ごぼうの栄養成分って何?体に悪いって言われるけどごぼうのいいところは?


ごぼうは、お正月料理にごぼうは欠かせない野菜です。

関西地方のおせち料理では
「黒豆、数の子、たたき牛蒡」が祝い肴、
三つ肴と言われているほどです。

お正月のごぼうに込められた意味は、
地面にしっかり根を張って
生きていけるようにということだそうです。

ごぼうの栄養素や、
ごぼうが体に悪いと言われている理由、
ごぼうのいいところについて紹介します。

ごぼうの栄養成分って何?

■ごぼうの旬

ごぼうは、11月~1月(晩秋~冬)が旬ですが、
5月頃には細めの新ごぼうが出回りますので、
6月~7月が新ごぼうの旬になります。

■ごぼうの選び方

・泥つきのもの。
・洗いごぼうは鮮度が落ちやすい。
・太さが均一で、太すぎないもの。
・ひげ根が少なく、コブがないもの。
・適度な湿り気があるもの。
・ひび割れたものは避ける。

■栄養

ごぼうには、
ビタミンB群やビタミンEなどがある程度含まれていますが、
一番よく知られている栄養として食物繊維があり、
ミネラルも比較的豊富です。

食物繊維と聞くと、便秘解消が思い浮かびますが、
ごぼうの食物繊維は、
水分を大量に吸収して、
便を軟らかくし便通を良くする栄養成分です。

その他にも、次のような効能があります。

・体に有益な腸内の善玉菌を増やして、
ビタミンB群やビタミンKなどの栄養を合成する働き

・腸からの糖分の吸収をゆるやかにして、
血糖値の急激な上昇を防ぎ、糖尿病を予防します。

・体内の余分なナトリウム(塩分)や
コレステロール、老廃物を排出

・ガンの予防(特に大腸がん)や、動脈硬化の予防など

食物繊維は、
たんぱく質やビタミン、ミネラルのように
腸から吸収されて働く栄養ではなく
体のエネルギーになることもありません。

しかし、
研究が進むにつれていろいろな効能が確認されています。

ごぼうには、
最近注目されている「ポリフェノール」が、
多く含まれていることがわかっています。

ポリフェノールは、
体に有害な活性酸素を分解して、
老化や生活習慣病を、予防する栄養成分です。

ごぼうが体に悪いって言われるのはなぜ?

ごぼうのあくは、体に悪いのか気になりますよね。

アクというと、やはり体に悪いイメージがあります。

しかし、
ごぼうのアクには体に良い成分が含まれているのです。

ほとんどの植物には、
外的から身を守る為に
タンニン等の強いアクを持っているのです。

アクとは、えぐみや苦み、
渋みなどの味を与える物質を指すものです。

調理中に溶け出し、料理の味や色を変え、
さらには消化吸収を損ねる場合もあります。

そのアクを取り除くことで、
料理を野菜のおいしさを引き立てたり、
野菜の色合いを良くしたり、
体に害のある成分を取ってくれたりと、
さまざまなことに良いと言われているのです。

野菜のアクには、
天然毒と抗酸化成分の2種類あります。

天然毒とは、発がん性のあるものや、
カルシウムや鉄分の吸収を悪くし、
結成気を作る原因となるアクのことです。

抗酸化成分とは、
抗酸化作用のあるポリフェノールが、
含まれているアクのことです。

天然毒と言われるアクは、
体に害のあるアクなので、体には良くありません。

アクは体に悪いというイメージすが、
天然毒と言われるアクの方のことを指しているのです。

天然毒と言われる成分には、
ほうれん草や春菊に含まれるシュウ酸、
ワラビやゼンマイなどに含まれる
サイカシンなどのことを指すのです。

シュウ酸には、
カルシウムや鉄分の吸収を悪くし、
結石を作る原因とも言われているのです。

また、
サイカシンには発がん性があると言われています。

ごぼうのいいところは?

■ごぼうの効能

ごぼうといえば 便秘予防! 
と連想する方も少なくないかも知れません。

ごぼうの代表的な成分である「食物繊維」は、
「腸」にとっては邪魔な存在なので、
早く体外に排出しようとするために、
便秘に効果が出てくるのです。

その他、
コレステロールをコントロールし、
さらに近年では、
腸がんの予防にも、
重要な働きのあることが確かめられてきたそうです。

また、便通を良くするので肌を整え、
せきやたん、口内炎、湿疹にも薬効があります。

さらに、
利尿効果があることから
腎臓の機能アップにも役立つ野菜なのです。

多くの薬効を持つごぼうは、
できるだけ繊維を失わないように食べるのがコツです。

ただし、アレルギーの人の食べ過ぎは禁物です。

・便秘・がん予防

繊維は栄養ではないのですが、
腸を刺激し、コレステロールを低下させ、
発ガン性物質などの有害物質を排泄する働きがあります。

常食すれば、
便通がよくなり便秘も解消されます。

簡単なごぼう料理はきんぴらです。

せん切りの方が歯ざわりがよく繊維も豊富です。

ごぼうはあくが強いので、
水か酢水にさらしますが、
さらしすぎないようにしましょう。

・動脈硬化予防

コレステロール低下に役立つことから、
動脈硬化予防にも用いることができます。

半本ほどのごぼうをささがきにして水につけ、
洗ったご飯と一緒に火にかけておかゆにします。

常食すれば予防になります。

・胃けいれん

新ごぼうの季節はほんのわずかですが、
胃けいれんには新ごぼうが効果的なのです。

ごぼうを洗い、すり鉢に入れ、
つきながらつぶし、そのつき汁を集めます。

コップ半量を温めて飲みます。

胃けいれんが起こってから、
2~3回飲むとやわらいでくるでしょう。

・せきやたん

昔からせきやたんの薬として用いられてきました。

ごぼうを洗っておろし金ですりおろし、
そのしぼり汁を飲みます。

盃に1~2杯くらいを3~4回飲むと、
せきは治まり、たんもきれてきます。

・口内炎

舌先や口内に炎症が起こったときには、
おろし汁に水を加えて、
それで一日に何回もうがいをします。

すぐに痛みがとれなければ、
水を加えずにおろし汁でうがいします。

・虫刺されや湿疹

虫に刺され、
薬がないときには、
ごぼうのおろし汁を刺されたところに塗り込みます。

ごぼうのアクのタンニンが抗菌、消炎に効き目がありますから、
かゆみ、痛みが引いてきます。

・あせも

汗で皮膚が汚れているところを、汚れた手でかくと、
そこに細菌が作用し炎症が生じ、かゆみを伴います。

ごぼうの抗菌、消炎作用を利用します。

ごぼうを刻んだものをさらし袋などに入れ、
水から沸かして入浴しますと、かゆみが治まってきます。

あとがき

ごぼうの保存方法を紹介します。

買ったときに、
すでにきれいに洗ってあるごぼうは、
湿らせた新聞紙で包み、
保存袋に入れて野菜庫で保存します。

泥が付いたごぼうの場合は、
ごぼうの頭を少し出して、
土に埋めておくと長期保存ができ、栄養も保たれます。

乾燥に弱いので、
風通しの良いところには置かないようにしましょう。


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