蜂蜜の効果や効能とは?はちみつの悪いところや効果的な食べ方は?

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蜂蜜はカラダに良いと言われています。

世界中には古来、
はちみつについての文献がたくさん残っています。

では、蜂蜜の何が良いのでしょうか?

知っているようで知らなかった
蜂蜜の効果や効能、
そして、
はちみつの悪いところや効果的な食べ方など、
ハチミツについてのお話しをまとめてみました。

蜂蜜の効果や効能とは?

まず、最初に、蜂蜜とは?ですが。

蜂蜜(はちみつ)とは、
ミツバチが花の蜜(花蜜)を採集し、
巣の中で加工、貯蔵したものをいい、
自然界で最も甘い蜜といわれます。

花蜜の成分であるショ糖を、
ミツバチの体内で唾液酵素などによって
ブドウ糖と果糖に分解したものを巣に蓄え、
羽ばたきによって水分を蒸発させ、
糖度が80%になるまで濃縮されたものです。

約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、
ビタミン、ミネラルなど微量の有効成分を含み、
味や色は蜜源植物によって様々です。

ハチミツの成分で最も多いのは
ブドウ糖と果糖で、その次が水分です。

そのほかには、
僅かですがショ糖・有機酸・ミネラル類・ビタミン類
アミノ酸・酵素などが含まれます。

その割合は、はちみつの種類によって違いますが、
そのことが種類の違うハチミツの
個性的な特徴を構成する要素として働いています。

「ブドウ糖」と「果糖」を総称して、
「転化糖」と言います。

これは、ショ糖が酵素によって分解されて
より単純な糖類に転化するからです。

この様な糖類を単糖類ともいいます。

多糖類に比べると構造が単純で、
単糖類は、
これ以上分解される事がないので、
体内に入ると短時間で吸収されます。

ブドウ糖・果糖が主成分のハチミツは
とても合理的な栄養源なのです。

米や麦などの澱粉(炭水化物)は、
体内で酵素の働きにより分解され、
最後にブドウ糖になります。

砂糖も分解する過程を経て最後にブドウ糖になります。

ハチミツの主成分であるブドウ糖と果糖は
そのまま吸収されるので、
まったく胃腸の負担になりません。

病気などで体力が衰え、
食欲がない病人にブドウ糖を点滴するのはこのためです。

■蜂蜜の種類

蜂蜜には、3種類あります。

・純粋はちみつ

ハチが作った蜂蜜に何も混ぜられていないもの。

国産では水分含有量が23%以下、
海外産では20%以下という基準もあります。

・精製はちみつ

蜂蜜から、
においや色を取り除き加工したものです。

においや色があると、
清涼飲料水や食品加工には使いづらいため、
精製はちみつが用いられています。

加工により本来の栄養素は壊れてしまい、
糖分としての役割しか果たしません。

・加糖はちみつ

はちみつに果糖ブドウ糖液を加えたもので、
はちみつの含有量が全体の60%以上のものをいいます。

このうち、「精製はちみつ」と「加糖はちみつ」の2つは、
「はちみつ加工品」です。

加工品なので、
本来持つ栄養価が大きく損なわれてしまっています。

はちみつは栄養の宝庫なのですが、
加工品ではその栄養素を充分に受けることはできません。

はちみつの健康効果を存分に受けるためには、
純粋はちみつを選ぶことが重要となります。

・非加熱の蜂蜜について

熱を加えていないのが本当の蜂蜜であるということです。

はちみつは熱を加えてしまいますと、
風味は飛び、エグミが出てきます。

はちみつを食べたときに、
喉の奥に引っかかるような感じがしたことありませんか?

あれが熱を加えたはちみつ独特のエグミです。

また、栄養面で見ても酵素が死活してしまい、
はちみつ本来の栄養を
受け取ることができなくなってしまいます。

蜂蜜を選ぶ時は、
純正、非加熱の蜂蜜を選びましょう。

■蜂蜜の効果効能

ここで紹介する、蜂蜜の効果効能は、
非加熱、純正はちみつによるものです。

・疲労回復効果

はちみつの糖分は、単糖類に分類されます。

単糖類とは、それ以上分解する必要なく消化吸収される、
消化器に負担をかけない糖分です。

そのため、エネルギーに変わるのも早く、
体力を消耗した体に早く効きます。

・殺菌効果

はちみつに含まれるグルコン酸には、
殺菌作用があります。

また、強い殺菌力を持つ過酸化水素を作る
グルコースオキシターゼという酵素も含まれています。

このため、ダブルで殺菌効果を発揮します。

喉の痛みや咳止め、
口内炎などにも効果があるといわれています。

また、
はちみつの中でも、
さらに強力な殺菌力をもつ「マヌカハニー」は、
インフルエンザなどの
ウイルス対策にも有効だといわれています。

・ダイエットにも効果的

砂糖の甘みを蜂蜜で代用しようとすると、
砂糖大さじ3杯に対し、蜂蜜は大さじ1杯で済みます。

さらに、カロリーは砂糖の4分の3しかありません。

また、
はちみつには血糖値を調整する機能があるため、
脂肪がつきにくいというダイエット効果があります。

はちみつの摂取後、
ブドウ糖はすぐに血液中に吸収されますが、
果糖はゆっくり吸収されます。

この差により血糖濃度が調節され、
肝臓が糖分を処理できるため、
「余った糖分が脂肪に変わる」という危険が少ないのです。

・二日酔いや花粉症にも

はちみつに含まれるビタミンB2は、
肝機能を高めるため、二日酔いにも効果があります。

また、花粉症の予防・改善にも効果があります。

・腸内環境を整えて身体を快眠に

非加熱はちみつには、
「グルコン酸」という大腸まで届いてビフィズス菌を増やし、
悪玉菌を抑える成分が含まれています。

グルコン酸は身近なもので言うと、
大豆や味噌などに含まれていますが、
それよりも約30倍ものグルコン酸が含まれています。

非加熱はちみつには、
グルコン酸の他にも乳酸菌やオリゴ糖などの
お腹に優しい成分も含まれているので、
根本的に腸内を綺麗にしてくれる働きもあります。

ここで腸内フローラが整うことで便秘やがん、
アレルギーの予防や軽減などにも繋がっていく
嬉しい効果があると言われています。

そして、質の良い睡眠を獲得するためには、
「肝臓グリコーゲン」という成分が必要なのです。

非加熱の蜂蜜は、
通常の蜂蜜と比較して、
この肝臓グリコーゲン生成効率が22%も高いとされています。

肝臓グリコーゲンが増えることによって、
良質な睡眠を取ることができるので、
最近中々寝られないという人にオススメです。

はちみつの悪いところは?

よく耳にする言葉ですが、
非加熱の蜂蜜で大切なことは、
「1歳未満の子どもには絶対に与えない」ということです。

1歳未満の乳児には腸機能がしっかり発達しておらず、
蜂蜜に含まれるボツリヌス菌に、
対応できない身体だからです。

乳児には、与えない様にしましょう。

・取りすぎに注意

取りすぎは健康的な影響も出てくると言われています。

基本的に1日の目安としては、
1日に最適な摂取量はおよそ30g(大さじ2杯)で、
朝、昼、晩の3回に分けて、
1回に10gずつ摂るのがおすすめとされています。

40gまでなら、
健康に影響が出ることはないと証明されていますが、
それ以上の摂取は太る原因や下痢といった
健康被害に繋がったりとするので
はちみつの過剰摂取は控えましょう。

蜂蜜の効果的な食べ方は?

■ショウガと酢と一緒に食べて抗菌効果をUP

ショウガと酢には、強い殺菌・抗菌作用があるので、
ハチミツと合わせることで
その効果がグッと高まるということです。

【作り方】

①新生姜100gをスライスして、
お湯で3分湯でしっかり水気をきる。

②酢50mlとハチミツ大さじ1杯、
塩ひとつまみを混ぜたものを清潔な容器に入れ
①を漬け込む。

簡単に作れますので、
新生姜が手に入ったら、作り置きしてはいかがでしょうか。

■血管の健康にもっと良い蜂蜜の摂り方

もともとハチミツには、
フラボノイドという血管に良い成分が含まれています。

フラボノイドは、
血液中の悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、
血管を広げ、詰まりを防ぐなど、
動脈硬化の予防効果があるそうです。

「コーヒー」と合わせると、
さらに血管に良い効果が得られるといいます。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分は、
ハチミツと同様に、
悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあるそうです。

ハチミツをコーヒーに入れて飲むと
血管の老化を抑える効果をさらに高められると言われています。

【飲み方】

コーヒーにハチミツを入れて飲みます。

ホットでもアイスでも効果が失われることはないそうですので、
いつものコーヒーにハチミツを入れてお楽しみください。

■シミの原因になるメラニンの生成を抑える

ハチミツとシナモンを混ぜて舐めると、
シミの予防に良いと言われています。

シナモンと蜂蜜を混ぜて飲むだけです。

試してみる価値はありそうですね。

あとがき

非加熱の蜂蜜は、
疲労回復や免疫力の向上といった
高い効果は成人の大人には見られますが、
身体に良いものでも、
何事も取り入れ過ぎると毒となり身体に影響もあるので、
バランスが大切になってきます。

また絶対大切な事は、
1歳未満のお子さんには蜂蜜を与えてはならない事です。

はちみつを与えるのは1歳を過ぎてからと、
厚生労働省が明記しておりますが、
1歳を過ぎてから、
少しずつ食べさせて様子を見るのが
一番好ましいのではないかなと思います。