洗濯機の寿命ってどのくらいなんでしょうか?
毎日使っている洗濯機が突然動かなくなってしまったら、
汚れた洗濯物を目の前にして途方に暮れてしまいますよね。
洗濯機も簡単に買えるほどの手頃な値段ではないですし、
次の新しい洗濯機をどこで買うか、
また壊れた洗濯機はどう処分するかで、
かなり迷ってしまうことになるのではないでしょうか。
洗濯機のアレコレをまとめてみました。
洗濯機の寿命はどれくらい?
洗濯機を購入する際は、
吟味して性能のいいものを選んだはずだと思いますが、
実際 洗濯機って、どれくらいの間 稼働してくれるのでしょうか?
洗濯機の平均寿命についてご紹介します。
・洗濯機の寿命は何年?
「一般財団法人 家電製品協会」が、
平成24年に行った、使用家電の経過年数調査によれば、
洗濯機(全自動洗濯機、洗濯乾燥一体型、二層式、衣類乾燥機)の寿命は、
11.6年ということでした。
平成19年からの調査データを見る限り、
経過年数はほぼ横ばいであることが分かりました。
しかし、
一般的には洗濯機の寿命は目安として「6~8年程度」と言われています。
この理由は、これくらいの年月が経つと故障が多くなってくることと、
故障をしても修理交換をするための部品をメーカー側が保有していないからです。
部品の保有期間は、
洗濯機を安全に使用できる期間として6年から7年を設定していることから、
それ以上は保有しないことになっています。
交換の部品があるうちは、
修理ができて洗濯機の寿命を延ばすことができますが、
故障をしても修理ができないとなれば、
洗濯機の寿命と言わざるをえません。
実は、洗濯機の寿命は、
年数よりも使用回数で考えた方が正確に判断することができます。
洗濯機の寿命までの使用回数は約「2,500回」と言われています。
毎日1回洗濯をすると考えると、
計算上6~8年で寿命を迎えることになります。
このことから、
一般的には洗濯機の寿命は「6~8年程度」と言われているのです。
ご家庭によっては、
一日の洗濯回数も1回では終わらない場合もあります。
もし、一日で2回洗濯をするとなると、
寿命は3.4年になります。
3回洗濯をするのであれば、2.2年です。
ただし、2,500回使ったからと言って、
必ず寿命を迎えるわけではありませんが、
3,500回以上使うと何かしらの不具合が生じて、
買い替える必要に迫られるようです。
・縦型式とドラム式の洗濯機の寿命に違いはある?
気になる縦型式とドラム式の洗濯機の寿命ですが、
仕組みや構造について違いはあっても、
ほとんど寿命に違いはありません。
最先端の技術を取り入れてあっても、
メーカーの交換部品の製造、保有が終了してしまうので、
修理ができずに寿命ということになります。
洗濯機の平均寿命は、寿命は6~8年なんですね。
うちの洗濯機は何年目だったかなと気になったので、
チェックしてみます。
洗濯機を買い替える時期はいつ?
先ほど、洗濯機の寿命の話しをさせて頂きましたが、
買い替え時は6~8年を目安に考えてみてはいかがでしょうか?
そうは言っても、我が家の洗濯機は、
買ってから十年くらいになると思います。
一日の使用回数は、1.5回と言ったところでしょうか。
ときには洗濯機がかわいそうなくらい詰め込んで洗ったりします。
汚れのひどい物は、軽く手洗いしてから洗濯機に入れるので、
洗い残しに気づいたことはありませんが、
最近、ちょっと音が大きくなってきたような気がします。
ご近所に迷惑だったらいけないので、
夜遅くや早朝には、洗濯するのを控えるようにしています。
でも、洗濯機は、いつでもそこにあって、
毎日、洗濯物をキレイにできると思っているので、
突然壊れたりしたら、たちまち困ってしまいます。
“買い替え時は6~8年を目安に”
もう十分働いてくれたようです。
次に洗濯機を買う時は、もう少し大きめのものをが欲しいとか、
乾燥機付きのものがいいとか、
いろいろ考えていますが、
置き場所の問題もあるので、よく吟味しないといけませんね。
洗濯機の壊れる前兆は何?
洗濯機の寿命だとわかる症状を紹介したいと思います。
洗濯機が寿命に近づいてくると、
使っている際に何らかの不具合が出てきます。
これから紹介する故障のような症状が出たら、
修理できるうちは早急に修理することをおすすめします。
しかし、メーカーの交換部品の保有期間が過ぎていたら、
新しい洗濯機を買い替える心構えをしておきましょう。
★洗濯の途中ですぐに停止するようになった
洗濯の最中に、頻繁にエラー音を出して停止するようになったら、
寿命が近づいている兆候かもしれません。
ただし、すすぎや脱水の途中で、
給水から排水まで水の流れがうまくいっていなかったり、
洗濯物が片寄っていたりするとエラーが出て停止することがあります。
こういった症状は、洗濯物を詰め直したり、電源を一度切ったり、
再稼働させると解消されたりします。
ですが、
何も異常はなさそうなのにエラーが頻繁に出て停止する場合は、
洗濯機に内蔵されているコンピューター部分が壊れている可能性がありますので、
寿命がきたと考えるべきでしょう。
★洗濯機からガタガタとうるさい音がする
洗濯機は性質上、何らかの音はするものですが、
ガタガタとうるさい音がするようになったら、
モーター部分に何らかの異常が起きている可能性があります。
異音がしても、しばらくは使うことはできるのですが、
突然、全く動かなくなってしまう危険性があります。
修理を依頼するか、
じきに寿命が来ると捉えて買い替えを検討しましょう。
寿命によるものではなく、他によくあるケースとしては、
洗濯機の設置が安定していないという場合もあります。
洗濯機が水平に置かれているか確認をしてください。
★脱水ができなくなった
突然、脱水ができなくなってしまったら、まず以下のことを確認してください。
・洗濯ものが片寄っている
・排水ホースが正しくセットされていない
・排水溝がゴミで詰まっている
・洗濯機が傾いている
・蓋がきちんとしまっていない
これらを確認して、対応しても脱水がうまくいかないようなら、
洗濯機の寿命かもしれません。
原因として考えられるのは、
洗濯機内部の排水弁モーターが折れてしまい、
脱水ができなくなっているということです。
排水弁モーターは、
排水弁を開閉するときに一番稼働する部品ですので、
経年劣化は避けられません。
交換部品がメーカーに保有されておらず、
修理ができない場合は寿命であると諦めましょう。
★水漏れをするようになった
洗濯機の水漏れには色々な原因が考えられます。
給水や排水ホース関連の水漏れは、
応急処置をすれば使用することができますが、
洗濯機の水槽自体が故障している場合には寿命になります。
水漏れを起こしている場合には、
洗濯機を少し傾けて底の部分を確認してみましょう。
底の部分を確認するのが難しい場合は、
保証期間内であればメーカーに連絡をしてください。
保証期間が過ぎている場合は、
専門業者に依頼することをおすすめします。
洗濯機の寿命ではない水漏れのほとんどは、
排水ホースが原因の水漏れです。
主に2つのパターンがあります。
・排水ホースが劣化している
新しい排水ホースと交換しましょう。
・排水ホースバンドに緩みがある
新しい排水ホースとホースバンドを交換しましょう。
排水ホースには、
洗濯の際の水垢や糸くずが流れ込んできますので劣化は避けれず、
排水能力も落ちてきて水漏れの原因に繋がってしまいます。
時々、
点検がてら排水ホースの掃除をすると長持ちしてくれるでしょう。
★洗濯機の電源が入らない
電源が入らなくなったら、洗濯機の寿命であると判断してください。
時々コンピューターの誤作動により、
何度かコンセントを抜き差しして復旧する場合もありますが、
例外にすぎないので潔く寿命であると諦めてください。
★洗濯機から臭いがする
洗濯機から臭いがしたら、
内部にカビが生えていると思われます。
洗濯槽専用の洗剤を使って臭いが解消されれば問題ありませんが、
それでも臭いが取れない場合があります。
その場合は、カビがしっかりと内部に根を張ってしまって、
絶滅させるのが不可能であると考えられますので、
寿命であると考えて買い替えるのがよいでしょう。
あとがき
洗濯機の寿命を長持ちさせるコツを紹介したいと思います。
★カビを発生させない
洗濯機の寿命を長持ちさせたいのなら、
カビを発生させないことが重要なポイントとなります。
・お風呂の残り湯は使わない
お風呂の残り湯を使うと、水道代の節約になり、
汚れも溶けやすいのでよく落ちるというメリットはあります。
ですが、残り湯をくみ上げるポンプの電気代を考えると、
金銭的にほとんど節約は見込めません。
また、残り湯は時間が経つほど雑菌が増えていきます。
お風呂の残り湯は、カビが発生しやすい温度であり、
栄養源となる人間の皮脂や汗が入っています。
残り湯で洗濯をすると、
洗濯槽にカビが繁殖することになってしまいますので、
水道水を使うことをおすすめします。
★洗濯物を詰め込み過ぎない
★洗剤類を入れ過ぎない
★使い終えたら蛇口を閉める
★定期的にメンテナンスをする
等があります。
お風呂のお湯は使わない方が良さそうですね。