昔から万能薬として使われてきたりんご酢は、
ダイエットを成功させる鍵を握ると注目されています。
しかも、血糖値のコントロールから心臓の健康改善まで、
幅広い健康効果もあると言われています。
最近では、
お茶やスムージー、サラダドレッシングなど、
食べ物や飲み物にリンゴ酢が入っていることも、
よく目にするのではないでしょうか。
今回は、
りんご酢の効果的な飲み方、飲むタイミング、
美味しく飲む方法を紹介したいと思います。
りんご酢の効果的な飲み方は?
リンゴ酢は、ほかのお酢と同じく酢酸を含むため、
そのまま飲むと胃を痛めてしまう可能性があります。
ですので、
水や牛乳で割って飲むのがおススメです。
割って飲むことで、
お酢の独特な酸味が抑えられ、
マイルドな仕上がりになります。
酢には様々な健康効果があり、
近年テレビや雑誌でも数多く取り上げられています。
その中でも特に高い効果が期待されているものを紹介します。
■ダイエット効果
酢に含まれている酢酸、クエン酸、アミノ酸が、
ダイエットに効果があると言われています。
酢酸には脂肪の蓄積を抑える効果があります。
さらにクエン酸で体内の脂肪をエネルギーに変えて消費し、
アミノ酸で脂肪の燃焼を促す効果が期待されています。
運動する30分~1時間前に酢を摂取して運動すると、
最も効率が良いと言われています。
■疲労回復効果
お酢に含まれるアミノ酸とクエン酸が、
疲労回復のスピードを速めてくれる効果があります。
運動の後や、
忙しい仕事の後に酢を摂り入れると、
効率よく疲労回復を行ってくれます。
■血糖値の上昇を抑える
血糖値は主に食事を介して上がっていきます。
食事をとることで急激に上がってしまった血糖値を、
抑える効果が酢にはあります。
■抗菌作用
古くから伝わる知恵で、
酢を使って、
食べ物を傷みにくくするという言い伝えがあります。
実はこの効果が、
実際に科学的面からも検証され、
細菌の繁殖を抑える効果があることが発見されました。
大腸菌やサルモネラ菌など、
人間の身体に害を及ぼす菌に対しても効果が実証されています。
■腸内環境を整える
酢に含まれる酢酸には、
腸内の悪玉菌の増殖を抑えるなど、
腸内環境を整える効果があります。
原液ではなく、
薄めた酢でもこの効果が得られます。
便通も良くなるので、
便秘対策にも効果が期待されています。
りんご酢を効果的に飲むタイミングは?
りんご酢を飲むタイミングは、
1日に飲む回数は1~2回、
飲む量も1回あたり最大で大さじ2杯程度に収めましょう。
血糖値の上昇を抑えるのが目的であれば、
食事と一緒に摂るのがイチオシです。
食前に摂るのも効果的と言われていますが、
空腹時は胃への負担が大きくなってしまう可能性があるので、
気を付けましょう。
リンゴ酢に期待する健康効果と、
胃の調子を考えながら、りんご酢を摂取して下さい。
そして、りんご酢を朝飲むなら、
歯を磨いてから飲むのが良いと言われています。
酸による歯の侵食が起こる前に、
酸蝕(酸によって歯が溶ける症状)
を防ぐ効果のある歯磨き粉をつけて、
ブラッシングするのがおススメです。
もしくは酸による侵食のあと、
フッ素入りのマウスウォッシュで口の中をすすぐことで、
侵食を和らげることができるでしょう。
りんご酢のデメリット①
酢酸成分で歯や胃を荒らしてしまう
酢には酢酸(さくさん)成分と呼ばれる酸が含まれています。
酸というだけあって、
多少なりとも物を溶かす力があります。
歯の表面はエナメル質という膜で覆われていて、
これらが溶けてしまうと虫歯になったり知覚過敏になったり、
口腔内トラブルの原因となってしまいます。
また、胃腸の弱い方も注意です。
酢酸成分が胃腸内を刺激して荒れてしまい、
胃痛の原因となってしまうこともあります。
りんご酢デメリット②
原液で飲まないことが大切
酢は調味料です。
調味料をそのまま飲むということは、
その他の調味料でもしないと思います。
基本的にはお料理に使って頂き、
多めの炭酸や水で割るなどして摂取すると良いです。
特にお料理に混ぜていただくと、
噛んだ際に出る唾液が、酢の酢酸成分を中和してくれます。
お料理の美味しい味と酢の健康効果が得られるので、
非常に効率が良いと思われます。
・お酢のドリンクの後はうがいを
酢の成分をダイレクトに得たい場合は、
やはり酢ドリンクが手軽ですが、
酢酸成分もダイレクトに受けてしまうので、
この場合は飲んだ後にうがいをすることが大切です。
口内に残った酢酸成分をうがいで除去して、
歯のエナメル質を酢酸から守る事ができます。
うがいする場所がない際には、
水やお茶で歯に付いている酢をすすぐよう飲むのも効果的です。
メリットが多いりんご酢ですが、
デメリットも報告されています。
一日に摂取する量と、
飲むタイミングを良く確認して飲む様にしましょう。
りんご酢を美味しく飲む方法は?
りんご酢は、牛乳で割ったり、
水で割ったりして飲むととても美味しいですよね。
ですが、
これだけだと、飽きてしまいそうです。
牛乳や水以外で、
美味しく飲める方法を紹介したいと思います。
★はちみつりんご酢
材料と作り方
【材料】
・はちみつ 小さじ2
・りんご酢 小さじ1.5
・レモン汁 小さじ1
【作り方】
1.グラスに全ての材料と氷を入れ、
水を入れたらよくまぜれば出来上がりです。
★りんご酢とブルーベリー
材料と作り方
【材料】
・りんご酢 小さじ2
・ブルーベリージャム 大さじ1.5
・水 100cc
・湯 50cc
・レモン汁 小さじ1
・氷 お好みで
【作り方】
1.耐熱のグラスにジャムと熱湯を入れ、よく混ぜます。
2.その他の材料を加え混ぜ、氷を入れたら出来上がりです。
★りんご紅茶
材料と作り方
【材料】
・紅茶のティーバッグ 1個
・熱湯 200cc
・砂糖 小さじ1
・りんご酢 小さじ1
【作り方】
1.カップにティーバッグを入れ、熱湯を注ぎ入れます。
2.砂糖とりんご酢を加えたら完成です。
★りんご酢入りグレープソーダ
材料と作り方
【材料】
・水 50cc
・重曹(食用のもの) 小さじ1/2
・100%グレープジュース 150cc
・りんご酢 大さじ1~2(お好みで調整)
・レモン汁 大さじ1
【作り方】
1.グラスに重曹と水を入れ、しっかり混ぜ氷を入れます。
2.グレープジュースを入れ、軽く混ぜましょう。
3.りんご酢を入れ混ぜたら、
レモン汁を入れて混ぜれば出来上がりです。
あとがき
りんご酢は毎日少しずつ飲むことで、
健康や美容に効果があると言われています。
「この飲み方なら、飽きずに続けられそう」と思われた、
あなた好みの飲み方はありましたか?
王道の水割り以外にも、
お好みのアレンジ方法を試すと楽しく続けられそうですね。
なお、
お酢は空腹時にたくさん摂取すると、
胃に負担がかかる場合があります。
量を加減しながら、おいしく飲んでくださいね。