食物アレルギーの症状が出たら受診するのは何科?受診のタイミングはいつ?

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私は、食物アレルギーといえるかどうか分かりませんが、
乳製品がダメなんです。

どうダメなのかというと、
牛乳を飲むと、お腹がゴロゴロして、お腹が痛くなるんです。

私の体は牛乳を、分解できないようなんです。

あと、山芋。

美味しくて、大好きなのですが、
皮を剥くと、手がとても痒くなります。

山芋料理を作る時は、手袋をして調理をします。

これも、山芋アレルギーなのでしょうね。

それから、季節でいうと、
春花粉は大丈夫なのですが、
秋アレルギーの傾向があるようです。

症状が、ひどい時は、
耳鼻咽喉科や内科でアレルギーのお薬を貰っています。

もし、食物アレルギーがでたら…

何かを、受診したらいいのでしょうか?

対処法はあるのでしょうか?

それらについて、お話したいと思います。

  

食物アレルギーの症状が出たら受診するのは何科?

私たちの体には、有害な細菌やウイルスなどの病原体から体を守る、
「免疫」という働きがあります。

食物アレルギーはこの「免疫」が、本来無害なはずの食べ物に対して、
過敏に反応してしまうようになった状態のことをいいます。

通常、食べ物は異物として認識しないようにする仕組みが働き、
免疫反応をおこさずに栄養として吸収する事が出来るのですが、
免疫反応を調整する仕組みに問題があったり、
消化・吸収機能が未熟だと、
食べ物を異物として認識してしまうことがあります。

それによって起こるアレルギー反応が「食物アレルギー」です。

異物として認識された食べ物成分(アレルゲン)を排除するために、
アレルギー反応が起こり、
また腸から吸収されたアレルゲンが血液にのって全身に運ばれるため、
眼・鼻・のど・肺・皮膚・腸などでさまざまな症状が現われます。

食物アレルギーは、食べ物を食べた時だけでなく、
触ったり、吸い込んだり、
注射として体内に入ったりした時にも起こります。

食物アレルゲンには…

食物アレルギーを引き起こすアレルゲン食品として、
卵、牛乳、小麦の割合が多くなっています。

その他、
さばやいかなどの魚介類、
バナナやキウイフルーツなどのフルーツ、大豆
ピーナッツ、蕎麦などがあります。

これらのアレルゲン食品は、
年齢によって割合が異なります。

また年齢と共に原因食物は
変化していきます。

これらの、アレルゲンで、アレルギーを起こした場合、
何科に受診すれば良いのでしょうか?

近年は、
アレルギーを専門に診てくれる、病院も増えてきました。

近くに、アレルギー専門の病院があれば、そこが良いと思います。

しかし、近くにない場合や、
急を要する場合は、内科でも良いと思います。

食物アレルギー症状による対応は?

即時型食物アレルギーの症状ですが、

★食べた後に、かおや体にポツポツとじんましんが出てきた。

★食べた後に、喉がイガイガして元気がなくなってきて嘔吐した。

★食べた後に、咳が出て来て、全身が赤くなって息が苦しくなった。

等が、主な症状です。

食物アレルギーの診断は、
食べたときの症状をしっかりと把握することが一番大切です。

食べた食品や量、症状の様子、
食べてから症状出現までの時間などを専門医が確認すれば、
食物アレルギーによる症状かどうか、大部分は予測をつけることができます。

もし、血圧が下がる、意識を失うなどのショック症状があらわれたときには、
緊急に対応し、
できるだけ早くアドレナリンを筋肉注射する必要があります。

医療機関に連絡し、
救急車を利用して速やかに受診するようにしてください。

また、
以前にアナフィラキシーショックを起こしたことがある患者さん、
または起こす可能性の高い患者さんには、
お医者さんからアドレナリン自己注射薬が処方されることがあります。

このような患者さんがアナフィラキシーショックを起こした場合は、
速やかに筋肉注射を行ってください。

アドレナリン自己注射薬は、
患者さん本人またはご家族の方が打つのが基本ですが、
園・学校などで緊急の場に居合わせた職員の方、
または救急救命士が打つことも可能です。

ただし、
注射の後は、救急車などでただちに医療機関を受診するようにしてください。

食物アレルギーの症状による受診するタイミングは?

食物アレルギーを発症したかも知れないと思ったら、
まず速やかに病院に行ってください。

何かを食べてじんましんが出たからといって、
食物アレルギーだとは断言できません。

このため、食物を自己判断で除去することは、
不要な除去を増やすだけですので、絶対に避けてください。

必ず病院へ行って、
専門の医師に食物アレルギーかどうかを診てもらうようにしてください。

病院では、
食習慣や摂取時の状況などの問診が行われます。

次に皮膚テストや血液検査などで原因物質を推定し、
食物アレルギーかどうかの判断基準とします。

皮膚テストでは、
皮膚に小さなキズをつけて試験用の卵や牛乳をたらし、
反応が起こるかどうかを検査します。

これはプリックテストと呼ばれています。

血液検査では、
アレルギー反応を引き起こすIgE抗体(免疫グロブリンE)が、
血流中にあるかどうかを調べ、
アレルゲン(アレルギーの原因物質)を推定します。

IgE抗体は食物別に測定することができます。

卵白に反応するIgE抗体や、
牛乳に反応するIgE抗体があることが分かれば、
該当する食物アレルギーの可能性が高いと判断できます。

大事なことは、
これら検査の結果は食物アレルギーを診断する根拠にはならないということです。

あくまでも食物アレルギーの診断は、食べて症状が出るかどうかですので、
誘発された症状や検査結果を目安として、
最終的には食物負荷試験を実施することになります。

アレルギー症状が出たら、
早めに受診してください。自己判断は禁物です。

あとがき

今まで、食べても何でもなくても、
突然アレルギー症状を発症する事があります。

それを、体質が変わったといいう人もいます。

先程も書きましたが、
皮ふに症状が現れることが多い様ですね。

じんましん、発疹が出たら、すぐ受診してくださいね。