『うなぎ』…好きですか?
ウナギ屋さんの前を通ったとき、香ばしい良い匂いがしてくると、
もう、たまりませんね。
鰻と言えば“土用の丑の日”が有名ですが、
土用の丑でなくても、
ウナギを食べてスタミナをつけたいときってありますよね!
で、…鰻を食べるとき、うな丼にしますか?うな重にしますか?
ひつまぶしっていう手もありますね。
どれがどう違うのかって思いますけど、どれも美味しいです。
調理法が関西と関東では、全然違うようですが、
味の違いは好みの問題ですかね。
静岡の友達は、どっちを食べているのか気になってきました。
新幹線の中で売っていた『鰻弁当』は、
関東風と関西風、どっちなんでしょうか?
うなぎの食べ方で、うな丼とうな重はどう違うのか?
うな丼やうな重、
お店のメニューでも両方書いていることも多く、
何が違うんだろう?と思った経験はありませんか?
両方ともご飯の上にうなぎが載っていますが、
その違いは食べ方にあったのです。
・うな丼とは
うな丼とはどんぶりに入ったご飯に、
うなぎを載せたもののことを言います。
牛丼チェーン店でも最近は見かけるようになり、
身近で食べやすいものとして親しまれていますね。
醤油やみりんを使ったタレが主に用いられます。
なんと、ご飯の上にうなぎをのせて、
さらにその上にごはんとうなぎをのせる地域もあるみたいですよ。
ボリュームたっぷりのうな丼、
考えるだけでよだれがでてきてしまいそうですね。
・うな重とは
うな重とは、
お重の中にごはんを入れて、
その上にうなぎをのせたもののことを言います。
うな丼とは器が違うのですね。
うな丼とうな重の違いは基本的には器だけのようです。
お店によっては昼と夜でどちらを出すか決めたり、
お新香やお吸い物の有り無しで名前を区別したりするところもあるみたいです。
うな丼やうな重 うなぎの調理法で関東風と関西風の違いは?
うなぎの調理法に関東風と関西風があることをご存じですか?
旅行先でうなぎを食べてみたら、
いつも食べてるものと違う!
と思ったことのある方もいるのではないでしょうか。
実際にどんな違いがあるのかみてみましょう。
・関東風のうなぎのさばき方
まずはさばき方から違いがあります。
関東風のさばき方は背開きが基本です。
これは腹から開くのは「切腹」を意味するからだと言われています。
もともと武士の町だったからならではの理由ですね。
実用的にも理由があり、背開きでは身崩れしにくく、
腹の脂をじっくり落とすことができるからだそうです。
・関西風のうなぎのさばき方
関東風のさばき方は腹開きです。
これは「腹を割って話しをしよう」という、
商人の町ならではの理由があるみたいです。
おもしろい理由ですね。
・関東風のうなぎの串打ち
関東ではうなぎにさす串が竹串です。
関東風は後で記述していますが、
蒸す作業が入るため、焼く時間が短くなっています。
そのため、竹串を使っても燃えてしまわないそうです。
皮と身の間を縫うようにさしていきます。
・関西風のうなぎの串打ち
関西風の串打ちは金串を使います。
関西風には蒸す工程がないので、
金串を使わないと燃えてしまいます。
焼き方によって串も違うんですね。
関西風は背びれ、尾びれ、頭をつけたまま串刺しにして焼きます。
・関東風のうなぎの焼き方
最後に焼き方です。
先に少し触れましたが、
関東風は焼いた後に蒸す工程が入ります。
これをすることによって、
外はサクッと、中はふわっと、の食感が生まれるということです。
また、蒸すことで脂もしっかり落とすことができます。
開き方もそうでしたが、
余分な脂をなるべく落とす作り方をしているんですね。
・関西風のうなぎの焼き方
関西風はシンプルに焼く工程のみです。
そのため焼き時間が長くなります。
関西風ではごはんの間にうなぎをはさむところもあるため、
これが蒸す工程の代わりになっているとも言われています。
これを「まむし」と呼ぶそうですよ。
関西風はパリッとした食感がおいしいです。
うなぎのかば焼きには関東風と関西風があるけど名古屋はどっち?
関東と関西の違いを紹介しましたが、
その中間点の名古屋ではどうなっているのか、調べてみました。
調べたところ、
分かれるのは正確には静岡の浜名湖周辺であるという推測がありました。
浜松市では7割ほどが関東風のようです。
名古屋はほとんど関西風ということなので、
浜松と関東の間がちょうど境と言ってよさそうですね。
ぜひ食べまわってみて違いを比べてみてください。
あとがき
うな丼とうな重の違いは、
ほとんど器だけであるということが分かりました。
また、関東風の鰻と関西風の鰻には、食感にも違いがあるということで、
両方を食べ比べしてみたくなりますね。
特に境目については、はっきり分かれるところがあるのか、
ぜひ体感してみてください!