らっきょうの収穫時期はいつ?成分や効能効果と簡単な酢漬けの作り方

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らっきょうはおいしくて、
健康にとてもいい食材です。

しかし、どうしても脇役ととらえてしまいがちです。

でも、実はらっきょうは生活習慣病の予防など、
意外なパワーを持っています。

らっきょうを少し詳しくしることで、
らっきょうを見る目が変わってきます。

美味しくて体にもいい、
らっきょうのパワーをお伝えします。

  

らっきょうの収穫時期は?

 
らっきょうは寒さにも強く、
土壌の適応性も広いため、
全国の各地で栽培することができます。

通常は、夏から秋にかけて植え付け、
翌年の春から初夏にかけて収穫します。

 
地域によっても多少異なりますが、
一般的ならっきょうの収穫時期は6月初旬~6月下旬です。

らっきょうの収穫時期が6月初旬から6月下旬というと、
梅雨の季節をイメージする方も多いのではないでしょうか。

 
寒冷地でのらっきょうの収穫は7月初旬~7月下旬です。

また、暖地では5月下旬~6月中旬と、
若干ずれる場合もありますが、
収穫の目安は、地上部分の葉が枯れ始めてからとなります。

 
また、
3月や4月に早採りするらっきょうもあります。

日本では、早めに取られたらっきょうのことを、
「エシャロット」と呼んでいます。
 

らっきょうの効能効果


 
らっきょうは、カリウムを豊富に含んでいます。

カリウムは、体の中の余分な塩分を排出して、
血圧を抑える効果があります。

また、らっきょうにはビタミンB1のほか、
アリシンという成分も含んでいます。

アリシンには、血液が固まるのを防いで、
血液をサラサラにする効果があります。

さらにアリシンは、
ビタミンB1が体に吸収されるのを助けてくれます。

ビタミンB1は、疲れにも効果があるため、
疲労回復や滋養強壮効果も期待できます。

 
らっきょうは野菜の中でも特に多くの食物繊維を含んでいます。

らっきょう1個で、
成人の一日の食物繊維の必要量がとれてしまいます。

食物繊維は、整腸作用や便秘解消効果があります。

 
らっきょうに含まれる「ジアリルスルフィド」は、
解毒作用を持つ成分として知られています。

これは、肝機能を改善する働きがあるためです。

また、ジアリルスルフィドは、
抗ガン作用の効果が示唆されており、
特に大腸がんへの効果が期待されています。

また、胃がんの発生リスクを高める、
ヘリコバクター・ピロリ菌を消滅させる働きも期待されています。

「フルクタン」は、
らっきょうが健康食品として注目を集める最大の成分です。

フルクタンは、水溶性食物繊維であり、
水溶性食物繊維には、
コレステロールを腸内で吸着して排出させる働きがあります。

加えて、血糖値の上昇を抑える働きもあるので、
糖尿病の予防効果もあります。

また、ナトリウムの吸収抑制による血圧低下作用や、
ビフィズス菌をはじめとする腸内細菌生育促進効果もあります。

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簡単な『らっきょうの酢漬け』の作り方


 
らっきょう漬けは、保存食ですが、
数日つけただけでも十分美味しく食べることができます。

また、浅漬けや古漬けなど、
それぞれの美味しさがあります。

らっきょうの酢漬けは、重石を乗せて、
2週間くらいかけて作る方法もありますが、
とても簡単に、3日でできる方法もあります。

 
今回は、
簡単にだれでも3日でらっきょうの酢漬けが作れる方法をご紹介します。

作り方:(用意するもの:らっきょうと漬け汁と赤唐辛子)
    
*漬け汁は、酢+砂糖+塩+みりんを混ぜたもの

①漬ける前の下処理として、らっきょうは水で良く洗い、
残った皮は手で取り除いておきます。

先端と根を切り落として、もう一度水できれいに洗います。

その後、ザルに上げてよく水気を拭き取ります。

②酢、砂糖、塩、みりんを加えて、よくかき混ぜて漬け汁を作ります。

③密封できる容器に、らっきょうと漬け汁、赤唐辛子を入れます。

④冷蔵庫に入れて、出来上がりです。

3日目からおいしくいただけます。

しっかり密閉させて冷蔵庫で保存すれば、一年くらいもちます。

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あとがき

らっきょうの小さな粒の中には、
がんや糖尿病、心臓病などを予防する効果がぎっしりと詰まっています。

らっきょうは、ビタミンB1の吸収を高めるので、
ビタミンB1を多く含んだ食品と一緒に食べると効果的ですね。

「畑の薬」と呼ばれる理由も納得できます。

普段、カレーのよこにちょこっと乗っていたり、
脇役のらっきょうですが、
小さくてもパワーのつまった凄い食材でした。

今度らっきょうを見かけたら、
じっくりと味わってみてください。