宮島に、弥山(みせん)という山がありますが、
頂上に登った事がありますか?
弥山に登る手段は、ロープウェイで登る方法、
それから、歩いて登るという方法があります。
歩いて登るのは結構大変なので、あまりおススメではないですが、
頂上に、登って見える瀬戸内海の風景が『絶景!』見事なんです。
風光明媚といっても、過言ではないような、
瀬戸内海に浮かぶ島々が、とても美しいです。
そして、瀬戸内海は、
島々が多い海なんだなと感じて頂けると思います。
その、島々を渡って四国に渡るのが、しまなみ海道です。
四国に、渡る手段は、3ルートあります。
・瀬戸大橋
瀬戸大橋(せとおおはし)は、
本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称です。
・明石大橋
淡路島から、鳴門大橋、そして徳島へと結ぶ橋です。
・しまなみ海道
広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、大橋です。
今治までの間の、島々を巡る橋です。
これら3つのルートがあるのですが、
今回は、しまなみ海道について話したいと思います。
しまなみ海道の観光スポットは?
しまなみ海道は、
前述のように瀬戸内海の島々を結ぶ高速道路ですが、
そこにはこの場所にしか存在しない、
瀬戸内海ならではの見どころが存在します。
例えば、瀬戸内海には大小さまざまな島々がありますが、
その自然が織りなす独特の風景は見るものの心を圧倒し、
また、ある時は癒してくれます。
因みに、瀬戸内海は国定公園にも指定されており、
いくつもの絶景スポットがしまなみ海道には存在します。
しまなみ海道は、
日本の歴史の中でも独得の歴史を誇る地域でもあるのです。
瀬戸内海という地理的条件から、
古来から水軍が盛んな地域でもあり、
しまなみ海道の島々は、有名な村上水軍の根拠地があった場所でもあります。
さらに、日本で最も古い神社の一つでもある、
大山祇神社やサイクリストの聖地など、
絶景スポット、サイクリング、歴史、といった、
様々な見所スポットを楽しめます。
また、しまなみ海道は美術館が多数存在する場所で、
美術館や博物館めぐりにも最適です。
基本的に各6つの島ごとに、それぞれを回るという回り方もありますが、
各島で特色が異なるため、焦点を絞って回るのがいいと思います。
しまなみ海道の6つの島々は、
それぞれ愛媛県今治市と広島県尾道市に属しています。
今治側から、大島、伯方島、大三島、生口島、因島、向島と連なります。
それぞれ6つの島の、観光スポットを紹介します。
★羽のような形が特徴の「多々羅大橋」
2本のコンクリートの柱から、鳥の羽のように張り出したワイヤーが美しく、
景観と安全性を兼ね備えた橋です。
しまなみ街道の中でも、
近代的な日本の技術を見ることができる貴重な橋でもあります。
場所 広島県尾道市生口島~愛媛県今治市大三島
★2種類の橋が組み合わさってできている「伯方・大島大橋」
伯方・大島大橋は、1971年(昭和46年)に完成しました。
桁橋と吊橋が異なる建造方法という、
しまなみ街道の中でも珍しい造りの橋です。
大三島の鷲ヶ頭山(わしがとうざん)、
大島のカレイ展望台からの絶景がおすすめです。
住所 愛媛県今治市伯方島〜愛媛県今治市大島
★東洋一のアーチ状橋「大三島橋」
海上から見ると、自然と人工物がマッチしたすばらしい景観です。
橋全体の景観を見たい場合は、
鼻栗展望台や熊口港から見るのがおすすめです。
場所 愛媛県今治市大三島~愛媛県今治市伯方島
大三島にはあの『ハッカッタッノッシオ!』の工場があります。
★現代建築の代表格「伊藤豊雄、建築ミュージアム」
伊東豊雄 建築ミュージアムは、建物自体が作品なのです。
ぜひ外側からも、伊東豊雄 建築ミュージアム全体を鑑賞してみてください。
そして、どちらの建物からも、
美しいしまなみ海道の海を眺めることができるでしょう。
海に映える伊東豊雄 建築ミュージアムと、しまなみ海道の景色は、
きっと忘れられない風景になりますよ。
場所 愛媛県今治市大三島町浦戸2418(大三島)
★恋人の聖地「千光寺・千光寺公園」
尾道市のポストカードにも千光寺公園から撮影した写真が使われるほど、
景色が良い場所としてSNSでも評判になっています。
遊歩道の文学の小道があったり、
恋人の聖地としてデートスポットにもなっています。
住所 広島県尾道市東土堂町15-1
気になられた、場所がありましたか?どこも絶景なので是非!
しまなみ海道の見どころとモデルコースは?
しまなみ海道の見どころを、モデルコースと一緒にご紹介します。
まず一日目は、愛媛県松山市からスタート!
松山城を、堪能しましょう。
城内は広大なため、見学には最低でも2時間は必要です。
それから、道後温泉へ。
道後温泉に到着したら、夕食まで温泉街の散策を楽しみましょう。
道後温泉駅前の放生園にある「坊っちゃんカラクリ時計」は、
1994年 道後温泉本館100周年を記念して作られました。
ここで一泊します。
2日目はメインの「しまなみ海道」の観光です。
遅くとも8時にはホテルを出発しましょう。
最初の見学地の来島海峡SAは、
しまなみ海道で唯一のサービスエリアです。
道後温泉からは車で約50分です。
エリアから眺めることのできる「来島海峡大橋」は、
約11年もの歳月をかけて架けられた世界初の3連吊り橋です。
瀬戸内海の来島海峡を跨いで愛媛県今治市と芸予諸島の大島を結んでいます。
案内所では、しまなみ海道の詳しい資料を入手することもできます。
それから、大三島へ。
大三島にある「大山祇(おおやまづみ)神社」は、
古来より武将たちの信仰が篤く、
日本総鎮守と呼ばれ全国に約1万社の分社を持つ、
しまなみ海道随一のパワースポットです。
参拝時間の目安は、30分から40分です。
多々羅大橋を渡って大三島から、広島県尾道市の生口島に渡ったら、
「耕三寺博物館」へ行ってみましょう。
耕三寺は、
地元の瀬戸田町出身の実業家である耕三寺耕三氏が、
母の供養のために1934年、僧籍に入り、建立した浄土真宗本願寺派の寺院です。
見学時間は、約60分です。
2日目の午後、しまなみ海道のフィナーレ尾道を目指しましょう。
日本三古湯の道後温泉に宿泊し、
愛媛県今治市から瀬戸内海に架かる巨大橋を渡って、
広島県尾道市へと抜けるしまなみ海道のドライブは、まさにみどころ満載で、
海峡を渡る風にふれあう旅情と、
絶景を満喫することのできるゴールデンコースです。
「千光寺公園」からは、
マイカーであれば山陽自動車道の福山西ICから帰路につけます。
JR松山駅からレンタカー利用であれば、
山陽新幹線のJR福山駅で乗り捨てて、新幹線で帰路につきましょう。
しまなみ海道のおススメのグルメは何?
★大漁
大漁です。
大漁は、しまなみ海道大三島ICから車で10分、
愛媛県今治市の大三島にある、『海鮮料理』が人気のお店です。
休日にはものすごい行列ができる人気店で、
テーブル席と座敷席があり、丼物メニュー以外は、セルフ方式で、
ずらりと並んだ中から好きなものを取ることができます。
★食堂みつばち
食堂みつばちの人気ランチメニューは、
『みかんとピラフのデミソース・オムライス』です。
地元大島産のこだわりの卵使っており、
ごはんが普通のごはんとは違って『みかんごはん』なんです。
みかんの酸味も程よく、デミソースと一緒に食べると酸味が倍増され、
相性が抜群です。
さらにサラダとスープがついてきます。
また、ケーキプレートは別オーダーできます。
★伊予水軍
伊予水軍のおすすめは、
来島海峡の新鮮な魚介類を使った海鮮料理です。
ランチのおすすめは、一番人気の『来島定食』です。
突き出しと目の前の海で取れた新鮮な魚の刺身、鯛釜めし、天ぷら、汁物、
香の物がついてきます。
定食の豪華版『伊予の風』は、
突き出し2種類、刺身、唐揚げ、あら炊き、釜めし、茶碗蒸し、汁物、
香の物がついた『豪華海鮮定食』です。
しまなみ海道は、海が近いので、お魚がメインになりますが、
他にも、お好み焼き等、色々あります。
店が多くて紹介しきれないのが残念です。
あとがき
しまなみ海道の観光スポットはいかがでしたでしょうか?
しまなみ海道を渡った時は、
景色というか、瀬戸内海の美しさと雄大さに感動しました。
しまなみ海道ではなくても、
尾道美術館から見える展望も、とても綺麗です。
まだまだ、紹介しきれていませんが、
お越しの際は下調べをして、お越しくださいね。