枝豆は炭水化物かタンパク質か?炭水化物抜きダイエットの栄養やカロリーは?

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この時期、私の実家の母が送ってくる枝豆はいつも絶品だ。

旦那にとっては、最高のおやつみたいだ。

「枝豆食べてもダイエットになるのかなぁ・・・
だってこれ大きくなれば大豆でしょ?大豆ダイエットって言葉はよく聞くし!」

最近目立つようになってきたお腹をさすりながら、
そんなこと話すなんて…

旦那、意外と体型気にしてたんかい…

たしかに大豆ダイエットはよく耳にする。

大豆使用をうたったお菓子なんかも随分と
目につくようになった。

でも枝豆って大豆と色が随分違うしなぁ…

旦那がいうようにいっしょなんだろうか?

「好きなもの食べてなおかつ痩せられたらなぁ・・・」

旦那よ、全力で言う。
そんな都合のいい食べ物はないぞー!

  

枝豆は炭水化物なのか、タンパク質なのか?

炭水化物とタンパク質ってどんなものなのかご存知でしたか?

栄養の三大要素といえば「炭水化物」「タンパク質」「脂質」です。

炭水化物は、体内に吸収されてエネルギーとなる「糖質」と、
逆に体内には吸収されず
エネルギーとならない「食物繊維」の二つに大きく分けられます。

炭水化物は、消火吸収されると、
グリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられて、
余ったエネルギーは脂肪として蓄えらていきます。

体や脳の活動に必要なエネルギーである炭水化物=糖が不足すると、
イライラや集中力の欠如といった、
感情面や疲れがとれないなどの体力面の両面で影響が出てきます。


一方のタンパク質のほうは・・・

人間の体の約60%は水分といわれ、20%はタンパク質といわれています。

人間の水分を除いた構成要素として、
実に半分がタンパク質だとするとその重要性かわかるのではないでしょうか?

タンパク質は、体内に入ると一度アミノ酸に分解されて吸収された後、
体の各部に必要なタンパク質
(体の中には数万種類のタンパク質があるといわれている)に再合成されます。

と、ここで枝豆に話をもどしましょう。

枝豆に含まれる炭水化物は、
他の野菜たちに比べ真ん中位のランキング。

タンパク質については堂々の第一位です。

畑の中のお肉と呼ばれる所以でしょうか…

枝豆は炭水化物抜きダイエットをしているとき食べてもいい食品なのか

ダイエット方法として、
炭水化物というキーワードは最近随分と知られるようになったと思います。

炭水化物を抜くことでなぜダイエットに繋がるのか?

まずは、そこからみていきましょう。

「炭水化物抜きダイエット」のほかに、
「糖質制限ダイエット」というのも聞きますが、
意味合いとして同じものと扱われることが多いようです。

炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられますから、
食事のなかでこの炭水化物=糖質を、
できるだけ取らないことがポイントとなります。

体の中で起きていることを詳しく見ていきまと…

糖質をとることで血糖値がタンパク質や脂質に比べて急激に上昇します。

この上昇を抑えるために働くのがホルモンのひとつである「インスリン」です。

インスリンは、
血液中に急激に増えた糖分を脂肪細胞に取り込むよう促します。

血液中の余った糖分は脂肪に取り入れられ、
体脂肪が増えていくこと(=肥満)につながっていきます。

逆に糖質の摂取量が制限されると、
体の中ではエネルギーの不足を補うため、
今度は、貯まった中性脂肪や体脂肪を分解して、
エネルギー源として使うようになります。

さらに詳しく見ていくと、
中性脂肪を分解する際に、「ケトン体」と呼ばれるものが作られます。

このケトン体が糖質の代わりとなり、体を動かすエネルギー源となるのです。

つまりは、糖質制限ダイエットを行うと…

1 糖質がないから中性脂肪や体脂肪を分解しよう!

2 分解してできたケトン体を糖質の代わりにエネルギーとして使おう!

という流れのなかで、
中性脂肪や体脂肪が減っていくという仕組みとなります。

枝豆については、
炭水化物の量が他の野菜に比べそれほど多いとは言えません。

あわせてカロリーについても気になるところですが、
こちらについても多いとはいえず、
それらについては問題ないレベルといえるでしょう。

ただ、ダイエット中に見逃しがちなのが筋肉の元となるタンパク質です。

食事制限の中で、ついついその量が減ってしまいがちですが、
筋肉が落ちると代謝が減ることとなるため、
その点、枝豆はタンパク質を多く含む食物のため積極的に取りたいところです。

そのほかに、枝豆には食物繊維も豊富に含まれています。

食物繊維は、体内ではほとんど消化されない栄養素のため、
小腸の中を綺麗にしてくれる効果があります。

枝豆のカロリーや栄養成分は?

枝豆は、
大豆になる前の成長途中の段階で、早めに収穫されたものです。

緑色の外見からも分かるように、
枝豆には緑黄色野菜の栄養素を含んでいます。

成長した後の大豆には含まれいない、
ビタミンCやベーターカロチンなどはその代表といえるでしょう。

以下枝豆100gあたり

エネルギー(kcal):134

炭水化物(g):8.9

タンパク質(g):11.5

脂質(g):6.1

ビタミンA(カロテン)(㎍):290

ビタミンC(㎎):15

食物繊維(g):4.6

あとがき

いかがだったでしょうか?

枝豆とは大豆の成長過程での存在で、
その期間限定の役立つ栄養素を含んでいることや、
ダイエット中においても、
タンパク質が豊富など都合よいバランスとなっていて、
積極的にとっていい食物とわかりました。

ただし、
食べる量や、ゆでて食べるときの塩分の取り過ぎに注意したいところです。

おーいだんなぁー。
都合のいい食べ物見つかったかも!