地獄絵図とはどんな意味を表しているのか?絵本の地獄絵が売れる理由としつけに良いのは何故?

地獄絵図という言葉には、どんな意味があるのでしょう?

「まるで地獄絵図の様だった」という表現を聞くことはありますが、
その時に思うのは、
とても、荒れている風景…ですかね。

怖い絵を想像してしまうのですが、
地獄絵図の持つ意味について、
ちょっと言葉にしづらいので、
調べてまとめてみました。

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地獄絵図とはどんな意味を表しているのか?

地獄絵図の意味は…

1 地獄で亡者が苦しむありさまを描いた絵。地獄絵。地獄変相。

2 きわめてむごたらしい状況になること。「戦争で街は地獄絵図と化した」

という意味です、
普段あまり使わないですよね、
というか、使いたくない言葉です。

地獄絵図の意味としては、以上です。

それ以上でも、それ以下でもありません。

地獄絵図の意味として補足するなら、
地獄とは?
という事でしょうか?

地獄と聞けば、死後の世界で、
生前悪い事をすると、
亡くなってから、地獄に行くよと言われた事を思い出します。

地獄の意味ですが…

1 仏語。六道の一。

この世で悪いことをした者が死後に行って苦しみを受けるという所。

閻魔 (えんま) 大王が生前の罪業を裁き、
獄卒の鬼が刑罰を加えるという。

八熱地獄・八寒地獄などがある。

地獄道。奈落 (ならく) 。⇔極楽。

2 キリスト教で、神の教えに背いた者、
罪を犯して悔い改めない魂が陥って永遠の苦を受け、
救われないという世界。

3 イスラム教で、
この世の終末に復活して受ける審判によって、
不信仰者や不正を行った者が永劫の罰を受ける所。

罪人であっても信仰者はやがて天国に入れられる。

ジャハンナム。

4 非常な苦しみをもたらす状態・境遇のたとえ。「試験地獄」

5 火山の、絶えず噴煙が噴き出している所。

また、温泉地で絶えず煙や湯気が立ち、熱湯の噴き出ている所。
「温泉場の地獄巡り」

6 劇場の舞台の床下。奈落 (ならく) 。

などですね、
これを分かり易く言うと…

「地獄」というのは、中国の言葉で、
インドの言葉では、「捺落迦(ナラカ)」と言われます。

日本語でも「奈落の底」といわれるときの、
「奈落(ならく)」という言葉となって使われています。

地獄は、私たちが、生まれ変わり死に変わり、
輪廻転生する世界でも、最も苦しみの激しい世界です。

そして最も転生する可能性が高い世界でもあります。

・地獄はどこにある?

キリスト教では、
地下に地獄という場所があり、
神を信じない人は、死んだら地獄へ行くそうです。

イエスも地下にある地獄に降りていったと伝えられています。

ところが仏教では、
どこかに地獄という場所があるのではありません。

自らが生みだす苦しみの世界です。

ですから、軽業師なら針の山もへっちゃらで、
ボクシングのヘビー級チャンピオンなら地獄の鬼とも互角に渡り合って、
オリンピックの水泳選手なら血の池でも大丈夫と思うかもしれませんが、
どんなに運動神経がよくても、
地獄の苦しみをかわしたり、逃れることはできません。

地獄という場所が地球の地下にあるのなら、
ロケットで月にでも行けば堕ちないかと思っても、
逃れられません。

まったく同じ町に住んでいても、
ある人は、受験地獄に苦しみ、
またある人は、借金地獄に苦しみます。

それは、場所が悪いのではなく、
自らのたねまきが生みだした報いなのです。

・地獄は死後にあるの?

それについてお釈迦さまは、
「従苦入苦 従冥入冥」(大無量寿経)と説かれています。

「苦より苦に入り、やみよりやみに入る」と読みます。

今苦しんでいる人は、死んだ後もジゴクの苦を受ける。

この世のジゴクから、
死後の地獄へと堕ちてゆく、という意味です。

この世の地獄で苦しんでいるので、
その結果、死後の地獄に堕ちていくのです。

ということは、地獄は死後にもあるということなのでしょうか。

やはり、
地獄という言葉の意味を聞いて良い気持ちにはなりませんね。

地獄絵図の絵本 地獄絵が売れる理由は何故?

地獄の絵本がブームとなっています。

地獄と言えば、鬼がいたり、
針地獄や釜ゆでなどの残酷な地獄絵図が繰り広げられていたりと、
大人でも目を覆ってしまうような恐ろしい光景が目に浮かびます。

「悪いことをすると地獄に落ちる」と言う言い伝えもあるくらいです。

そんな「地獄」についての絵本はたくさん出版されていますが、
実は怖いだけではありません。

★じごくってなに?をわかりやすく描いた、風涛社の「絵本 地獄」
「自分の命を大切に」との思いで制作された絵本です。

風濤社の「絵本 地獄」は、
1980年に発行された絵本です。

千葉県安房郡三芳村の延命寺に所蔵されていた、
地獄絵巻を元にして作られています。

1980年当初、若い人による自殺者が急増したことから、
それを抑止する目的で「絵本 地獄」が製作されました。

死の恐ろしさを知り、
自分の命を大切にして欲しいという思いが込められています。

生きている間に悪いことをした人は、
死んだ後に地獄へ連れ去られ、
残酷な報いが待っているというお話です。

そして命を粗末にしてはいけないとの教えがあります。

地獄では目を覆いたくなるほどのおぞましい光景が待っています。

絵本でも忠実に描かれており、
子どもに読み聞かせる絵本とは思えないくらい怖すぎる地獄の絵本です。

★子どもにはやっぱり怖い、地獄の話

怖いだけじゃない、
楽しい作品もたくさん「じごくのえんま帳」もあります。

地獄というとえんま様や鬼、
地獄絵図などとても恐ろしいイメージです。

しかしそれだけではなく、
子どもに見せても安心な楽しいお話もあるんですよ。

はじめての地獄の絵本や、怖がりさんにおすすめの絵本が、
「おばけぼうやのみずじごく うたうためぐり」です。

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よわむしおばけのおばけぼうやが、
ことば遊びや歌で怖さから切り抜けながら、
「みずじごく」を冒険します。

「じごく」が出てくることば遊びの絵本として、
幼児から楽しみながら読み進められます。

登場するキャラクターもかわいいです。

ヨシタケシンスケさんの「このあとどうしちゃおう」にも、
「いじわるなアイツはきっとこんなじごくにいく」と、
地獄の説明があります。

そこにはトイレがひとつしかなかったり、
誕生日のプレゼントが注射だったりと、
ユーモラスな地獄が登場します。

「キツネのかぎや」シリーズの、
「地獄のえんま帳」も、ハラハラドキドキの連続でおすすめです。

地獄絵図がしつけに良いと言われるのは何故?

地獄にまつわる絵本のおすすめをご紹介します。

絵本 地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

白仁 成昭、中村 真男(著)、宮 次男(監修)

この、絵本が、しつけに効果てきめん!と大人気なんです。

東村アキコさんの育児漫画で紹介されたことによって、
発行から30年以上経ったのちに話となった絵本です。

2012年にはAmazon年間絵本ランキング第1位を獲得し、
累計発行部数は40万部にも達しています。

「生き物は殺してはいけない」
「嘘をついてはいけない」など、
悪いことをしたら、
それ相応の裁きがあることが描かれています。

血を連想させるような赤で書かれた文字や、
残酷過ぎる描写など、
子どもによっては、トラウマになりかねないくらいインパクトが強く、
評価が分かれる絵本です。

しかし、この絵本には、
「命は粗末にしてはいけない」という、
最大のメッセージが込められています。

怖がらせるしつけではなく、
倫理観や道徳観、
そして命の大切さを学ぶ絵本としておすすめです。

読み聞かせの際に、
説明を添えて子どもに伝えると良いでしょう。

あとがき

地獄の絵本には、
小さな子どもから読める優しいものから、笑えるストーリーのもの、
そして震え上がるほど怖いものまでさまざまです。

それでも子どもたちを魅了するのは、
怖いもの見たさとストーリーの面白さにあるのではないでしょうか。

子どもは実は怖いものが大好きです。

鬼やおばけなど、実際に存在しないものほど興味が湧き、
「怖い、けれども見たい」という感情が生まれます。

はじめは怖いもの見たさで見ていたのが、
だんだんストーリーの面白さが理解できるようになると、
「怖いけれども面白い!」と何度でも読みたくなるのです。

人気のある作品ほど、
子どもが魅了されるだけの内容が伴っています。

ただ怖いだけでなく、
伝えたいメッセージがしっかりしている作品や、
ユーモアのある作品が多いのも、地獄の絵本の特徴です。

読むのが怖いですか?

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