金魚すくいの金魚の種類は何?飼い方と育て方のコツは?金魚の寿命はどれくらい?

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子供の頃、お祭りで良くやった金魚すくい

薄い紙ですくうので、
すぐやぶれてなかなかすくえなかった記憶があります。

やっとすくえて、持ち帰っても、
とても寿命が短くで、悲しい思いをしました。

飼い方を知らなかったのですね。

金魚すくいですくった金魚の飼いかたのコツを知りたいです。

金魚すくいの金魚の種類は何?

夏祭り、縁日の屋台の定番と言ったら皆さん何を思い浮かべるでしょうか?

「焼きそば」「わたあめ」「チョコバナナ」などなど。

そして、「金魚すくい」も夏祭りの屋台の定番ではないですね。

たくさんの小さな金魚たちが涼しげに泳いでいる姿は癒されます。

金魚すくいでは様々な種類の金魚や、
カラフルな金魚を捕まえることが出来ます。

ここでは代表的な金魚すくいの金魚についてご紹介します。

★金魚すくいの金魚について

金魚すくいの金魚の定番は「和金」と呼ばれる種類です。

別名「小赤」とも呼ばれています。

英語ではCommon goldfish(コモンゴールドフィッシュ)と呼ばれており、
金魚の基本形といった意味でしょうか。

★和金について

和金は金魚の原型であるフナに非常によく似た流線型の体型です。

赤色が基本の体色です。

とても丈夫で飼いやすい金魚の一種です。

和金は家庭でも飼育しやすく、泳ぎも大変上手です。

金魚すくいでもらえる和金の体長は3~4cm程ですが、
上手に育てれば20cm程にまで成長することもあります。

エサにもさほど気を使う必要はありません。

ペットショップやホームセンターで売られている金魚用のエサを、
1日1回もしくは2回ほど食べきれる量を与えてください。

★和金以外の金魚も金魚すくいでもらえる?

縁日などの金魚すくいでは、
まれに和金以外の金魚も混ざっています。

代表的な金魚の種類では、
出目金やコメット、琉金が金魚すくいでGETする事が出来るでしょう。

いずれも金魚すくい用の金魚は一般的に販売の対象から外れた、
ハネと呼ばれている金魚が金魚すくい用として流通しています。

★出目金や琉金も持ち帰って飼うことはできる?

もちろん金魚すくいで手に入れた出目金や琉金も、
持ち帰って飼育することは可能です。

しかし、和金に比べて出目金や琉金は繊細です。

特に出目金は目が出っ張っていて傷つきやすいので、
なるべく大きめな水槽で置物などは置かずに育てた方が良いでしょう。

また、餌はなるべく沈下性のエサを用いてください。

なぜならば出目金や琉金は泳ぎがあまり上手でなく、
水面に浮上しづらいからです。

金魚すくいの、主な金魚は「和金」なんですね、
オレンジ色の可愛い姿を思い出して、ほっこりしました。

金魚すくいの金魚 飼い方と育て方のコツは?

まず、金魚すくいをやる前に準備しておくことですが、
バケツをひとつ用意して、
水道水を一杯汲んでベランダなどの日向に出しておきます。

バケツは前に使った時に付いてるはずの洗剤や漂白剤などを、
良く洗い落としてからにして下さい。

日向に出すのは、太陽の光に当てるためです。

太陽光には水道水に含まれている塩素を
無害化させる働きがあります。

2、3時間も直射日光に当てれば、
あとは水温が上がり過ぎないように日陰に置いておきます。

この中にすくってきた金魚を収容しようというわけです。

もしも余裕があるならバケツを2杯用意して、
水が汚くなったときのために換え水を用意してやれれば万全です。

ここで一週間ほど様子を見て、
うまくいけそうなら、水槽を用意すれば良いでしょう。

ここまでが下準備です。

・金魚とばい菌

魚の体は鱗で覆われていて、丈夫なように見えますが、
その外側をおおっている粘膜は容易にはがれやすく、
はがれた粘膜は水をすぐに腐らせます。

金魚すくいの水の中は、
すくい用のもなか(あるいは和紙)の溶けたものと、金魚の糞と、
それから金魚の体からはがれた粘膜とでいっぱいです。

そういった状態の水の中では、
金魚の病気の元になるばい菌が、
非常に増えやすい状態にあるということが想像できると思います。

金魚の体にはそういった病原菌に対する抵抗力がちゃんと用意されていて、
体の表面の粘膜もそのための物だと言われています。

古くなって細菌に犯されそうになった粘膜を次々に捨て去り、
新しい粘膜と置き換えることで、病原菌から身を守っているわけです。

しかしながらそれは自然の川や池でのおはなしで、
魚一匹あたりに無限大に水が分け与えられている自然環境でのおはなしです。

金魚すくいの舟の中では、
魚一匹あたりに無限大に分け与えられているのは水ではなくて病原細菌、
と言うことになります。

細菌の増殖速度が魚体からの粘膜の生成量を上回ると、
細菌の活動範囲が粘膜から金魚の内部に及び、
すなわち魚達が病気になる、ということになります。

ですから、うちについたら、
前の日に汲み置いておいたバケツに移してやるのですが、
いきなりふくろごと開けてしまうのは禁物です。

水温や水質の変化に対するショックも心配ですが、
金魚が入っている袋の水の中にはゴマンとバイキンがいるわけですから、
バケツの中に入るであろう病原菌を極力減らすように工夫しなければいけません。

すでに金魚を買っている水槽があって、
そこに放そうとする場合でも、
以上のような理由からすぐには水槽には放さずに、
バケツでしばらく飼ってみて様子を見るのが無難です。

そして、様子を見たら…

・大きな水槽がポイント

何匹くらい育てるかにもよりますが、
金魚1匹あたり10リットルを目安にした水槽を用意しましょう。

小さな水槽では水質が悪くなりやすく、
金魚にとって良くない環境になってしまいます。

お部屋のスペースに合わせつつ、
できるだけ大きな水槽を使ってあげましょう。

・カルキ抜きとエアーポンプを準備しておく

ケア後の金魚は、水槽にカルキ抜きをした水を入れて、
その中で金魚を育てます。

金魚は水道水に含まれているカルキが苦手なので、
必ずカルキ抜きを準備しておきましょう。

また、エアーポンプは必須アイテムです。

金魚が呼吸するために必要なので、必ず設置してあげてくださいね。

・金魚を育てるために大切なエサ

金魚を育てるためには必要不可欠なエサ。

飼い始めの3日間はエサをあげる必要がありませんから、
その間に金魚用のエサを準備しておいてください。

さまざまな種類のエサがありますが、
金魚専用であれば問題ありません。

ただ上に浮かぶタイプと沈むタイプがあり、
水を汚したくないのであれば、浮かぶタイプがおすすめです。

金魚も食べ残しがなく、成長してくれるでしょう。

金魚の飼い方は、意外と大変そうですね。

先ほどはバケツの水を、
ベランダに置いてという方法を紹介しましたが、
塩水を使うというやり方もあるので紹介します。

★長生きさせるコツは塩水!

屋台から金魚を持ち帰ったら、
塩水を使って過ごしやすい環境にしてあげてください。

水の中にいる金魚は、
体内に取り込んだ水を排出するためにエネルギーを使っています。

疲れている金魚にとってはつらい環境なので、
すぐにケアをしてあげる必要があるんです。

1リットルの水に対して、小さじ1杯分の塩を混ぜると、
濃度約0.5%の塩水が作れます。

これは、金魚の体液濃度と同じくらいで、
体内に取り込む水の量が少なくなります。

その結果、
水を排出する力を使わないので、体力が回復しやすくなるんです。

塩水を使ったケアは約2週間程度続けてください。

それプラス、餌を3日間あげないのがコツだそうです。

塩水を使う飼い方の方が、簡単かもしれませんね。

金魚すくいの金魚の寿命はどれくらい?

どんな生き物でも寿命は周りの環境に大きく左右されますので、
金魚の寿命は何年ですと言い切るのは難しい話ですが、
金魚の中でも繊細と言われているランチュウでさえ、
品評会などでは2歳、3歳といった金魚は普通に見られます。

飼育環境でお話しをすると意外かもしれませんが、
屋内での水槽管理の方が長生きさせやすい事もあります。

水質の悪化が酷い水槽や過密水槽では少々厳しいですが、
ヒーターなどで15℃以上に管理し、
遊泳スペースをしっかり確保した低密度水槽であれば、
7~8年位長生きさせることは難しいことではありません。

このように金魚は想像以上に長生きをするものですが、
その金魚が長生きできるかどうかは、
飼育者の管理能力に左右されると言っても過言ではありません。

大切な金魚を1日でも長生きさせられるように、
日頃からの観察や世話を怠らないようにしましょう。

あとがき

金魚の寿命は一般的には10年~15年、
小学校入学とともに飼いだした金魚が、
高校生から成人の間まで生きる計算です。

驚きの長寿ですよね。

しかしこの寿命はいわゆる天寿を全うした状態。
つまり老衰で死んでしまう場合の寿命です。

金魚がどれぐらい生きるかについては、
その飼育環境が大きく関わっているようです。

誰でも、経験した事がある金魚すくい。

飼育環境を整えて、大事に育ててあげたいですね。