新しい生活様式とは何でいつまで続くのか?できない人はどうなるのか?

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『新しい生活様式』とは、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
日常の生活の中に取り入れるよう提案されたものです。

「新しい生活様式」として、
一人ひとりが感染防止の3つの基本を守りながら、
生活をしていかないといけません。

緊急事態宣言は、一応解除されたけど、
また、
あちこちで感染クラスターも起こっているようです。

間違いなくすべての人が願っていることは、

『新型コロナウィルスの終息』です。

その願いをかなえるためには、
『新しい生活様式』を受け入れるべきなのです。

  

新しい生活様式とはわかりやすく言うと何?

新型コロナウイルス対策のために、
新規感染者数がある程度落ち着いた地域での
「新しい生活様式」を政府専門家会議が発表しました。

新しい生活様式は、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
社会全体・地域全体で実践するライフスタイルを指します。

専門家会議の発表では、
「日々の暮らしの対策」「移動に関する対策」「買い物時の対策」
「娯楽時の対策」など、
ケース別に詳しく実践例が示されています。

新しい生活様式とは、
新型コロナウイルスの新規感染者数が落ち着いた、
また、限定的になった地域で生活する際に、
実践することが求められる行動規範です。

「生活様式」という言葉は、
現代では、
「ライフスタイル」という言葉で使われることも多くあります。

生活様式とは、
「ある社会において成員が共通して行われているような生活の送り方」
を指す概念です。

広義には「文化」と同じような意味で使うこともあります。

「新しい」生活様式と書かれた背景には、
従来の生活様式では、
新型コロナウイルスの感染拡大を防げないという考えがあります。

一方で、
「新しい生活様式」には、新型コロナウイルスの拡大は防げても、
「他の問題を生み出す」ような面もみられます。

1人1人が主体的に「新しい生活様式」の実践をその都度考え、
取り入れていく必要があるでしょう。

■移動に関する感染対策について

・感染が流行している地域からの移動、
感染が流行している地域への移動は控える。

・帰省や旅行は控えめに。
出張はやむを得ない場合に。

・発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモしたり、
スマホの移動履歴をオンにしたりする。

・地域の感染状況に注意する。

■暮らしの感染対策について

・外出は、マスクを着用する。
遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ。

・人との間隔は、できるだけ2メートル (最低1メートル)空ける。

・会話をする際は、可能な限り対面を避ける。

・家に帰ったらまず手や顔を洗う。
できるだけすぐに着替え、シャワーを浴びる。

・手洗いは30秒程度かけて水とせっけんで丁寧に洗う

■日常生活を営む上での新しい生活様式について

・まめに手洗い、手指消毒

・せきエチケットの徹底

・こまめに換気

・身体的距離の確保(ソーシャルディスタンス)

・「3密」(密集、密接、密閉)の回避

・毎朝家族で体温測定、健康チェック。
発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅で療養

・屋内や会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用

■買い物時の新しい生活様式

・通販も利用

・1人または少人数ですいた時間に

・電子決済の利用

・計画をたてて素早く済ます

・サンプルなど展示品への接触は控えめに

・レジに並ぶときは、前後にスペース

■公共交通機関の新しい生活様式

・会話は控えめに

・混んでいる時間帯は避けて

・徒歩や自転車利用も併用する

■働き方の新しい生活様式

・テレワークやローテーション勤務

・時差通勤でゆったりと

・オフィスはひろびろと

・会議はオンライン

・名刺交換はオンライン

・対面での打ち合わせは換気とマスク着用

新しい生活様式には、
「新型コロナウイルスの感染拡大リスクを下げる」
効果があります。

一方で別のリスクが高まる可能性は無視できません。

最も懸念されるのは、
「過度な相互監視の助長」「地域の共同体性の高まり」です。

新しい生活様式によって、
明確な行動指針が示されたことにより、
守っていない人に対する、
過度な誹謗中傷や非難が起こる可能性があります。

専門家会議も政府もこれを「強制」しておらず、
できる範囲で個々人が実践する者だと思いますが、

中には正義感を振りかざし、
あたかも「絶対に守らなければならないもの」かのように、
他者に強制する人は出てくるでしょう。

地域内でも相互監視が高まり、
「○○さん、新しい生活様式全然守ってないよね」
と陰口が共有されたり、
ある種の偏見に結びついたりする可能性があります。

「新しい生活様式」は強制されるものではなく、
できる範囲で1人1人が努力するものであることを忘れてはいけません。

新しい生活様式はいつまで続くのか?

緊急事態宣言が解除されることについて、
緊急事態宣言の解除は、
全国的な感染者数の減少が続いていることの証明で、
喜ばしいことですが

韓国など海外の事例を見ると、
気が緩むと再び流行するため、
ウイルスと共存しながらの生活は、
しばらく続くと考えられると指摘されています。

そのうえで、
「解除が出口、終わりなのだという認識ではなく、
今はまだ通過点なのだという意識で、

すべての地域で手洗いやマスクの徹底、
いわゆる『3密』を避けるなど、
新しい生活様式を続けていくことが望ましい」
という事です。

また、今後の感染状況については、
確実な見通しを示すことは難しいとしたうえで、

「今後、6月あるいはさらにその先まで、
感染者の数が低い状況で推移すれば、
社会活動をある程度の規模で再開しても、
問題ないという話にもなっていくのではないか、

私たちのこれからの行動が流行に直結するため、
決して気を緩めないことが重要だ」という事です。

新しい生活様式は、
今は通過点で終息の兆しはまだ先の様です。

新しい生活様式ができない人はどうなるのか?

新しい生活様式の中には、
「公共交通機関の理由は混んでいる時間帯は避ける」
「食事の際には対面ではなく横並びで座ろう」
「公園は空いた時間・場所を選ぶ」などの実践例があります。

1人1人が「公園は日中混んでいるから夕方に行こう」と意識して、
夕方に訪れると、
結果的に日中は人が少なくなり、
夕方に人が集中するようなことが起こります。

「食事の際は対面ではなく横並びで座ろう」と、
みんなが横並びで座ると、
席がうまく配分されず、
結果的に三密での待ち時間が伸びたり、
そもそもの目的である食事を楽しむことができなくなってしまいます。

新しい生活様式の実践を絶対視せず、
1人1人がケースバイケースで適切な対応をとることが重要になります。

新しい生活様式を、
徹底的に実践している=正義ではないこと
を自覚してできる範囲で実践することが求められます。

あとがき

新しい生活様式の実践は、
経済活動と新型コロナウイルスの拡大防止を両立するための提案ですが、
それは個々人の楽しさや幸せを過度に縛るものになっては本末転倒です。

自分にできることから1つずつ、
無理のない範囲で新しい生活様式を実践していくことが、
短期的にも長期的にも重要であると考えられます。