『ビタミンB1』『カリウム』『食物繊維』『鉄分』などを含んでいます。
さらに、
「枝豆」には『ビタミンA』や『ビタミンC』がたくさん含まれています。
ちなみに『ビタミンB1』は、アルコールを分解してくれる成分で、
おつまみに最適な一品というわけです。
ところで「だだちゃ豆」だって、栄養豊富です。
「枝豆」と同じ栄養成分に加えて、
アミノ酸の『アラニン』や糖類の『スクロース』は、
「枝豆」よりも多く含まれています。
さらに、「だだちゃ豆」は、
次のような成分も豊富に含んでいます。
★『葉酸』
葉酸は妊婦さんにはかかせない栄養素です。
胎児が先天性の疾病にかかるリスクを下げる効果があるとされています。
また、貧血対策にも役立つとされています。
★『メチオニン』
アレルギー物質である「ヒスタミン」の働きを抑制する効果があり、
肝機能を向上させてくれる効果があるとされています。
★『GABA』
精神的なストレスの抑制に役立ちます。
また、血圧の低下や中性脂肪の低下にも効果があるとされています。
★『オルニチン』
成長ホルモンの分泌を促進し、
肌の若返り等の美肌への効果が期待できます。
含有量は、シジミの数倍といわれています。
このように、「だだちゃ豆」は、
「枝豆」よりも栄養価が高いのです。
だだちゃ豆と枝豆の違いで旬の時期はいつ?
まず、枝豆の旬の時期を見てみましょう。
枝豆の食べごろの時期は、6月~9月頃となっています。
美味しい枝豆を選ぶには、
枝付きで売られている物を選びましょう。
この時、一枝に沢山付いている物を選び、
まばらな物は選ばないようにしましょう。
また、さやがふっくらしていて、
しっかり実が詰まっている物を選ぶと良いです。
枝に残っている葉が青く新鮮な物、
枝自体は茶色く枯れかかっている物、
さやが緑色で、
産毛がびっしりと付いていて、産毛が立っている物を選びます。
茶色い物は極力避けるようにしましょう。
続いて、だだちゃ豆の旬の時期ですが…
一般的な「枝豆」は、
全国各地で栽培されています。
そのため、梅雨頃から夏の間、スーパーなどで購入することができます。
ですが、「だだちゃ豆」は、
産地限定のため、時期が短くなります。
「だだちゃ豆」の「旬」の時期は、
8月上旬~9月上旬です。
枝豆より、だだちゃ豆の方が、旬の時期は短いんですね。
約一か月。
楽しめる期間が短いのは残念です。
だだちゃ豆と枝豆 ずんだ餅を作るにはどっち?
ずんだ餅とは?ですが…
枝豆をゆでて皮をむき、
すりつぶしたものを「ずんだ」といいます。
じんだ餅というところもあります。
宮城県を中心に東北地方一帯では、
和(あ)え物や餅にずんだをよく使います。
宮城県周辺では、夏から初秋にかけて良質の枝豆がとれます。
この枝豆をつぶしてずんだをつくり、
甘く味つけして餡(あん)にします。
搗(つ)きたての餅を小さくちぎり、
ずんだ餡をまぶしたのがずんだ餅です。
くるみ餅、ごま餅などとあわせて三色餅として用いることが多いです。
仙台や塩竈(しおがま)には、
枝豆の季節になると、ずんだ餅を食べさせる店もあるが、
一般には客をもてなすときなどに家庭でつくられます。
ずんだ餅は、枝豆で作るんですね。
では、
だだちゃ豆でずんだ餅は作れるのでしょうか?
仙台に数多くあるずんだ餅の名店。
そんな名店の方々は、
商品への絶対なこだわりを持って作っています。
ずんだ餡や調味料、添加物不使用や、
お餅を作るためのもち米等こだわるところは様々ですが、
仙台にあるずんだ餅のお店のずんだ餡に、
「だだちゃ豆」を使用しているお店があります。
結論から言うと、
枝豆でも、だだちゃ豆でも、
ずんだ餅は作る事ができるんですね。
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あとがき
最後に、
簡単に作ることができる、
ずんだ餅の作り方を紹介します。
★冷凍枝豆で作る、簡単で美味しいずんだ餅
材料
・白玉団子
白玉粉 100g
ぬるま湯 100cc
・ずんだ餅
冷凍枝豆 400g
水 80cc
砂糖 大匙4
塩 少々
<ずんだ餡>
① 冷凍の枝豆は解凍し、さやから出し薄皮も取ります。
② 薄皮を外した枝豆は、耐熱皿に入れて2分程度加熱し、温めます。
③ 温まった枝豆はすり鉢ですりつぶします。
(フードプロセッサーでもOKです)
鍋に水と砂糖と③を入れ、弱めの中火で3~4分かけます。
全体に滑らかに混ざり合ったら
火を止めて冷まします。
<白玉>
① ボールに白玉粉を入れます。
ぬるま湯(35℃位)を少しずつ加え、
生地を練っていきます。
よく混ぜ合わせて、粉が一塊になればOKです。
② ①の生地を手のひらで転がしながら、団子状にまとめます。
ゴルフボールより小さめの団子を作ります。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、団子を入れます。
団子がうかびあがってから、3分程度ゆでます。
茹で上がった団子は冷水の中で冷まします。
ザルの上にキッチンペーパーなどを敷き、
その中に団子をならべてしっかりと水気をきります。
皿に白玉団子をよそい、
ずんだ餡をかければ完成です。
※白玉は、お餅でもOKです。
これなら、私でも作れそうです、
皆さんも試してみて下さいね。