ネクタイを締める理由や意味がわからない!起源や歴史とマナーとしての必要性は?

「えぇ~!どうやるんだっけ~!」

朝はせわしなく始まるものだと、
毎日のことだからわかってはいるけれど、
今日はとりわけそう感じる。

友人の結婚式に招待された旦那は、
久しぶりに締めるネクタイの結びに悪戦苦闘。

洗面所の鏡の前で何度もやり直しをしている中で、
この悲鳴があがったのだ。

「ここをこうするんじゃなかったっけ・・・いや違うのか・・・」

転職を機にすっかりラフな格好に慣れてしまったせいで、
ネクタイの締め方が自分なりにしっくりいかないらしい。

男性の場合、
襟元のVゾーンにネクタイが在る無しはもちろんだけど、
その締め方や
ディンプルの作り方でその印象は大きく変わるものなぁ・・・

締め方の種類だけで、実は何種類もあると、
何かの雑誌で見たことがあるけれど、
そもそもネクタイって何のために締めるんだろ・・・

「ねぇねぇ…これでどうかな?」

う~ん、ちょっとバランス悪いんだよなぁ・・・

もぅ仕方ない。私の出番か・・・

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ネクタイを締める理由や意味がわからない!

現代において、
機能的な面でネクタイを締める理由はというと・・・
実は無いです!

やはり理由としては、
フォーマルな場でのマナーの部分と、
ファッションの面というところが大きいのではないでしょうか?

マナーという意味では、
その歴史を含めて別段でお話しするとして、
ファッションにおいては、
ジャケットやYシャツにアクセントを加える重要なアイテムなのです。

柄や素材だけでなく、
ネクタイ自体の結び方という形の部分でも、
いくつもの方法が今も伝えられています。

その選択肢の多さは、おしゃれ上級者のセンスの見せ所。

ベースとなるジャケットや、シャツの柄や素材を考慮して、
組み合わせるネクタイは大変奥の深い世界といえるでしょう。

ネクタイを締める起源や歴史とは?

これは諸説あるのですが・・・

首元に布を巻くというところでは古代にまでさかのぼって、
布をつけている様子が世界各地に資料として残っています。

ただ、ひとつの転機となったのが、
17世紀のフランスで伝えられているあるエピソードでした。

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傭兵のクロアチアの兵士が、
ルイ13世を守るためにフランスを訪れていた際に、
彼らが首に巻いていたスカーフ。

これは戦地に向かう恋人に、
無事で帰ってきてほしいとの願いがこもったものでした。

今でいうお守りみたいなものでしょうか。

この様子を見た息子のルイ14世は側近に尋ねます。

『あれは何か?』と。

もちろんルイ14世は首に巻かれたスカーフのことを尋ねたのですが、
側近は、見慣れないクロアチアの兵士のことを聞かれたと勘違いしてしまい、
『クロアチア兵(cravat:クラパット)です。』と答えてしまいます。

以来、そのスカーフが「cravat:クラパット」と呼ばれるようになり、
いつの間にかそれが転じて、
現在のフランス語でネクタイのことを指す
「cravate」の語源となっという説です。

その後のフランス、19世紀7月王政以降。

男性の服装は簡素化と機能性に重きが置かれるようになっていきます。

その一方で、階級間での服装にも変化が現れてきました。

歩く人誰もが、
黒い帽子に黒の上下のシャツというファッションが流行します。

そんな中でネクタイは、
男性がおしゃれを表現できる唯一の場所として注目されはじめると、
さらに一歩すすんで紳士のたしなみとして認められていくことになっていきます。

ネクタイを見るだけでその人の社会的地位や、
生まれや政治的な傾向までがわかるとされるようにまでなっていきます。

ネクタイを締めるマナーとしての必要性は?


当時、70種類以上があったとされ、
その結び目は、つくるのは至難の業のものもちらほら。

また、それを使いこなすことができる男性というのは、
羨望のまとだったことでしょう。

大切な人と会う場面において、
難しい結び目のネクタイで出向くことは、
それを作るのに多くの時間を必要とした証。

その結び方ひとつで相手への敬愛の念はもちろん、
自身の時間的余裕や忍耐力までも表現していたということです。

いうなれば、
「あなたに会うために私は、かなりの時間をかけて、
こんなに難しい結び方のネクタイをしてきたんですよ」
という内心を表現していたということでしょうか・・・

一方、燕尾服などで使われるボウタイ。

今は結んだ状態も製品としてありますが、
これを手で結ぼうと思うと結構大変なことです。

失敗して結びなおしたとしても、リネンにしわが残ってしまって、
そのままつけていけなくなってしまうものだったのだとか。

まさに結びが一発勝負だったということですね。

そういったことから、
フォーマルな場でネクタイしていくことがマナーのひとつとして、
現代でも続いているのかもしれません。

あとがき

いかがだったでしょうか?

ネクタイを締める時って背筋がピンとするというか、
気合いが入るというようなことを聞いたことがあります。

外国から入ってきた文化ではありますが、
ファッションの面だけでなくネクタイの結びで、
相手を想う気持ちが込められていたとわかると、
人との関わりに国境はないんだなぁと感慨ふけってしまいました。

となると旦那よ。

少しくらい約束の時間に遅れたっていいよ。

相手を想う気持ちがこもっているんだから。

だから私はやっぱり手伝わない!
自分で結んでいくのだ~!

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